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前半と後半の名前の部分はカットしましたが、日露戦争でしょうか。
あと、一部文字が小さく斜めに書かれていますが、こういう書き方があるのですか?

「昔の筆文字を訳して下さい」の質問画像

A 回答 (6件)

No.3&4です。

PCのブラウザ版から見ていましたが、ブラウザ版では画像がポップアップにはならず、ブラウザの設定で拡大することしかできません。また、画質の問題ではなく、元々の紙が折れ込んでいて文字の一部が隠れている箇所、一部の線がかすれていて読みにくいといった具合で、判断に迷う文字がありました。
あれからまた少し考えたり調べたりしたので、改訂版です。
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白さく今般計ず(?)も露国と戦を開き
給ふに当り 我天皇の大詔勅
恐みて千里の波路を渉り立向ふ海陸
軍人等は山行かば草生尸(=屍)海行かば水漬尸(=屍)
大君の辺にこそ死なじ徒には死なじと家をも身をも打忘れ
出徃日本男児にし在れば大神の御霊幸へ給ひて大き
功を立てしめ以後は皇国に仇なす者なく我天皇は
天下の天皇にして我日本国は世界の本国なる事を
知らし(?)め給へと恐み恐みも白す
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*1行目「計らず(す)も」?→「ず(す)」の箇所は紙が折れていて文字がよく見えません。「知らしめ」の「處」(処)と一部の形が似ているように見えます。
*5行目「打忘れ」→送り仮名は「礼」の文字が一部がかすれている感じでしょうか。「打忘れ」ですかね。
*7行目「者なく」→原文「者[无久]」。万葉仮名「无」は「む」と読む例が多いですが、ここでは「な」と読む例でしょう。
*9行目「知らしめ」?→原文「知[良處米]」か。

1行目「計[良處毛]」、9行目「知[良處米]」と解読した場合、「處」をどう読むかが疑問です。
文脈からは「計らずも」「知らしめ」と読みたいところなのですが、万葉仮名「處」を「し」や「す」と読むのか、少し調べたけれどわかりませんでした。ちなみに平安時代以降の変体仮名だと「處(処)」≒「所」=「そ」です。
日露戦争開戦が1904年。橋本進吉が上代特殊仮名遣について発表し(1917年)、その後、万葉仮名の研究が進んで、読みの訂正もかなりありました。この文章が書かれた当時(1904年頃)、現代の定説とは異なる当時の読み(解釈)で万葉仮名を使っている可能性がありますが、私にはそこまではわかりません。
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最初の


白さく は もうさく と読み 申し上げます。 という意味。

最後の 
恐み恐みも白す は かしこみかしこみももうす と読み
おそれ多くも申し上げます。 という意味です。

両方あわせて、神道で神に祈る時(祝詞)の常套句です。
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No.3です。

誤変換がありました。訂正します。
×大友家持 →○大伴家持

訂正ついでに、万葉仮名を平仮名に直したものを全文、書いておきます。□の箇所は、画像の関係で文字が読み取りにくかったところと、自信のなかったところです。
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白さく今般計ら□も露国と戦を開き
給ふに当り 我天皇の大詔勅
恐みて千里の波路を渉り立向ふ海陸
軍人等は山行かば草生屍 海行かば水漬屍
大君の辺にこそ死なじ徒には死なじと家をも身をも打忘□
出徃日本男児にし在れば大神の御霊幸へ給ひて大き
功を立てしめ以後は皇国に仇なす者□く我天皇は
天下の天皇にして我日本国は世界の本国なる事を
知ら□め給へと恐み恐みも白す
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※小書きの万葉仮名で「弓」のように見えるのは、「弖」(て)の書き誤りかと思います。
他にもところどころ、万葉仮名でちょっと怪しい箇所があるので、書いたのは、このような文章を書き慣れた本職の人では無いと思います。末尾の「義勇団副団長」の自筆かもしれません。

大意をざっくり言えば、対ロシア開戦に際し、天皇の詔勅に従って出征する軍人が、皇国(日本)のために武功を立て敵を打ち負かして皇国の威光を世界に知らしめることができますように、というものです。出征する軍人に向けた戦勝祈願のようなものかもしれませんね。
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この回答へのお礼

助かりました

追記ありがとうございました!
画像が荒い、もしウェブ上でスマホで見ているなら、デスクトップ用ウェブサイトにすると、高画質の画像が出てくるかも。違ったらすみません。

お礼日時:2022/07/31 03:53

「宣命書き」(せんみょうがき)と呼ばれる書き方だと思います。

古代には天皇の詔、現代でも神社の祝詞で使われる表記法です。活用語尾などを小書きの万葉仮名で書く方法です。斜めに書くやり方はちょっとわかりませんが、二行の割り注形式にして書くことはよくあります。
試しに読んでみると、「白(もう)さく今般計ら□も露国と戦を開き給ふに当り 我天皇の大詔勅恐(かしこ)みて千里の波路を渉(わた)り立向ふ海陸……」という感じです。
4行目からの「山行かば草生屍 海行かば水漬屍 大君の辺にこそ死なじ」のくだりは、軍歌「海行かば」(出典は『万葉集』の大友家持の歌)を下敷きにした表現です。
「露国」とあるので日露開戦の出征の折に、どこかの神社に奉納したもの(の下書きとか写しかも)か、そういった類のものじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとう

素晴らしい…!
確かに切れている部分には、宣の字が入った見出しと、書き出しに神社名があります。
そして軍歌まで分かるのですね。

お礼日時:2022/07/31 03:47

小さい漢字は #1 でも言われている通りかなに対応する部分でしょう.



で話としては日露戦争でしょうね. 1行目から 2行目の頭にかけて (最初は読めないけど)
このほどはからずも露国と戦いを開き給うに当たり
って感じに見える. いわゆる旧字体と古文の知識で何とかならないかなぁ.
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小さく書かれている文字は送り仮名や助詞でしょう。


「止」は「と」、「乃」は「の」、「波」は「は」というように。
日露戦争のことと思いますがうまく読めません、私も気になります。
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