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「松葉牡丹をむしりつつ
ひと殺さむと思ひけり
光まばゆき昼なれど
女ゆゑにはすべもなやう」

この芥川の詩に「ゆゑにはすべもなやう」という言葉がわかりません。「ゆゑには」は「理由で」というがあると思いますが、「すべもなやう」はどうやって普通の日本語で書いたらいいですか。ありがとうございます。

A 回答 (2件)

『女ゆゑにはすべもなやう』



この「な」は形容詞の語幹「無」と思われますが、下記のような使用例があるようです。

[ 無(な) ]
《枕草子・かへる年の》
「心もなの事や、と聞く程に」
《訳》
なんと誠意のないことよ、と聞くときに。

《源氏物語‐若菜上》
「殊なることなの御返りや」
(形容詞「ない(無)」の語幹)無いこと。また、そのさま。

また、「すべ=方法」で「やう=状態」かと。

以上からの推測になりますが、

・女という理由(事情)があるので、その方法も無いようだ。

と捉えました。
自信の程は78%。
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芥川龍之介詩集『鬼火』の中にある『惡念』という詩ですが、一部間違っています。


「すべもなやう」ではなく、「すべもなや」です。
「女ゆゑにはすべもなや」は「女であるから方法もない」という意味です。
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