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ウクライナ危機は戦後の国際秩序の終わりの始まりですか?
ウクライナ危機が問題なのは中東でもアジアでもなくヨーロッパで起こった事でしょう。
ロシアへの経済制裁も大して効いてないし残るは東西軍事衝突による決着になりませんか?
西側が負けたら覇権は中国に移る事になりますね。
天寿を全うできるか心配です。

A 回答 (2件)

まだ何とも言えませんね。


東西の軍事衝突になってもおかしくないですね。
まあ歴史的に見て大きな転換点だと思います。
過去と同じノウハウでは乗り切れないという点が多いですよね。
そのため、多くの専門家が驚きながら新しい知見を得ている最中
だと思います。これまでの軍事バランスについて語っていた話は
一旦リセットした方が良いですよ。

そのうち違う事を言いだすでしょうから。

冷戦後も各国で軍備を増強してきましたが、国家の存亡をかけた
闘いと言う事例はそんなに多くなかったと思います。あったとし
てもこれほど世界中の注視を浴びたり、記録が残ったりしてはい
なかったはずです。

Beforeインターネット、Afterインターネット。

この違いが色濃く出ていますね。

個人の発信で現地の映像が簡単にみられる時代。
これを見た人に当事者が何を主張するのか?
こういう視点を持たないと行けない訳です。

政治家が国民に対して嘘をつける国と、
嘘を付けない国に分かれてしまっているのだと思います。
嘘をつけなくなった国は、例え都合が悪いと思っても、国民につ
き動かされてクリーンな方へ集まらざる負えない。

「なあ? お前の国の国民ぐらい上手く統制しろよ?
 でなあ・・・俺とお前で話さないか?」

「ちょ・・・うちは無理っす。
 お宅の軍隊に脅されて体制変更するどころか、
 もっとはやく政治生命失うでしょうよ。」

この様に変化した国が多くなった。
これを読み切って各国の動きを予想し無いと行けない訳です。
ロシアにとって今回は異例の抵抗。これまでと全く違う反応。
予想外の連続だったんでしょうね。

私たちにとっては当たり前の反応であっても、ロシアにとっては

「今回に限ってなんでそこまで?」

と思っているんじゃないでしょうか。

さて、では立場を逆にしてみましょうか。
日本が核武装し、軍備を増強し、隣国を脅し傘下に収めようとい
う新大日本帝国を作り上げたとします。

ロシアの状況を見た後、自分らもやろうとしますかね?
軍備を増強できたのは戦争をしないでお金があったからです。
これを使ってしまったらどうなるのか?
それを見てしまったという訳です。

東日本大震災の時、東京近郊のコンビニから食料が数日間消えた
ことがあります。水も不足しました。あの恐怖は忘れられない。
コロナでトイレットペーパーが無くなった以上に怖かった。
では深刻な経済封鎖が市民の生活に影響し出したあと、第三次世
界大戦をすれば解消されるんでしょうか?
もっと酷くなるでしょう。長引くどころか恒久的に解消されませ
んよ。それこそ勝つか負けるかになります。

「なんでこんな事になった?
 何の得をしたの?
 で、どうするとこれは終わるの?」

誰もがこの様に思うはずです。
勿論、インターネットなどが普及していない国ならば、公共放送
を制御することで抑え込むことが出来るかもしれません。
いまの先進国ではまず無理でしょう。

フィンランドがNATO加盟を検討しているようですが、それくら
い国民感情が動いてしまうんです。賛成20%ちょっとが半数くら
いになったそうです。どえらい繊細さです。そういう繊細なもの
を扱っているというデリカシーが無いと行けない。
ロシアにはそういう所が欠けていたと思うんですよ。

なので新大日本帝国は、どんなに軍備を拡張しても、ロシアの二
の舞になるのを避けると思います。

「あほか。あれ見とらんの? 子供でもしっとるわ。
 これで軍事大国、経済大国から転落したら、
 余計な事をしたお前らは政治犯だからな?」

と国民が怒り出すと思いますよ。
大国からの転落だけは避けたいでしょう。

さて中国がどう見ているか?
中国も予想外だったんではないかな。
おそらく国際協調でここまで制裁するというのにびっくりして、

「うはあ・・・こりゃきついわ。大丈夫かあ?
 うちでなくてよかったわ・・・
 一定の戦果をあげないと、そりゃひっこみつかんよな。
 今の俺は俺の立場に全く不満が無いよお。
 なんで好き好んで、そういう立場に自分を追い込むのかな?」

ではないでしょうかね。

ロシアの有識者が言っていましたが、

「ロシアの若者を受け入れる国はもうないだろう。
 若者が世界に出て活躍する未来はロシアから永遠に無くなった」

だそうです。
まあ、どうなるかわかりませんが。

日本も隣国から80年近く恨まれているんです。
当時の文献もなければ、記録も無いのにです。
ここでリアルな映像や音声とか、色んな調査記録が残っていたら、
日本人は恥ずかしくて生きていられなかったでしょう。
記憶の風化を頼って(あったかどうか分かりませんが)悪さが出
来た時代があったという事です。

その時代の感覚では損しかしないという事です。

「いまこの現代で、同じことをしたらどうなるか?」

クリミア紛争からさほどたっていないのに、
世界が劇的に変化してしまっているという事でしょう。
それを大国ロシアで実験できたとも言えます。

ロシアへの経済制裁が効果が無いという事ではなく、
ロシアへの制裁に参加した国が沢山あるという事に意味があると
言う話です。

国際秩序が変わったというのは、戦争を前提にした敵味方の勢力
図の変化ではなく、国益よりも人道主義が優先され、それによっ
て友好関係や敵対関係まで変化するという、これまでにない法則
が誕生したという事です。

冷戦が終わった時と同じくらい驚きましたね。

まだロシアはエネルギー資源を交渉のカードにすると思いますが、
それ(国益)で日和れないのがAfterインターネット。ほとぼりが
冷めて元に戻るのか? 永遠にこのままなのか?

他には韓国の対応と韓国世論の反応。
ドイツの動きも今後の参考になるという事です。

以上から、覇権と言う発想はもう時代遅れじゃないでしょうか。

「実際にやったら、こんなに大変って。
 いったい何の得をするの?
 覇権ってどこでつかうの?」

ちょっと攻めただけで前より国が弱る。
そういう時代に防衛以外の軍備を拡張して意味があるのか?
勿論、戦争は守るだけでは防衛ができません。
そのために攻撃力も備えるべきでしょう。

例えそうであっても、自国が強いから攻めるという発想にはなら
ないと思いますよ。勝って当たり前なのに、勝った後はランキン
グが降下するなんて・・・上位者ほど嫌うんじゃないでしょうか。

以上、ご参考になれば。
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この回答へのお礼

日本が軍備増強したら敵国条項により中露が国連決議なしの先制攻撃してきかねませんよ。
いまだに日本は世界の敵国であるというのは変わってないんです。
戦後の安定は覇権国である米国の強大な国力により保たれていたのは間違いありません。
ロシアの軍事侵攻や中印の経済制裁不参加は米国の国力が低下している証拠なんですよ。
米国の武器の一つ金融制裁もロシアには通じないとなれば、残るは軍事力でどちらかが負けを認めるしか終わらないでしょう。
オランダ海洋帝国や大英帝国末期時も、まずは基軸通貨の通貨安に歯止めが効かなくなり、戦争という流れで戦勝国に覇権が移ってます。
ロシア制裁でドル離れが進みつつあります。
この動きが加速したら買い手不在となりドル安は止まらないでしょう。
戦争で誰が得をするか?誰も得しないでしょう。
少なくとも国民は損しかしません。
ただ独裁者や為政者が常に合理的であるとは限らない。
これは歴史を見ても、現在のウクライナ危機でも明白です。

お礼日時:2022/04/16 20:29

核こそ正義と途上国は思ったかもしれない。


各国は軍備増強に舵を切ったし、核装備を検討する国も出てくるだろう。
世界の終焉が近づいたのは間違いない。
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