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ノンリコースローンと言う言葉を時々新聞で見かめますがどういうものでしょうか?保証人も要らないということですが、その分リスクはないのでしょうか?

A 回答 (1件)

日本の金融制度で通常行われているローンとは、例えば不動産を担保にお金を借りた場合、返済が滞ると、債権者(銀行)は抵当権を根拠にその不動産を差し押さえ売却します。

ところが、その売却金額がその時のローンの残債額を下回っていた場合、不動産を差し押さえて売っ払ってもまだ借金の精算には足りないということになります。そういった場合、精算に足りない額は依然として債務者が負わなくてはなりませんし、債務者が払えないのであれば保証人がその債務を負わなくてはいけません。このように、担保を差し出してもなお債務が残る場合があるローンのことをリコースローンと呼びます。

ノンリコースローンとは、債務者が担保を差し出すことで全ての債務を弁済出来る制度のローンのことです。担保の価値が残債に対して不足している場合でも、その差額は銀行(債務者)が損として受けなくてはいけません。よって、銀行は不動産の担保能力をシビアに評価する必要がありますが、従来厳しく問われた債務者の信用の部分はその分評価を甘くできます(リコースローンであれば担保を差し押さえた上でどこまで貸し金を回収できるかは債務者の信用に依ったが、ノンリコースローンの場合は原則として不動産の担保能力以下しか貸さないので、銀行が誤らない限り不動産を差し押さえれば貸し金を回収できる)。よって、保証人が不要となる場合があります。
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この回答へのお礼

お返事どうもありがとうございます。

お礼日時:2005/03/30 19:04

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