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No.11
- 回答日時:
自動車の研究開発にかかわってきた年寄りです。
とりわけ電気動力の車のパワープラントに深くかかわってきました。
ハイブリッドにせよ燃料電池車やバッテリEV車にせよ、モーターも内燃エンジンと似たような駆動力特性を持っています。
たとえばディーゼルにせよガソリンや水素にせよ、それとピストンにせよロータリーにせよ、この種のエンジンではアイドリング付近からの低速域で大きなトルクが出ます。
そして高速になってくると機械系の運動の上限がやってきます。
つまり、エンジンには使える駆動力を発生できる適正な回転数領域というのがあるわけです。
なので、それと車輪の回転数とを整合させるため、変速機が必要になるわけです。
では電動機はどうか?
実は電動機も同じです。
電動機は回転数ゼロの時に最大トルクが出ます。
回転数が上がるにつれ、回転磁界がコイルに作る逆起電力が大きくなり、それが供給できる電力を規制するため、ある速度以上では回せません。
界磁を弱めることでそれを回避は出来ますが、それは出力を落としたり、部品や回路を複雑にしてしまいます。
その点では電動機も変速機があると嬉しいのです。
ただ、電動機はベアリング以外の摩耗部品をなくせるので、メンテナンスフリーの観点から変速機と言う摩耗部品を使うことを嫌うのです。
私はもうリタイアした隠居爺ですから将来がどうなるかはわかりませんが、どこかのメーカーはEVにもギアをつけたりするかもしれませんね。
ただ、MTになるかどうかはわかりませんね。
私はアメリカのクソ田舎に暮らしています。
当地の人々にも、いまだに頑固にMTに乗っている人は大勢います。
その多くは燃費が良いからと言っています。
『こういうギアの使い方をするといいんだ』と自分で燃費向上の工夫ができるのを楽しんでるというわけです。
将来はEVになり内燃機関はなくなるという人が多いですが、私はそんなに簡単になくなることは現実にはないと思っています。
液体燃料は万が一の場合でも簡単に運んで補充できますが、電気はそうはいきません。
豪雪時に高速で渋滞した場合がいい例です。
今の電池事情では電気を『どこでも簡単に補充』は出来ません。
そのために搭載バッテリの一部を非常用の可搬型にするにしても、電動自転車のバッテリとは違い、EVのバッテリは必要な容量が大きく、高い電圧も必要なので、結構な大きさと重さになることは避けられません。
まだ長い目で見て固まっていない電池技術で世界中のそれを標準化することを考えると、裕に10年や20年はかかることが予想できます。
私は現役当時、日本の自動車用技術企画を審議する業界団体の常任審議委員をしていましたが、世界標準規格を作るのはとても時間がかかるしごとです。
国内でドラフトを作るのに数年、世界的機関に持ち込んでも数年はかかります。
バッテリ技術が落ち着いてから規格が決まって商品に反映されるまでに10年はかかるでしょう。
だから、しばらくはせいぜいハイブリッドどまりで液体燃料の内燃機関はなくせないと思います。
その間はMTも細々とでしょうが残るように思います。
『細々と』なので、ATに比べて割高になるのは避けられないでしょうが。
脱線しますが、電池と同じことは水素や LPG、LNG、LPG でも言えます。
特に水素は近年よく理想的なエネルギー源と言われますが、その裏にはバッテリーのように簡単には持ち運べない問題が隠れています。
今車の燃料に注目されているのは、液体水素ではなく、それを気化させ、超高圧にした気体の水素です。
液化水素を気化させるにはいろいろやることが多く、車上で安価に簡単に出来るものではないためです。
ではその高圧ガスは何が大変か。
それは、圧力、水素を漏らさない、水素に犯されない、の三つです。
水素は元素で一番小さなものです。
なので、ボンベに入れておいても、ボンベを作る鉄などの組織の元素の間をすり抜けて漏れてしまうのです。
それを防ぐために、ボンベはとても厚い素材で作らなければなりません。
ボンベの厚さは水素の高い圧力に耐えるうえでも重要です。
しかしそうすると大きく重くなります。
そこでよく行われるのは、軽いアルミで内缶を作り、その周りに炭素繊維などをまいて焼き固めるという作り方です。
それでも水素自動車の高圧水素タンクのボンベの壁が 10cm ぐらいあったりするのは驚きです。
その内缶のアルミには水素がしみ込んでいきますが、水素がしみ込むことにより、アルミと言う金属内部の金属結晶が水素でゆがみ、時とともにもろくなっていきます。
つまりタンクは水素に犯されるのです。
これらから、水素タンクは大きく重く、長い期間は使えません。
そんなことですから、水素を使った燃料電池車だろうが、水素を燃やす水素自動車だろうが、非常時にガソリンをポリタンクで運ぶようには高圧水素を持ち運べないのです。
そんな点からも、ガソリンや軽油を使ったエンジン車はなくなるのはずっと先と思います。
今ヨーロッパやカリフォルニアで内燃機関禁止と言っているのは、そんな問題を真剣に考えていない連中です。
ロシアからのガスや原油の供給が止まって始めてアタフタしてるのと同じです。
冬の寒波で道路の交通が混乱している時に起きていることを見て分からないんでしょうかね。
それで人の命がたくさん失われないと判らないんだと思います。
No.10
- 回答日時:
電気自動車なら、モーターですから、MTはなくなるでしょう。
でも、水素自動車って、発電してモーターで走るのか。それとも、エンジンなのか。
エンジンなら、MTも需要があればできるでしょう。たぶん、需要は主に海外での需要でしょうけどもね・・・
水素エンジンって、トヨタですから、トヨタが出せばって形かと・・・
でも、トヨタが欧州とか北米の海外で水素エンジンをだして、MT車を出さないとって形ですかね・・・
まぁ、日本市場って、ATが主ですからね・・・
No.9
- 回答日時:
モーターは回転数のレンジが広いうえに、低回転のほうが逆起電力が少なく高効率だったんじゃなかったかと思います。
なので基本的にはトランスミッターは不要で、ホイールにモーターを付けたホイールインモーターなども考案されていたりします。(今のクルマはエンジンが3~4回転でタイヤ1回転、低ギアだとエンジン10回転以上でタイヤ1回転なはず)
トランスミッションが不要なのでATもMTもないわけですが、不思議なことにトヨタはEVでMT車を作るとか言っていたような気がします。
ガチャガチャが楽しい人向けに、不要なトランスミッションを付けて、今のエンジンとは逆にモーターの低回転だけを使うような感じにするのでしょうか?よくわかりませんが。
性能としては4輪4モーターのほうが、1モーターで2輪または4輪を動かすより高性能になると思いますから、MT車が出たとしてもガチャガチャが楽しい人向けの趣味車の域を出るものではないだろうと思います。
No.8
- 回答日時:
>電気自動車もしくは水素自動車の時代が来たら
>
という事はエンジン単体のみ搭載の販売が禁止されて以降、はたまたHVも禁止されて以降という事になりますね。
そうすると現在もCVTに積まれている「疑似MT」になりますよね。
でもそれはモーターではわざわざ「ミッション」を積む必要に迫られます。
誰も作らないでしょう。
ただ、水素自動車には「燃料電池車」と「水素エンジン車」とに分かれますから、後者はエンジン車なのでMTを積むのにハードルは無いです。
CO2問題が要になるのであれば水素エンジン車は生き残れます。
(海外実験車もありますが、日本では昨年からトヨタがレースで走らせていますし、マツダは過去にロータリーエンジンを水素燃料で走らせています)
あとは、政策として残してもらえるか次第ですが、
「規制免除メーカー:年間生産台数が一定数以下のメーカー」
(現在のCAFE規制でも年間生産台数が 1 万台以下のメーカーは規制免除)
これでガソリンエンジンが残れるかどうか。ただそれしか選択肢がなくなりますが。
でも、内燃機関搭載車「公道走行禁止」になれば否応無しですね。
No.7
- 回答日時:
水素自動車?。
水素を燃料として使用する燃料電池を使くのではなく・・・ですね。
現在の内燃機関の燃料として水素を使うタイプ、なんですね。
MTの必要性とは全く無関係の話です。
ガソリン使用のエンジンと軽油使用のエンジンとで変わりがないのと同じです。
燃料電池の燃料・・・なら、動力源としてはEVになりますね。
水素自動車、どんな理解をしているのか?。
No.6
- 回答日時:
それはジャップランドに限った話です
それに、豊田章男社長も宣言していますが、内燃機関は消滅しませんし、
ランクルのような車は、余程充電ステーションや水素ステーションが普及しない限りは不滅です
一方で無能な政治家が自己満足でEV、EVって言ってるだけで、
また一部の地域では電気自動車や水素自動車の修理は困難です
あと、MT車をまだ新車で発売している完成車メーカーも一定の需要があるとわかっているからMT車をわざわざ作っています
あと、運転したことはありませんが、EVや水素とMTは相性が悪いです
またトラックなどではMTの方が効率が良かったりするんですよね
なのでMTは、ジャップランドではそもそも買う人が少ないためにどんどん減りますが、
しかし全メーカーでの終販はあり得ません
No.5
- 回答日時:
元々変速機やクラッチ機構は内燃機関がアイドリングが必要で止められない事や、動力として効率よく取り出せる回転域が狭い出力特性の動力を使えるようにするために必要なものですので、0回転から回転制御ができて、最大トルクも0回転から出せる電気モーターは自動車の動力としては理想的でクラッチや変速機は無くても使えるのです。
No.4
- 回答日時:
モーターサイクルは、4輪がほとんどATになってから相当の年月が経ちますが、ATは一向に普及しません。
革新的な技術の進歩(主に蓄電器)がない限り、あと半世紀は残ると思います。
そもそもATしか走っていないのは日本だけです。
No.3
- 回答日時:
水素自動車はエンジン駆動なので、何らかの変速機はあると思われるが、MTを積むかどうかは微妙。
自動運転やら安全制御をするには、機械的な操作は邪魔で非効率なのでATやCVTになるのではないかと思う。これは、TVのチャンネルを切り替えるリモコンなんかでも言えることだけど、大昔の「回す」チャンネルを制御するとなると、メカ的には大変なことになるのでやらないのと同じ(一時期ありましたが)。電気自動車は軸なりホイールをモータで回すだけなので、そもそも変速機の必要性がない。
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