No.3ベストアンサー
- 回答日時:
> ニーチェは近代(近現代?)の問題と格闘した
ニーチェは『ヴェーダ』『ウパニシャッド』『マヌ法典』『スッタニパータ』などの古代インド思想に傾倒、ゴータマ・シッダールタを尊敬していた。度々、忌み嫌う西洋キリスト教文明と対比する形で仏教等の古代インド思想を礼賛し、「ヨーロッパはまだ仏教を受け入れるまでに成熟していない」と語っている。書簡や著作等をみることによって、ニーチェが、いかにして古代インド思想や仏教について知るようになったかが分かる。
私の著作の中では、私のツァラトストラは独特のものである。私はこれで人類にこれまで贈られたものの中で最も大きい贈物をしたのだ。幾千年を飛び超える声をもったこの本は、凡そこの世にある最高の書、本当の意味の高山の氣の書であるー人間という全事実は途方もなくはるかな下方にあるーばかりではなく、また最も深い書、真実の最も内奥の豊富さの中から生れた書であり、一槽おろせばいつも黄金と慈愛に充ちてあげられないことのない、汲みつくせぬ泉である。ここで語るのは、「予言者」ではない、教祖と呼ばれるあの見るも恐ろしい病氣と権力意志の両性動物どもの一人ではない。その慈智の意味をみじめに汲みそこねないためには、何よりも、この口から流れでる音色、この凪日和の音色をしっくりと聴きとらねばならぬ。「よく暴風雨を齎すは、いと靜かなる言葉である。鳩の足して來る思想が世界を率ゅるー」
無花果が樹から落ちる。その黄はうつくしく、口に甘い。落ちながら、赤い無花果の皮は剥げ裂ける。われは、この熟した無花果に吹きあつる北風である。
有徳の者たちに
私たちの徳をも軽やかに足あげて行かせよう、 ホメロスの詩句にあるごとく、徳は来ては、、、、、、 また去ってゆかねばならぬ!
私の冷酷さ
百の階段を越えて私はゆかねばならぬ 高くへと上らねばならぬ、君らの叫びが耳に入るー 「冷酷だ君は!ひとを石とでも思うのか?」ー
百の階段を越えて私はゆかねばならぬ、誰だって階段なんかでありたくはない。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hss/book/ …
適当に数冊でもめくってからにして、、、
ロックは、ニーチェは、と置き場所や飾り方を思うのではなくて、その思想家や哲学者の話しをうかがってみるようなつもりで臨んではどうでしょうか。
No.2
- 回答日時:
ヘーゲルも――つまり ヘーゲルがニーチェに先だって―― 《神は死んだ》と論じています。
近代とその克服という問題については論点がいくつもあるでしょうが いま《神は死んだ――ニーチェにあっては ニーチェ本人をふくむ人間たるわれわれが ナイフで神を刺し殺した――》という命題について このヘーゲルの議論を取り上げます。
あらかじめの結論としては ひとつに ニーチェが世俗に馴染むお話としてこの命題を表現して取り上げたから 人びと一般の生活レベルで ルネサンスを経たあとでも西欧クリスチアニズムの言わばガチガチの道徳宗教と成り果てていたと一面に風穴を空けた。
とは言え もうひとつには ヘーゲルの語った命題の二番煎じである。
――と考えます。
さて ヘーゲルです。:
▲ (ヘーゲルの「神は死んだ」 ~~~~~~~~
神は死んだ、神は死んでしまった。
—これは、あらゆる永遠なもの、あらゆる真なるものは存在せず、神のうちにさえ否定が存在する、というもっとも怖るべき思想である。
最高の苦痛、まったく救いがないという感情、あらゆる高貴なものの放棄が、この思想に結びつけられている。
—ところが、事態の経過はここで立ち止まってしまうのではなく、今や逆転が生ずる。
すなわち、神はこの過程のただなかで自己を維持するのであって、この過程は死の死であるにすぎないのだ。神は蘇って生となる。…キリストの死は、このような死そのものの死であり、否定の否定である。
…ところが神は、これを己れの死によって殺すために受け取ったのである。その汚辱にまみれた死は、こうした絶対的な両極の法外な統一として、この点において同時に無限の愛である。
神が己れに疎遠なものを殺すためにそれと同一化したということは、無限の愛なのである。これがキリストの死の意義である。キリストは世界の罪を贖ったとか、神と宥和したとか言われるのである。
(【Q:ヘーゲルの《神は死んだ》】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9948768.html
のA№3からの孫引きですが)
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