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社会福祉士の勉強をしてます。 
教科書に
「最近では、エコロジカルモデルやシステムモデルに準拠した統合的アセスメントが主流となっている。」
とありました。
エコロジカルモデル=エコロジカルアプローチのことですか?
また、システムモデルはシステム理論のことでしょうか。
回答よろしくお願い致します

A 回答 (1件)

いずれも、ソーシャルワーク(相談支援)の理論・手法です。


社会福祉士試験では、比較的しばしば出題されます。基本中の基本だと認識して下さい。

> エコロジカルモデル=エコロジカルアプローチのことですか?
> また、システムモデルはシステム理論のことでしょうか。

いいえ。
非常に類似した単語ですが、それぞれ別物です。

それぞれの単語の定義(考え方)にはっきりとした相違があるため、以下のとおり、十分に理解なさって下さい。
なお、アプローチ(働きかけ、実際の支援)およびアセスメント(支援の計画・構築・実行)における考え方・手法に着目して下さい。

ちなみに。
いわゆる「障害は作られる」という考え方も、これらの理論に基づきます。
障害者が直面するさまざまなバリアは、その障害を持つ障害者だけに責任があるのではなく周辺の環境や人にこそ責任・原因がある、とするものです。
そのため、周辺環境(日常生活や就労の場)や人(偏見や差別)を改善してゆくことでバリアフリーでユニバーサルな社会を築け、結果として、障害が障害ではなくなる‥‥と考えてゆきます。
この考え方をまとめて、「障害は作られる」と言っています。
まさに、エコロジカルモデルないしシステムモデルの考え方です。

● エコロジカルモデル
人が抱える諸問題に関して、その人と周辺環境との交互作用として表現した(模式化=モデル化)もの。または、その考え方。
例えば、エコマップというツールを利用して「その人と周りの関係」を書き出し、相互の関係性(不均衡、摩擦、不適応など)に着目する。
ソーシャルワーク(相談支援)においては、双方の接触部に介入して、その関係性の改善を図ってゆく(つまり、エコロジカルモデルという考え方に基づく実際のソーシャルワークの手法が「エコロジカルアプローチ」。)。

● システムモデル
人と人、人と周辺環境の交互作用を「全体の中の各々の要素(各部分)が、各々の目的の下に組み合わされて生じたもの」としてとらえる考え方。
つまり、社会全体の歯車としてそれぞれの人や社会資源・諸制度が存在している、という考え方。
考え方そのものを「システム理論」といい、この考え方に基づいて、各成分(人や社会資源など)をエコマップのように書き出した結果を、「システムモデル」という。
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この回答へのお礼

ありがとう

回答ありがとうございます。
すごく分かりやすく解説して頂き、助かります。勉強を始めたばかりだからか、教科書を読んでいも理解できなくて困ってました。
回答を頂き、納得できました。
本当にありがとうございました

お礼日時:2021/02/12 19:59

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