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ワーカビリチーという言葉の意味を教えてください。
検索しても、説明が抽象的でよくわからないです、、

A 回答 (2件)

もちっと砕けて…


質問者さん、コンクリートの勉強?
なら建築の現場をイメージしてごらん。
コンクリートプラントからアジテータ車(ミキサー車)で現場に生コン(フレッシュコンクリート)が到着した。
今回は住宅なのでポンプ車は使わず人力での打設。
建築の型枠って土木と違って鉄筋が緻密なわけ。
コンクリートはモタモタしてると固化が始まってしまう。
よってアジテータ車が現場に到着したらサンプルを取りながら素早く打設をしなければならない。
狭い型枠の中に緻密に組まれた鉄筋、そこに重く手のかかる生コンを流し込む。
ただ流せばいいわけじゃない。
フレッシュコンクリートってけっこう粘性がある。
これがスランプ。
で、固い生コンって流れにくいし型枠の隅々までうまく回らない。
骨材と呼ばれる砂利も邪魔をする。
型枠や鉄筋の付近にすき間があるとジャンカと呼ぶ欠陥となってしまう。

ワーカビリティ=作業のしやすさ=コンクリートの打設のしやすさ

なら、固い(=スランプの小さい)コンクリートよりも柔らかい(=スランプの大きい)コンクリートのほうが打設しやすくなるのはイメージできる?

なら、なぜもっと柔らかくしないか?
生コンを柔らかくする=スランプを大きくするには水を加えるのが手っ取り早い。
ドロドロのスライムよりもサラサラの水のほうが隅々まで回るでしょ。
だが水は良質なコンクリートとするには害悪となる。
 ↑ ここ、わかります?
コンクリートは水和反応で固まるので水は必須なんだけど、必要以外のものは邪魔なんです。
水を減らす、つまり水セメント比は小さければ小さいほどいいんです。
水セメント比はJISでも決められてきるため好き勝手には調整できない。

先にお話しした土木工事だと、建築工事とスランプを比較して、建築の18程度に対して土木は8とかが普通、土木屋に言わせると
「何でそんなトロいコンクリートなんだ?」

ここに施工のしやすさ=生コンのワーカビリティと、固化したコンクリートの品質のジレンマが生まれる。
このジレンマが無ければワーカビリティと言う言葉は生まれないのでは?
鉄骨の建て方のワーカビリティ、クロスの貼り方のワーカビリティ、などとは言わないし。

○○ビリティ、、、ポータビリティ、コンパチビリティ、様々な言葉(造語含む)がありますね。
"able"に"-ity"が付いて,「○○できるという性質をもつこと,○○できる度合,○○できる能力」という意味になります。
workは「作業」と読み替えるとワーカビリティとは『作業のしやすさの度合』との意味かと。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます!
良質なコンクリートを使用するほどスランプ値が小さいためワーカビリティは悪くなるという解釈でよろしいのでしょうか、、?

お礼日時:2021/02/09 12:40

ワーカビリティーとは、単純にコンクリートの運搬や打設のときの作業性を表します。


この作業性とは、材料分離を生じることなく、運搬、打込み、締固め、仕上げなどの作業が容易に出きるフレッシュコンクリートの性質をいう。
また、フレッシュコンクリートとは、まだ固まらない状態にあるコンクリートをいう。
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