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ある金属を(1)熱処理後転造、(2)転造後熱処理したものでは、どちらのほうが強度が強いでしょうか?また、熱処理と転造の意味も教えていただけると助かります。

A 回答 (3件)

熱処理と転造の意味に関してはNo.2さんの書かれている通りです。



強度上は「熱処理後転造」が強くなります。
熱処理で必要強度(硬さ)を与えた上に、ねじの強度上の最弱部であるねじ底が(1)加工硬化、(2)残留応力付与 で強化されるからです。

ただし、作り手側の問題としては、これもNo.2さんが書かれている様に熱処理したものは加工しにくく、加工ダイス等の寿命も短くなります。

結局、ねじを作る側は作りやすい「転造後熱処理」で生産したがるのですが、ねじを使用する側は「熱処理後転造」を希望することになります。
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まったくの素人なので,ご参考程度に.



転造というのは,「ねじ」を大量生産するときなど,
母型(ダイス)を押し付けて加工する方法ですよね.
工具(母型)を転写するという意味ではないかと思います.一般には,切りくずが出ない加工方法です.

一方,熱処理は,材料の硬さとか強度(引っ張ってもちぎれないように強くすること.)をあげるために行うものです.たとえば,炭素をある程度含有した鉄を変態点(1000度くらい)に暖めておいて急速に冷却すると,
いろんな理由で,材料は硬くて強くなります.
簡単に言えば,熱処理してしまうと,材料は加工しにくくなります.

だから,熱処理は,なるべく最後の方にやるのが普通です.
しかし,熱処理すると精度が悪くなりますので,本当は,熱処理してから加工したいこともあるでしょうね.しかし,熱処理した材料を加工できるのは,
「放電加工」や「レーザ加工」などの熱的な加工方法で,転造は難しいのではないでしょうか.


熱処理してから転造というのは,硬くなったものを転造するということですから,生産効率は低くなってしまうと思います.

では,転造するとどうなるかというと,「加工硬化」といいまして,材料はすこしづつ硬くなり加工しにくくなります.特に,ステンレスなどの合金の場合.

結局,質問にはうまく答えられませんが,
転造後に熱処理したほうがいいのではないかと思いますけど.
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熱処理の方法、手段により強度は違います。


熱処理、転造ともに詳しくは検索してください。


技術の森
http://mori.nc-net.or.jp/index.php?OK_Session=af …
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