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卵と筋トレ 

昔、まだ角田信朗が現役のK-1ファイターだった頃、バラエティ番組で「一日に卵ワンパック、白身だけを食べる。死ぬほど臭い屁が出る」と話していました。

当時すでにプロテインはあったと思うのですが(私自身飲んでいた記憶あり)、それより卵の白身は有効なんでしょうか?

卵一個あたりのたんぱく質はざっと約7グラム。内訳は黄身3グラム、白身4グラムだそうです。すると白身十個でたんぱく質40グラム。

角田さんの体重は90〜95キロ程度です。角田さんはボディビルもやっていたので、たんぱく質摂取量は体重1キロあたり2グラム以上を推奨されていますから、単純計算で一日あたり180から200グラムくらいが望ましいということになります。(そんなに人間の体ってたんぱく質を吸収できるのか?という気もしますが……)

おそらく、角田さんはかなりの大食漢のはずです。格闘家とボディビルダーの二足のわらじなら、体づくりにもかなりセンシティブだったはず。
当然肉や魚、豆腐などはバランスよく食べていたと思います。それでもたんぱく質200グラムは容易には摂れないでしょう。ビーフステーキに換算すると一日1キロに相当します。
しかもボディビルダーなら脂肪は極力避けたはずで、刺し身、鶏胸肉、ブロッコリーなどを主として食べていたのかもしれません。そして、ひょっとして卵ワンパックに加えてプロテインもさらに飲んでいたのかもしれませんね。
そこまでやらないと1日200グラムは無理な気がします。

さて、本題です。
卵十個、白身だけとはいえ、食べ続けて健康に害はないのでしょうか?
筋トレの補助食としての効果はどのようなものでしょうか?ホエイプロテインよりも上ですか?

また、余った黄身は家族に食べてもらうのでしょうが、それにしても多すぎます。黄身だけだと、余計に家族の健康被害が心配になるレベルです。

この場合、家庭菜園の肥料にするとか、食べる以外でなにか有効な活用法はないでしょうか?
単に捨てるのももったいないと思うのですが。

A 回答 (2件)

ソイプロテインと比べれば、卵のタンパク質のほうが筋肥大効果は高いです。



昔はプロテインと言えば大豆のソイしかありませんでしたので、良質で安価な動物性たんぱく質を摂るには卵しかありませんでした。
したがって、昔は卵をたくさん食べて動物性たんぱく質を摂るのは理にかなっていました。

現在はソイではなくホエイプロテインが主流ですから、良質がタンパク質がとれます。そっちのほうが安いし、わざわざ卵白をたくさん食べる必要が無くなりました。

今は、卵白より卵黄の栄養価のほうが注目されています。

卵黄を含めた全卵は、あらゆる食材の中で最も完全栄養食に近い食材です。ビタミンC以外の人間に必要な栄養素をすべて含んでいます。もちろん1個では不十分ですが、卵十数個とビタミンCさえ摂取すれば、健康で長生きするのに必要な栄養度をすべて補うことができます。


>卵十個、白身だけとはいえ、食べ続けて健康に害はないのでしょうか?

これは、肉や魚は1日何キロまで食べてOKですか?という質問と同じかもしれません。他の食材に摂取上限が無いのと同じように、卵にも上限は定められていません。

昔は卵は1日1個までと言われていましたが、コレステロールは肝臓で作られ、食材で摂取したコレステロールは血中LDLコレステロール値に影響しないことが明らかになってからは、2005年ぐらいに卵は1日1個というガイドラインは撤廃されました。

今は、むしろ精製糖質やサラダ油などの健康絵の悪影響のほうがはるかに問題視されています。コレステロール値を上げるのは、白米、砂糖、小麦粉などの精製糖質で血糖値が上昇し血管が傷つけられることに関係があることが明らかになりつつあります。
昔は卵や肉などでコレステロールの摂りすぎが原因だと思われていた病気が、今は白米や小麦粉や砂糖などの精製糖質の食べ過ぎが原因だったわけです。
実際、炭水化物の摂取量が多いと、脳梗塞や心筋梗塞などの循環器系の発症率や死亡率が上昇することがデータで明らかになっています。

炭水化物摂取量が多すぎると死亡率が増加する
https://tinyurl.com/2xz46oqg

卵を食べすぎた場合の害はわかりませんが、炭水化物の摂取割合が1日の摂取カロリーの6~7割以上になると死亡率があがります。したがって、白米を3食しっかり食べるという健康ガイドラインは再考すべきという意見が増えています。

そのように、他の栄養素と比べた場合は、卵を食べすぎて健康被害が出るというのは、なかなか無いように思います。卵にはビタミンA、E、Dなどの摂取上限のある脂溶性ビタミンも含まれていますが、仮に1日50個食べても、健康被害が出るほどの量には届きません。

もちろん明らかに食べ過ぎれば太ったりする健康被害が出る可能性もありますが、それは別に卵の成分のせいではありませんからね。何を食べても、食べ過ぎれば太るし、健康への悪影響はあります。ヘルシーなイメージのある鶏ムネ肉だってプリン体が豊富ですから、食べ過ぎれば痛風になる可能性もあります。しかし、鶏むね肉に上限などありませんからね。

人が1日に食べられる卵の数など、せいぜい多くても10~20個ぐらいですから、健康に害が出るほど食べ続けた人のデータは取れない気がします。

ちなみに、昔からMEC食という健康食を勧めているお医者さんは、卵を毎日3~5個食べるように指導しています。MEC、はMEET=肉、EGG=卵、CHEESE=チーズの頭文字を取ったものですが、動物性たんぱく質を十分に摂るだけでなく、卵黄に含まれる豊富なビタミン・ミネラルがカギ。

若い人にも健康効果はありますが、特にお年寄りの痴ほう症改善や寝たきり予防に、高い効果を発揮している食事療法です。

肉・卵・チーズMEC食で ボケない老けない疲れない!
https://tinyurl.com/2csydpkr

MEC食とは?肉・卵・チーズを中心とした食事法について解説!
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/03 …

そういうわけで、どんなに少なく見積もっても、全卵1日3~5個なら問題ないと考えられます。

しいて言えば、生卵は食べすぎてはいけません。
卵白は加熱して食べる必要があります。

卵白にはアビジンという物質が含まれており、たくさん食べるとビオチンの吸収を阻害します。加熱して食べればアビジンは不活性化するので、ゆで卵などであれば、基本的にはいくら食べようと特に害はないです。

生の卵白を毎日何個も食べ続けていたら、ビオチン不足による健康被害が起こります。
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この回答へのお礼

詳しく体系的に教えていただいてありがとうございます!

お礼日時:2022/08/01 14:03

昔の人は脂質を嫌って卵白のみを摂取する人が多かったようですね。


卵は完全栄養食品と言われてますが、黄身も含めて全卵が完全栄養食品です。
コレステロールの関係から1日3個までが望ましいと言われてましたが、今は1日10個くらいなら問題ないとされています。
筋トレ前後の栄養補給としてはホエイプロテインのほうが優秀です。吸収スピードの問題ですね。
ただし、筋肉をデカくするということを考えると、リアルフードでタンパク質を摂取するのが1番かと。
質問者さんもご承知かと思いますが、サプリはしょせんサプリ。
食事とプロテインパウダーは上手に使い分けるのが利口なやり方です。
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この回答へのお礼

わかりました。
どうもありがとうございます!

お礼日時:2022/08/01 14:04

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