ショボ短歌会

「オダリスク」
オスマン帝国のスルタンの後宮の女奴隷。(大辞林)
という意味のようです。
ところが、1839年に描かれたアングルの下記絵画のタイトルは『女奴隷のいるオダリスク』。
『女奴隷のいる女奴隷』という意味になってしまうように思うのですが、この疑問を解消してくださる方はおられませんか。

「『女奴隷のいるオダリスク』」の質問画像

A 回答 (2件)

お礼コメントを読みました。


この絵画についての解説をいくつか調べましたが、奥に立っている黒人はハレムを警護する宦官とのことなので、彼は「女奴隷」ではありません。となると、楽器を弾いている女性がタイトルの「女奴隷」ということになりますね。
原題のl'esclaveは奴隷の性別を示してはいないので、この絵画を「奴隷のいるオダリスク」と訳すものもありますが、「女奴隷」とヤクしているのが主流のようです。絵画の主題として、女召使いの奏でる楽器の音に、官能的に横たわるオダリスク、という構図から、タイトルの「奴隷」は楽器を奏でる女召使いのことだ、ということになるのでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど。
女奴隷が女奴隷を持っていた、ということですね。

お礼日時:2021/02/18 23:47

その絵画の原題は「L'Odalisque à l'esclave」、英語訳で「Odalisque with Slave」。

日本語の「オダリスク」と「女奴隷」は、原題でも異なる身分・立場の女性を指しています。
オダリスク(odalisque)とは、トルコ語で「部屋」を意味する「オダリク」に由来するフランス語です。スルタンのハレム(後宮)に貢がれた女奴隷で、中にはスルタンの寵愛を得て側室になる者もありました。身分としてはスルタンの奴隷なので、確かに「女奴隷」なのですが、西欧絵画では側室または側室になり得る美女として描かれます。
この絵画のタイトルの「女奴隷」は、オダリスクの世話をする女奴隷のことであり、同じハレム内の女奴隷でも、オダリスクとは立場が異なるものとして扱われていると考えれば良いでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

楽器を弾いている女性は「女奴隷」なのでしょうか。

お礼日時:2021/02/18 23:13

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