プロが教えるわが家の防犯対策術!

APD(=聴覚情報処理障害)を持っていた為、学生時代は不自由ながら何とか生活できていました。
雑踏や色々な音が交錯する中で内容がはっきり聞こえないので、聞き返す事が非常に多く、若くから長距離運転手で働いてきました。
最近は事故後遺症で運転自体が困難となり、家族の助けで暮らしている60代です。
アルバイトとして警備会社やコンビニで働くも相手の言葉がはっきり聞こえてないので、現場監督やお客と「何をやっているんだ!ちゃんと話を聞いているのか!」など毎日トラブル続きで、すぐ辞める事になってしまいます。
左半身の麻痺がひどくなりT型の高齢者杖使用と、難聴の中で果たして働ける職場などあるのでしょうか?
その他にも鬱などの神経症状もあり、友人を含め人との接触を難儀に思っています。
できそうな仕事、バイトに心当たりがあれば、アドバイスをお願いしたい次第です。
普通には自宅でパソコン程度は扱える状態ですが、仕事ペースでは絶対無理です。

A 回答 (1件)

障害者雇用などにかかわる専門職としての立場でお答えします。


年齢面と障害面の双方から考えると、たとえ障害者雇用枠であっても、現実的には採用に至らないと言わざるを得ません。

聴覚情報処理障害や感音性難聴の場合は、音として耳でとらえることはできても、それを言葉として理解することができません。
聞こえていないのではなく、聴き取って理解することができないのです。
あたかも外国語を聴いているように感じるはずで、言われている内容が理解できないために、聞き間違いや聞き直しも多発して、コミュニケーション上の信頼を築くことができなくなってしまいます。

事故の後遺症、ともありますが、交通事故は、このような聴覚情報処理障害をさらに悪化させる場合があります。
交通事故の後遺症として、高次脳機能障害というものをお聞きになったことはないでしょうか?
実は、聴覚情報処理障害も高次脳機能障害も、脳の中での情報処理が上手くゆかない疾患なので、ほぼ同じような症状があらわれるのです。

以上のことを鑑みると、まず、接客業などは困難です。
というよりも、禁忌と言ったほうがよいかもしれません。コンビニなども含めて、企業や店舗の信頼を失なわせてしまうことにつながるからです。
ひとりでやる仕事、例えば、業務委託による運送業などであっても、運転ができないとなればNGですし、また、顧客からの電話連絡などでの臨機応変が困難であれば、これまたNGだと言わざるを得ません。

そのほか、半身麻痺。
こちらも年齢とともに関節可動域が狭まり、また、筋力も落ちてゆきますので、楽観視は禁物だと思います。通勤も困難さを増してゆくでしょう。
さらに、鬱や、他人とのかかわりを難儀に思うような気持ちがあると、対話は余計に上手くゆきません。再就職(アルバイトなども含む)のときには、特に新しい環境に適応してゆかなければいけませんから、たいへんな労力を要しますよ? 心が痛弊してしまうだけです。

在宅勤務をするにしても、はっきり申しあげてまともなものはありません。
データ入力(プログラムづくり、ホームページ作成など)が主になることが多いのですが、まともなものをやろうとしたければ、かなり高度なスキルが要求されます(業務委託という形になるからです。)。
あるいは、ネット販売(アマゾンなど)をやるにしても、それなりの経験がないと上手くゆきません。実店舗などでの販売職の経験といったものです。
決して甘くはないですよ。

結論を言えば、たいへん心苦しいところですが、できそうな仕事などはありません。
ただ、それぞれの事情があるために60歳過ぎでも仕事をせざるを得ない、ということもあるでしょう。
65歳前に限って言えば、例えば、障害基礎年金や障害厚生年金の新規請求や、特別支給の老齢厚生年金の障害者特例の受給といったものも考えられるので、経済的な助けのために、1度年金事務所に相談されると良いかと思います。

仕事をしたい、というお気持ちはわかります。
しかし、仕事というものは、自分の気持ちだけでできるものではないと思います。
顧客がいて、その顧客との対話を通じて、企業活動が成り立ちます。それが仕事の本質だと思うのです。
ですから、対話(コミュニケーション)に著しい「難」を伴うのであれば、あえて仕事を求めずに、福祉的施策や年金に頼ることも「あり」だと考えています。
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この回答へのお礼

やはり、何かできるのではないかと思うことは甘い考えですね。
何とかありつけたコンビニ店員や警備でも現場での叱責され、クビにされるのはつらいものがあります。

お礼日時:2021/10/26 20:23

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