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私は最近米国株式に興味を持ち始めた大学生です。
先日、バロンズ26日の記事の中で、「来年のFRBの利上げは債券価格を下落させ、株価収益率PERを圧迫するだろう」ということが書かれていたのですが、イマイチよく理解できません。
詳しい方、ご教授いただければ幸いです。お礼は必ずします。よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

こういうバロンズが言っている場合はPERの逆数で考えないとちょっと駄目かな。


PERの逆数を株式益利回りといいます。

仮にPERが100倍の銘柄があったとすると
1÷100= 0.01
PER100倍の株式益利回り(PERの逆数)は1%

仮にPERが10倍の銘柄があったとすると
1÷10= 0.1
PER10倍の株式益利回り(PERの逆数)は10%


この1%と10%を長期金利(債券)と比べます。

10%と長期金利を比べればまだマシですが、
1%と長期金利を比べたら1%はあまり魅力的に映りません。つまりPER 100倍の銘柄は売られます。と言うことで株価が下落する言うことはPERも下がると言うことです。

FRBは金利を上げようとしているのだから、長期金利(債券)と比較した場合、ますますPER 100倍の銘柄は魅力が薄れます。

こういう株式益利回り(PERの逆数)と長期金利を比較するときにはイールドスプレッドやイールドレシオと言う計算の方法もあります。
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この回答へのお礼

大晦日にとてもわかりやすくご教授ありがとうございます。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/12/31 22:17

利上げによって、金融機関などの金の流れがそちらに動くので、債券市場で得られるリターンも結果的に大きくならなくては帳尻が取れないからです。

市場での債券利回りとは、実際には満期での額面に対する利息は一定なので、結果的に債券価格がさがることでその債券の利率が増えることになります。

債券市場での利回りが増えるということは、当然リスクをとってリターンを得るための株式投資での利回りと比べて旨味がないと売られる圧力になるので、結果的に株価への売られる圧力になります。すでに回答がありますが、その意味でPERは株価の利回りと関係のある代表的な指標です。

いずれにせよ、ただ利上げをすればいいのではなくて、あくまで景気回復速度や経済成長の過熱感を調整する目的で利上げを段階的に行なって行くというのが従来のFRBの金利政策ですから、売られる圧力になるとしても、それ以上に今で言えばコロナからの経済再開に伴う需要に帳尻が取れてればいいというわけです。実際は、インフレ警戒などの政治的な理由もありそうですけど、株式市場への資金流入は色々な観点で生じるので、市場が織り込んでいるならば絶対そうなるわけではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になりました。
とても嬉しいです。

お礼日時:2022/01/05 14:49

米国債には3カ月の短期国債から30年の超長期国債までいろいろな債権がありまして、FRBによる利上げの影響は短期債の金利上昇を促すも、長期債は利上げに対して直接的に金利上昇に反応するとは限りません。


株価が下がるメカニズムは金利引き上げによって企業が借り入れている有利子負債に対して負担が大きくなると利益を圧迫し、収益率が悪くなるので業績悪化につながり、株価にも影響が及ぶというものです。
ただ、ベンチマークである平均株価に影響があるも、個別銘柄を見ると有利子負債が利益剰余金を下回る、実質無借金経営や借入0円と言う企業は株価が強いということもあります。
「・・・だろう。」とか「概ね・・・。」 ですから一概には言えませんが、一般的に言える例でしょうね。
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この回答へのお礼

わざわざありがとうございます。
僕もいろいろ調べたのですが、株価収益率PERを圧迫するだろう、というのは
理解できました。
債券価格を下落させ・・・というところですが
FRBは短期の政策金利FFレートを上げる、それに伴い、社債や米国債券の金利も上がる、ので金利が上がるので債券価格は下がる、という理解で宜しいでしょうか?

お礼日時:2021/12/31 17:11

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