10代と話して驚いたこと

ADHDには先天性のものと後天性のものがあるのでしょうか?
厚生労働省のホームページには「生まれつきの特性」とあるのですがどうなのでしょう?

私はADHDについて、詳しく知っているわけではないのですが、先日とある本を読み、

ADHDの人は脳の各分野の、発達のバランスが悪い
→脳の発達に関する障害が生じている(いた)
→1人1人脳は違うためADHDの特徴は様々。

というようにADHDを理解しました。
まずこれは正しくないのでしょうか?

(「ADHDを改善するには脳の8つの分野をバランス良く鍛えればいいぞ!」みたいな本を軽く読んだだけ)

そして、こう解釈するとADHDは後天的に生じるものでもある気がするのですが実際はどうなのでしょうか?

「ADHDには先天性のものと後天性のものが」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    そもそも発達障害とADHDの区別すらついていないことに気がつきました。
    もしよろしかったらその違いについても教えていただきたいです。

      補足日時:2022/06/27 22:49

A 回答 (4件)

本当に専門的なことは知りません。

 ← 大事なポイントです

> 改善しようという動きがある以上、原因を探る研究は行われていると思うのです。

当然、原因の研究もなされるでしょう。 
「ADHDと診断されているのは、どのようなものなのか」は、単純ではないです。 アメリカ精神医学会での診断基準も変化し続けています。
https://www.ncnp.go.jp/nimh/pdf/H29_dd_3.pdf P3 スライド4
https://www.melcare.jp/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A% …
ADHDそのものが流動的で、実は、いろいろのタイプが混じっている可能性があるのです。原因の研究も、「このタイプのADHDについては……」とならざるを得ないでしょう。 「ADHDを一括して、これにはこういう原因もあり……」は無理でしょう。

> 何かがはっきりとわかったとしてもそれを伝えないのでしょうか?

何かが分かるにはいろいろあって、「aaaのケースではddddになることが多いが、fffにはなりにくい。=aaaのケースであってもddddにならないことも、fffになることもある」というようなわかり方になることが普通です。もちろんADHDでもaaaではないのもあるのです。 そのような「研究の結果分かったこと」を伝えるのは難しいです。 多くの人は、何が何だか分からない研究だと思うでしょう。 研究の結果を伝えて、まともに理解されるというのは、大変なことです。

厚労省は行政機関です。研究の組織ではないです。新型コロナの対策のようなことの音頭取りをします。だから、ワクチン接種やマスク着用、接触機会の削減を述べられるのです。元々感染発症しない人が大勢いるとか、実効再生産数は1.05にしかなってないとかは問題にしないのです。濃厚接触するワクチン未接種者でも感染しないケースが大量にあるという研究など問題にはしません。

> 例えば「子どもに強いショックを与えるような叱り方がADHDを後天的に生む可能性がある」という結論が出たとしたら 「(誰かに責任があるとする)原因を世間に伝えることは厚生労働省などはするのでしょうか?それとも、ぼかすのでしょうか?」

研究はたくさんあるし、下の図にあるようなことは、一般にも流布されている情報です。
でも、【親や先生や周囲の対応が咎められて、「もっとうまくやらないのが悪いというようになって」しまったら、全体の状況は、悪化する危険が高い】と判断すれば、行政や公益・影響を重視する学者や行政機関は、その影響を抑えるように努力はするでしょう。
「窃盗・強盗・傷害・虐待・暴行・殺人・放火・殺戮・侵略・検挙拘束強制収容・暴動・決起勧奨にも斟酌すべき事情が当事者にはあるんだ」という理解を前面に出すのは、期間・状況が限定です。 大統領ならいつ何をしてもイイというものではないです。

2022年の今の日本では、また最近の5年、10年では、ADHDは、「生まれつきの脳の特性で、育て方が第一要因ではない」がトレンドだということです。
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補足です。


ADHDや発達障害を「生まれつきの特性」というのには、理由もあると思います。 
「生まれつきの特性」ではない、「後天的なもの」も大きいということにすると、育て方が悪い、親や保護者に問題があるという方向に、「責任論」のようなことに注意が向けられて、親が自責感に悩んだり、子が親を責めたり、親子の良好な関係を壊す原因を提供していることになりかねないです。
料理Aを前にして、料理人の腕や食材選びを問題にしていては、食事を楽しくできないのより、もっと具合が悪いことが家庭内で起きたり、ADHDや発達障害の子をもつ家庭を周辺の人々が見る目の悪影響を考えると、原因論に目を向けさせないことが大事になります。

遺伝でもないし、育て方の問題でもない、何かの偶然で生まれつき脳の働き方に生じた個人差が、このような特性を生じさせている 

そのようにしておくのが、現時点での、人間の知恵なのでしょう。
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この回答へのお礼

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ご回答ありがとうございました。

「生まれつきであっても、やり方次第」という考え方が、そういったバイアスがあるかのように強く好まれ信じられているということ、
また、「後天的に生じるとすると、周囲の大人に責任が生じてしまう」という説明は
わたしには全くない視点でしたが、すごく腑に落ちました。

確かに厚生労働省が、誰かを精神的に追い詰め兼ねないことを、仮にそれが真実であったとしてもぼかして伝えようとするのは納得がいきますね。

大変恐縮なのですが
あなたの回答を読ませていただいた中で生じた質問にもお答えいただけないでしょうか?

原因論に目を向けさせないことが大衆に与える影響を考えたときに重要だということは理解したのですが、
「結局のところ後天的な要因もあると考えてもよろしいのでしょうか?」
可能性は低くないと思うのですがどうでしょうか?

また、研究によって
例えば「子どもに強いショックを与えるような叱り方がADHDを後天的に生む可能性がある」という結論が出たとしたら
「(誰かに責任があるとする)原因を世間に伝えることは厚生労働省などはするのでしょうか?それとも、ぼかすのでしょうか?」

厚生労働省が原因論を避けることは納得したのですが、改善しようという動きがある以上、原因を探る研究は行われていると思うのです。
何かがはっきりとわかったとしてもそれを伝えないのでしょうか?

ご回答のほどよろしくお願いいたします。

お礼日時:2022/06/30 20:24

> そもそも発達障害とADHDの区別すらついていないことに気がつきました。



厚労省のサイトに、https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/h …  《ADHD(注意欠如・多動症)は、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです》とあります。

厚労省のサイトに、https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_devel … 《発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です》《発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています》とあります。

《生まれつき》というのは、やややっかいな説明です。 生まれつきからだが弱い、生まれつき気が強い、生まれつき脚が速い、生まれつき目が大きい、生まれつき無器用、音痴、声が良い、頭が悪い、頭脳明晰とかいいます。生まれつき品がある/品がない、生まれつき肌がきれい/汚いともいいます。 
だいたいは、幼児期からその特徴が目立っていて、成人期までその特徴が続いているというときに、《生まれつき》ということが多いです。 
遺伝的性質によって起きることなのかもしれませんが、この遺伝子がこうなってというような科学的理解や説明ができるようなことは、現時点ではないです。

でも、現実の日本社会をみると、サプリでも、学習塾でも、食品や健康法でも、専門のコーチやトレーナーも、雑誌・新聞・折込広告・テレビ・ネットで、『驚きの効果』を述べているものが散乱してます。 
【《生まれつき》であっても、やり方次第だ】と、滅茶苦茶多くの人が考え、期待しているというのが、実際の日本でしょう。 たぶん、世界中でそうなのです。

ADHDにしろ、ASD(自閉症スペクトラム)にしろ、《生まれつきの脳機能の異常によるもの》と説明する医師や医療機関、医師会、厚労省でも、《できることを着実にこなすスキルの獲得は可能だ》という見解を捨てていることはなくて、むしろ、適切に対処やトレーニングをすることで、「障害」を減らして、普通の人のように社会生活ができるようになるという見解を示しているのです。
そうであるから、医療機関も、製薬会社も、トレーニング機関も、研究者も、支援者も、家族も、そして当人達も頑張っているのです。

> (「ADHDを改善するには脳の8つの分野をバランス良く鍛えればいいぞ!」みたいな本を軽く読んだだけ)

その種の本や雑誌、ネットのサイトはたくさんあります。

> そして、こう解釈するとADHDは後天的に生じるものでもある気がする

(鍛えれば良い、バランスをとると良い、やり方次第だ、方法はいろいろあるぞ!)ということは、問題や障害・故障・器質的なことが後天的であるということを示すものではないです。

a ここに調理済みの料理Aがあります b その料理Aを美味しく楽しい食事Yにするために c 器・盛り付けに気を配り、雰囲気を作り、好ましい食事仲間をセットする  

また d 食事する当人が高熱・下痢・胃痛・満腹・泥酔・疲労困憊の状態では【美味しく楽しい食事Yに】なりません。 調理人や調理法を悪くいえば食事は美味しく感じられないです。 食事仲間と喧嘩や罵り合っては、美味しい食事にはならないです。 食事を楽しく美味しいものにする大きな要素は、食事をする人たちのスタンス、状況が大きな要因になります。

「これからどうしようか。もっと良く感じられる状況を、考え・試そう」という態度とその実行です。

aやA、そしてcが大事であることはいうまでもないですが、"後天的"とか"後で生じたこと"とはいいません。 aやA、cにばかり目を向けていると、肝心な食事がすっ飛びます。
大事なことは、先天的・後天的とか、「もうこの状態ではなぁ、、、」というような視点で考えないことです。 
精神疾患でも、脳の外傷や血管障害、薬物の作用でおかしくなってしまった場合であっても、「もうこの状態ではなぁ、、、」というような視点で考えないで、「もっと良く、もっと楽に、もっと容易に」というために、正攻法も、介助も道具や薬剤も、トレーニングも含めて、工夫すれば、多くの場合、状況の改善はできます。
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ADHDは発達障害の中の一つです。



また、基本的には生まれつきのものですが、定形発達との間のグレーゾーンの方や一般の方であったとしても、何がしかの病気や、栄養の偏り等によって、似たような症状が出ることがあるのですが、もちろんそれらは同一のものではありません。

発達のバランスが悪い、という言い方も、あくまでもそれは、定形発達の方達と比べると、異なるという意味での話ですので、イコールとして頭がおかしいだとか、そういったことではなく、あくまでも個性範囲内と言えるレベルのものになります。

当然のことながら、定形の方達と比較すると、脳内での働きも異なっているため、ある部分においては定形の方達よりも大きく苦手とする分野がある一方、ある部分においては、定形の方達がもたないような特有の能力を示したりもするため、人によってはそれを障害と言い、人によってはそれを、ただの個性だとそう言うような人がいたりします、、、。
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