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みなさんにお聞きしたいのですが、
俗な新聞では、ほりえもんの"敗北"なる文字も出てますが、
ほりえもんの真の狙いは何だと思われますか?
確かに 彼は常人に比べると頭が柔軟そうですが、あの不敵な笑みは誰かとつるんでるんでしょうか?
それとも外資の"Chariots"なのでしょうか?
若輩者の私には、まだもう一手 何か隠してるように思えます。
申請の差し止めという法廷劇になりましたが、
日本の法廷は、長くて権力者寄りというイメージがありますが、フジはもう安泰なんでしょうか?

A 回答 (7件)

論点が3つありますので、それぞれに関して私なりの考えを述べます。



まず、ほりえもんの真の狙いについてですが、これは既に報道でも発表されていて、いわば彼の発言を額面通りに受け取ることになるわけですが、「ニッポン放送」といういわばフジサンケイグループの持ち株会社的存在である会社を乗っ取ることによって、傘下のフジテレビ、産経新聞、ポニーキャニオン、扶桑社といった会社をライブドアの支配下に収めることにあると思われます。

ただ、これに対してフジテレビだって指をくわえてただ眺めているわけではないのです。それが今回のニッポン放送の新株引受権の引受けなのです。これによって発行済株式数自体を増やし、ライブドアの持株比率を下げる。いわばライブドアの持っている株式を「薄める」効果を狙っているわけです。これを予め株式を発行する際、友好的な株主に対して条項で契約に定めておくことをポイズンピル(毒薬)条項と言ったりします。しかし今回はこうしたポイズンピルが存在しないまま新株引受権のみフジテレビが引き受けたこと自体問題があるのですが、それは後述します。

上位10社で80%以上の株式を所有すると、証券取引所の規定で上場廃止になるのですが、この結果、ニッポン放送の上場廃止ということもあり得るわけです。そうなる前に株主はフジテレビの提示した、時価より低いTOB価格で株式をフジテレビに買い取ってもらうしかないわけです。中にはそれで利益が出る人もいるかもしれませんが、損失が出る人もいる筈です。フジテレビはおそらくそれも覚悟の上でしょう。問題は司法の場で既存株主の権利を侵害するかどうか、ということが争われることになるわけです。

例えばフジの日枝会長は、企業価値の維持ということを盛んに強調していました。つまりニッポン放送にとってライブドアに支配されるのが好ましくないための措置だというわけです。ほりえもん自身もそうした反撃が来ることくらいは事前に予測していたか、あるいは側近がそういうことがあることくらいは織り込み済みでほりえもんに進言したかは定かではありませんが、いずれにせよそれは分かり切った上で今回の敵対的買収劇に出たのだろうと思われます。

ではそこまで予測できていたのなら何のためにこうしたことを行ったのか。一つとして考えられるは、次のほりえもん=外資"Chariots"説とも関連しますが、過去、ソフトバンク・孫&メディア王マードックによるテレビ朝日株買収や、古くはブーン・ピケンズによる小糸製作所株買収などがあったものの、いずれもこういった敵対的買収は日本では失敗に終わっていた。そこで自分ならできるんだ、自分は日本における敵対的買収のパイオニアになるのだという野心を充足させることがあると思います。

そして仮に失敗したとしても、ライブドアの知名度は確実にアップすることになるでしょう、それが良いものであっても悪いものであっても。昨年の近鉄買収に名乗りを上げたことで、初めてライブドアなる会社の名前を知った人も多いのではないでしょうか。つまり宣伝効果を狙っているわけです。そして今回たとえ失敗したとしても、次回、何かの敵対的買収劇に手を挙げても、前回のように「ライブドアって何?」とは誰も思わないでしょう。「ああ、あのライブドアか」と思うのではないでしょうか。また、そのための資金調達もよりたやすいものとなるでしょう。その辺りのソロバンはちゃんと弾いている筈です。ちなみに過去、ライブドア自身、他社を買収して大きくなってきた会社ですし(昔はオン・ザ・エッジ)、それはソフトバンクも全く同じです。いわばソフトバンクのビジネスモデルを追随しているわけです。私は、これは一種の“広告宣伝費”だとほりえもんは思っているのではないかと思うのです。

次に、ほりえもん=外資の"Chariots"説ですが、これはむしろほりえもん自身が米国式ビジネスのやり方に染まっていると考えた方が分かり易いと思います。また、今回、ライブドアが発行する転換社債(CB)を引き受けたリーマン・ブラザース証券とかなり太いパイプがあるように思われます。立会外取引を利用してのニッポン放送株の売買など、いわば「抜け道」を通して株の売買を行うことなどをアドバイスしたのではないかと思われるからです。こういうのは外資の得意とするところですから。

最後にフジテレビはこれで安泰かというと、必ずしもそうとは言い切れないでしょう。まず、ニッポン放送株の新株予約権を、TOB(株式公開買付け)価格と同額の5,950円としていること。これは時価からすれば割安であり、商法の「有利発行」に当るのではないかという見方があります。つまり既存の株主(ライブドアも含む)に対して不利益になるわけですから、株主価値の侵害ということで、この点が今後の仮処分あるいは裁判での争点になってくることは間違いありません。もっともこれに対してはニッポン放送もフジテレビも同様に企業価値の維持ということを盛んに強調するわけですが、これはいわば「諸刃の剣」であり、株主の利益を無視して経営陣が自己保身を図ったという批判も出てくるかもしれません。これが今後、司法の場でどのような判断が下されるのかの注目すべき点の1つです。

逆にライブドアにも弱みはあります。それは立会外取引という手段で大量の株式を売買することが、現行の証取法では禁止されてはいなくとも、裁判所が違法性ありと判断する場合もあるからです。

いずれにせよ、ほりえもんかフジサンケイグループが「隠し玉」を持っていてそれを出してくる、ということも全く否定はできないでしょう。今後の動向に注目したいと思います。
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#6です。

訂正です。

ニッポン放送がフジテレビに付与したのは「新株引受権」ではなく「新株予約権」の誤りでした。
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あくまで想像ですが…


いじめられっ子か何かが仕方なく勉学に励んだら有名大学に入った
結果、権力重視の人脈ができて金が集まった。
その人脈が友達だと思ってよろこんだ頭デッカチ。
金をばら撒き好き勝手やって注目を浴びる!大して目立たなかったからそれが嬉しかった。
それだけじゃないですか?
後手踏んだのではない。目立ちたかっただけ。
真の狙い『単に目立ちたかった』

末路
ホリエモンさん!あなたは金蔓(かねづる)です♪
もっとがんばって!盛り立てますよ!
え?もうお金ないの?サヨウナラ。

感想
この世はお金があれば何でもやるのか?
ただ目立てば良いのか?
そのせいでどんどん腐敗していくね…
正直センスないよ。
目立つほどに腐敗していくのに気が付いて欲しい。
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おそらく、株を転がして金儲けしようと考えたのでしょう。



でも、もうそろそろ、リーマンがライブドアをどう処理するかによって変わってくると考えます。
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京都大の掲示板ではライブドアよりの発言が多いようです。



意図については

http://www.egawashoko.com/menu4/contents/02_1_da …

参考URL:http://www.kyoto-u.com/lounge/discuss/html/20050 …
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今はもう彼の能力を超えている段階です。


ただの金ずるにされてるだけです。
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中国の【レノボ】と一緒で、ほりえもんは投資銀行にうまくおだてあげられただけで狙いなんか無いと思います。

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