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日本語を勉強中の中国人です。建築家の安藤忠雄の展示会で、彼の作品に日本の伝統概念の「間」がひそかに含まれることを知りました。お伺いしたいのですが、その「間」とは何でしょうか。いろいろ調べたのですが、いまひとつです。余白の美ということでしょうか。わかりやすい言葉でご説明いただけませんか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • ちなみに、この「間」は英語の紹介文で「"ma"(space)」と訳されております。

      補足日時:2021/05/27 12:15

A 回答 (9件)

日本語の「間」とは「何もない空間でありながら、意味があるもの」を言います。



たとえば日本の武道では「武道場に入る際に一礼」します。つまり「武道場」という空間は「間」であり、そこで武道の鍛錬を行えること、に敬意を表すわけです。


このような空間だけど、精神的な意味がある、のが間の意味合いのひとつです。
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この回答へのお礼

みなさん、ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございました。少しわかるようになりました。大変助かりました。

お礼日時:2021/05/28 13:42

#4です。

一つ思い出しましたので、ご紹介したいと思います。

それはアラブ人が感嘆した「空間」の違いです。
https://blog-imgs-129.fc2.com/k/a/i/kaigainohann …

下の写真は中近東の国の応接室らしいのですが、中近東に限らず殆どの国で「応接室」というのは豪華でその国の実力や文化を象徴する場所でもあります。
特に「王室」なら豪華であるのが普通でしょう。

しかし日本の皇居の応接室には活け花以外なにもない、単に椅子があり後ろに障子のような空間があるだけ、です。

ここから「精神性」を感じることができれば「間」の意味が伝わると思います。

英語や欧米人は「"ma"(space)」ただの空間、ほとんど何もない空間としか認識しないので「space」とするしかないわけです。
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空間的な「間(ま)」、時間的な「(ま)」、どちらも「間(あいだ)」にあって重要な意味を持つものです。

たんなる余白ではありません。


日本大百科全書(ニッポニカ) 「間(ま)」の解説
https://kotobank.jp/word/%E9%96%93%28%E3%81%BE%2 …

「TOTOギャラリー・間(ま)」 建築の専門ギャラリー
https://jp.toto.com/gallerma/about/index.htm


たとえば、京都の修学院離宮。
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuin.html
庭園内の「間(ま)」、建物内の「間(ま)」に、日本の「間(ま)」の美学を感じ取ってもらえるでしょうか。
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安藤忠雄の建築を数多く見学してきました。

初期は水と空間を巧みに使って、何もない空間を作り、見た人が、その空間に何かを感じる作品があります。飾り立てる事の無い空間。初めて建てた一軒の住宅は家の中で雨が入りこむ作り、水の教会。大山崎山荘
神戸子供の美術だったかな。淡路島のお寺、など御覧になってください。
空間の間ではないでしょうか
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「余白」は紙に文字を書いたときに「端に余る白いところ」ですけれども、「間」は端ではなくて、内部にある何もないところ(空間だったり時間だったり)です。

部屋を「●●の間」と呼ぶのは、もちろん、利用すべき空間を指すという直接的な意味で使っている。時間に関しても、単に「タイミングtiming」という意味で「間に合う」「間が悪い」などと使う。また「間を置く」というのは意図的に休止を入れるということで、「間抜け」の元々の意味は「歌の休符が抜けて、リズムが正しくない」ってことです。
 一方、おっしゃるところの「日本の伝統概念」としての「間」ってのは、多分ちょっと違う意味を持つ。(それが本当に伝統なのかどうかは怪しいけれども、ま、それはさておき、)例えば発話の途中に「間」を入れると、後に来る言葉が

    強調される。

 その「間」に置かれるべきもの(逆に言えば隠されているもの)、について想像を巡らすことを要求する。そのために「間」を用いるんです。絵画の場合にも、画面の真ん中に空白を置くことがしばしばある。いくら描き尽くそうとしても、描いたものだけしか描けないけれども、空白ならばどんな想像をも受け入れるからです。
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答え難いですが、次の間に続く「欄間」など、西洋建築には無い、貴重な「間」が有りますね。


何も、安藤忠雄の創作では無く、江戸時代から累々と続く、伝統文化を継承したに過ぎません。
日本の建物の美を活かした、ジャポニズムに満ちて居ますね。
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日本語がヘタですね。

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私なりの解釈なので、正鵠を射ているかどうかはわかりません。


その点を割り引いて受け止めてください。

建築における「間」というのは、人が存在する空間だと思います。
そこには、快適さも必要だし、安らぎも必要であるし、反面、美意識や探求心を刺激するトリガーになるような造作も必要なのではないかと思います。

人が社会を構成し、社会の中で人が留まる場所が建築です。
例えば、人が仕事をする場を考えるときも、単に機能的に仕事の効率だけを考えた無機質な空間を「仕事場」としたときは、息苦しさや窮屈さから、かえって人の仕事の効率が落ちてしまうことになりかねません。
しかし、人が居心地が良く、安堵できるような遊び心のある「仕事場」の場合には、一見すると無駄が多いようでいて、実は人が生き生きと仕事ができて、その結果、仕事の効率が高い空間ができる、というようなことがあります。KOKUYOのオフィスはその典型だと思います。

日本人の感性では、物事を一面的ではなく多面的に捉え、正面の姿だけではなく、背面の姿にも思いをめぐらす、ということが好まれます。
(昨今のネトウヨには皆無ですが)
そのような多元的な視点で物事を捉えることが「間」の意味だろうと考えます。
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自分で調べ、自分で考える習慣を身に着けなさい。

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