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< 質問経緯 >
・創作地中海料理を提供するお店をカテゴライズしようと思ったのですが、「地中海料理店」なのか「イタリア料理店」なのか疑問に思い質問しました

Q1.「地中海料理」は、「イタリア料理」+「ギリシア料理」+「スペイン料理」+「モロッコ料理」ですか?

Q2.「地中海料理」>「イタリア料理」ですか?
・全ての「イタリア料理」は「地中海料理」ですか?
・「地中海料理」ではない「イタリア料理」はありますか?
・パスタも地中海料理?

Q3.「地中海料理店」と「イタリア料理店」の違い
・双方で提供されるイタリア料理に違いはありますか?

Q4.創作XX料理について
・紹介文に「創作XX料理」という表記を見かけることがあるのですが、どういう意味ですか?
・食材は伝統的なものを使用するが、調理法はオリジナルな料理という意味ですか? 店ごとに定義は異なる??

A 回答 (4件)

A1


地中海料理というものの定義は「オリーブオイル、パンとパスタ、ワイン」を使うものとしているようです。

なので、イタリア料理は北部のドイツ料理やフランス料理に近いバターやクリームを多用した料理を除けば、ほぼ全部地中海料理といえるでしょう。

他の地域も同じで、逆をいえばモロッコだけでなく、エジプト料理でもこの3つの要素を使いますし、ギリシャ以外のバルカン半島にもそういう料理はあります。

A2
地中海料理>イタリア料理でいいと思います。
イタリア北部の一部は地中海料理ではないものもあります。
小麦粉が「地中海料理」の要素ですから、パスタは地中海料理です。

A3
この質問は「アジア料理店で提供される和食と日本料理店の和食に違いはありますか?」という設問と同じような答えになります。

答えは「違う可能性は高いが、実質は同じ」です。
たとえばアジア料理なら「唐辛子などを使ったスパイシーな刺身」はありえるでしょうが、日本食だとそんな刺身はありえません。でも刺身という日本料理の実質は一応同じ、どこまでを「その文化固有の料理」とみなすかは非常に難しい問題です。

A4
「創作XX料理」
これはA3の「アジア風スパイスを使った刺身」というように、ある料理の特徴とそれ以外を組み合わせたものを言います。

たとえば日本では「明太子パスタ」が人気ですが、イタリア人は明太子を食べないのでこれは「創作イタリア料理」になります。

このように「その料理の本場ではない場所で、本場では得られない素材や調理法を取り混ぜて作った創作性が加味された料理」が「創作XX料理」です。

なので
・素材は本場で調理法が本場以外
・素材は本場では手に入らないが調理法が本場
などいろいろあります。
またこれに対して「その料理は〇〇料理とはいえない」という評価をする人も出てくるので、店側の自己申告が基本になります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>イタリア料理は北部のドイツ料理やフランス料理に近いバターやクリームを多用した料理を除けば
>イタリア北部の一部は地中海料理ではないものもあります
・地図でイタリアの位置を確認してみたのですが、北の国境はスイスとオーストリアなのにその先のドイツ料理などが普及している地域もあるのですね

>小麦粉が「地中海料理」の要素ですから、パスタは地中海料理
・参考になりました

>アジア料理なら「唐辛子などを使ったスパイシーな刺身」はありえるでしょうが、日本食だとそんな刺身はありえません。でも刺身という日本料理の実質は一応同じ
・具体例を提示いただきありがとうございます。なるほど、と思いました

>日本では「明太子パスタ」が人気ですが、イタリア人は明太子を食べないのでこれは「創作イタリア料理」になります
・具体例を提示いただきありがとうございます

>ある料理の特徴とそれ以外を組み合わせたもの
>「その料理の本場ではない場所で、本場では得られない素材や調理法を取り混ぜて作った創作性が加味された料理」が「創作XX料理」
・説明大変分かりやすかったです

>・素材は本場で調理法が本場以外
>・素材は本場では手に入らないが調理法が本場
>店側の自己申告が基本
・大変参考になりました

お礼日時:2022/01/25 18:53

#2です。

お礼ありがとうございます。

。・ヨーロッパの料理をざっくり言うと、温暖な海近くと、山近くの寒冷地に大別されるのですね

ヨーロッパの料理は
・地中海に面し、地中海は緯度が低い(ローマは仙台・シチリアは紀伊半島と同じぐらいの緯度)ので、日本の太平洋側と似た「新鮮な葉物野菜や魚介類」が取れ、温暖な地域で栽培できるオリーブが多用され、だから「地中海料理」はオリーブが必須要件になります。

・アルプスは山脈なので当然寒いですが、その北側に広がるフランスやドイツはヨーロッパ平原でほぼ平です。ただ、緯度は東北から北海道と同じで、海から離れれば離れるほど厳しい環境になります。
 なのでオリーブは育たず、もともと小麦とワインと家畜が食事の中心でした。
 それでもフランスは地中海に面した地域があるので、それなりに新鮮な葉物野菜などがあり、フランス料理が高級料理として発展する基礎になります。
 逆にドイツはさらに北に位置し(ベルリンは樺太と同じ緯度)、地中海と面していないので、さらに厳しい食生活になります。ザウワークラウトのような酸っぱい料理が「ドイツ料理」なのは、古い時代それしか発酵食品が作れなかったからです。

さらにイギリスはシベリアと同じぐらい北ですが大西洋のメキシコ暖流が流れる海があるので、農業ができる程度には温かいのです。

そして今のヨーロッパの食生活を大幅に改善したのが南米のジャガイモやトマトなどで、日本でいえば「サツマイモが飢饉を救った」のと同じような役割を果たし、寒さに強いじゃがいもは日本では北海道が産地、ヨーロッパでもドイツやベルギー・イギリスなどは主食として食べています。
 フランスはもう少し暖かいので、小麦を多用できるわけです。


日本列島とヨーロッパの緯度
https://italiazanmai.com/press/260716/

・質問時点では国の数だけ独自の料理が並行して存在しているのかと思っていたのですが、国単位と言うよりはその場所の気候とか食材調達内容が与える影響の方が大きいのですね。大変興味深かったです。

上記のように、緯度によって、主食になる食物が異なります。
昔なら日本の東京ぐらいの緯度までが米の生産地で、それより北は寒さに比較的強い小麦が主食になり、イギリスぐらいになると小麦も厳しいので「脂(油)」を主体にして穀類で補完する、という食文化になります。

だから中国で肉まんや餃子は北京や大連など北の地域の食べ物、逆にコメを食べるのは広東などの食生活、日本が満州という中国の北の地方に駐留していたので餃子が日本に入ってきたわけです。

ヨーロッパでいえば、なぜフランスが食の大国になったかというと、地中海からカレー海峡(ドーバー海峡)まで南北に広い食材が豊かな国だからで、中国も同じ、日本料理が近年世界的に「おいしい」と言われるのも、南北に長く食材が多様だからです。

なので、食文化を見るには
・国の文化による違い(インドは牛を食べないとか、イスラムは豚を食べないとか)
・緯度による植生の違い
・歴史的な経緯による食文化の変化
を見ないと本当のところはわかりません。
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この回答へのお礼

再々度の回答&リンク提示ありがとうございました。

>なぜフランスが食の大国になったかというと、地中海からカレー海峡(ドーバー海峡)まで南北に広い食材が豊かな国だからで、中国も同じ、日本料理が近年世界的に「おいしい」と言われるのも、南北に長く食材が多様だから
・なるほど。フランスの食文化が著名になっている理由について以前から疑問に思っていたのですが、「南北に広い食材が豊かな国」ということが影響しているのですね
・「フランス」「中国」「日本」の食文化に共通の背景があるとは夢にも思いませんでした。目から鱗でした

>地中海に面し、地中海は緯度が低い(ローマは仙台・シチリアは紀伊半島と同じぐらいの緯度)ので、日本の太平洋側と似た「新鮮な葉物野菜や魚介類」が取れ、温暖な地域で栽培できるオリーブが多用され、だから「地中海料理」はオリーブが必須要件になります
・質問時点ではまったく意識していなかったのですが、海に面していない国もあるヨーロッパにおいて、地中海という海は食材調達にとって特別な意味があるエリアなのだな、と思いました

お礼日時:2022/01/27 10:55

正しい発音は「イタリヤ」ですね。

と言っても統一されたのは最近で、ジャパン同様南北に長い地域ですから、現地民の嗜好は今も様々で混沌としています(未だに分断国家で将来分裂する可能背もある)。
敢えて大雑把に言えば、北部は畜肉。南部は海産物が主要材料。店ごとに異なる概念は「定義」とは呼べません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>敢えて大雑把に言えば、北部は畜肉。南部は海産物が主要材料
・初めて知りました。イタリアについてほとんど知らなかったのですが、北と南では特徴が異なるのですね

お礼日時:2022/01/27 01:09

>地図でイタリアの位置を確認してみたのですが、北の国境はスイスとオーストリアなのにその先のドイツ料理などが普及している地域もあるのですね



地中海料理が主題だったので省いたのですが、ヨーロッパの料理は大きく「南ヨーロッパ」と「北ヨーロッパ」に分かれます。もちろん各国での違いもあります。

イタリア料理とスペイン料理は南国で地中海の海の幸もふんだんに使った南ヨーロッパ料理の代表格で、天候がよく温暖なので、新鮮な野菜とオリーブオイルと海の幸・山の幸が豊富です。
 この点はフランス料理でもマルセイユなどの南フランス料理も同じです。

これに対してイタリア半島の付け根、つまりスイス国境付近から北はアルプス山脈になりさらにその北は寒冷地になります。このような場所はクリームとバターが中心の料理になり、フランスでもパリ付近のいわゆる「フランス料理」が北ヨーロッパの代表的な料理法で、ドイツやスイス・オーストリアなどもこの地域に含まれます。ただし、ドイツはザウワークラフトのような酸っぱい料理もあり、西ヨーロッパでもフランスなどの西側とドイツなどの東側は少し異なります。

イタリアはアルプス山脈に至るあたりは地中海料理ではないです。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございました。

>イタリア半島の付け根、つまりスイス国境付近から北はアルプス山脈になりさらにその北は寒冷地になります
・改めて地図を確認してみたのですが、北の国境付近は山なのですね。初めて知りました

>イタリアはアルプス山脈に至るあたりは地中海料理ではない
・なるほど。「イタリア料理は北部のドイツ料理やフランス料理に近いバターやクリームを多用した料理を除けば、ほぼ全部地中海料理といえる」の背景が良く分かりました

>ヨーロッパの料理は大きく「南ヨーロッパ」と「北ヨーロッパ」に分かれます。もちろん各国での違いもあります
・ヨーロッパの料理をざっくり言うと、温暖な海近くと、山近くの寒冷地に大別されるのですね
・質問時点では国の数だけ独自の料理が並行して存在しているのかと思っていたのですが、国単位と言うよりはその場所の気候とか食材調達内容が与える影響の方が大きいのですね。大変興味深かったです。

お礼日時:2022/01/27 01:07

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