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英語や仏語などは性別を示す単語が溢れています。英語は主語をはっきりさせなければいけませし(He is...だったり)、仏語などは男性名詞と女性名詞が存在します。
今の時代、ジェンダー、LBGTに関する事などが一般的になり、性別のくくりが男・女では括れない社会になってきています。
日本より海外の方がその傾向は強いですが、性別を表す言葉って海外では変化しているのでしょうか?
それとも、言葉は言葉と割り切って、皆さん使っているのでしょうか?
外見は女性だけど性自認は男性のような方をShe is...なんて問題になりそうだよな…とか。
この辺りの事情に詳しい方がいたら、ぜひ教えて頂きたいです。

A 回答 (3件)

>日本より海外の方がその傾向は強いですが、性別を表す言葉って海外では変化しているのでしょうか?



変化していますが「すべき」とされる部分と「必要ない」とされる部分があり、言語によって異なります。

たとえば日本語だと「看護婦ではなく看護師と性別をつけない言葉にする」というような事がすでに行われていますが、しかし男性言葉・女性言葉を積極的に中性化しよう、ということは行われていません。

同様に欧米言語でも「役職名から性別を排除しよう」という動きはすでに起きていて、たとえばchairman(議長)がchairpersonに変わったりしています。

また英語に関しては三人称がhe/sheと性別があるので性別のない"ze"または"they"を単数形にも使おう、という運動があります。
またカナダでは"Xe"を使おうという運動があったり、アメリカの大学だと中性的な代名詞は20種類ぐらいのバリエーションがあるようで、まだ整理がついていないようです。

 このような動きは他の西洋言語にもあり、スウェーデン語では男女を問わない中性的な三人称代名詞として"hen"を使うようになってきているようです。

しかし、同時に「男性名詞・女性名詞・中性名詞の区別を止めよう」と言う動きはあまりありません。西洋言語ではこれを「冠詞」と呼ぶことがほとんどですが、これを止めてしまうと言語構造というか文法構造が激変してしまうので、なかなかそこに至りません。

また「男性名詞・女性名詞・中性名詞の区別」と言っても「男性名詞・女性名詞」という言い方が性別を使っているだけで、別にA名詞・B名詞・C名詞という区分でもいいわけです。

なので、男性・女性という名称があるからといって「性差別になる」とは言えないので、文法上のものを変えようという動きはあまりないですね。
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この回答へのお礼

複数言語の現状をとても詳しく回答くださり、参考になりました。
文法上仕方ない部分もあるような国ですと、それを使う人間が大変そうですね。
10年、20年後にどのような形になっていくのかがとても興味があります。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/05/07 07:58

たとえば英語だと


三人称単数の they
というのがある.

ほかにも
・it や one を使う
・あきらめて he で総称する
・he or she, (s)he, s/he など
もある.

とはいえさすがに
https://en.wikipedia.org/wiki/John_F._Scileppi
は行き過ぎのような気がする.
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ぜんぜん詳しくないので検索をしてみました。

見つかったのが、

第5回 Ladies and gentleman! (紳士淑女のみなさま)
http://www.kenkyusha.co.jp/uploads/lingua/prt/18 …

第6回 he/she (彼/彼女)
http://www.kenkyusha.co.jp/uploads/lingua/prt/18 …

ご質問されたことと関係なかったらごめんなさい。
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