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ゴルバチョフ氏は、西側諸国からは功労者として大変評価が高かったですが、何故ロシアでは評価が低かったのですか?ロシアを混乱させたからですか?

A 回答 (10件)

ロシア人というのは、民主主義を経験していません。



帝政ロシア時代は農奴、ソ連時代は管理搾取された人民、ロシア時代は政権マフィアに搾取された国民です。

民主主義というのは、選挙を通じて、政治家を選び、それに政治を付託するものです。選挙を通じて、国民の総意で政治の方向をコントロールするものであり、政敵を暗殺する指導者を選ぶものじゃありません。

ロシア人は奴隷体質なので、強い親分を好みます。強い親分についていれば自分達は安心でき、自分達の生活が向上するという考えです。そこに国際協調とか、モラルとか国連憲章は存在しません。

ソ連共産党書記長というのは、人民が選べるものではなく、絶対不可侵の存在でした。衛星圏に無理強いをしてでも強い存在が望まれたのです。今でもスターリンは人気があります。ブレジネフは寡黙だったのですが、強いロシア(既に見せかけ)を長年維持しました。

アンドロポフは諜報機関出身者ですから、ソ連が破産状態にあることを把握していました。当然、ブレジネフには報告していたでしょうけど、ブレジネフはそれに対する対策はしなかった。ブレジネフが手を打てば政敵に潰されていたでしょう。アンドロポフも手は打てなかった。指導力がなかったのか妨害があったのか分かりませんが、ゴルバチョフに託したのでしょう。

ゴルバチョフは共産主義者ではありますが、リアリストです。破産崩壊回避のための手を打ちました。それはソ連帝国の縮小だったので、西側からは歓迎され、ロシアでは弱気とされました。奴隷体質の国民は自分達の権利拡大より、他力本願の頼れる親分が好きなのです。

プーチンのキチガイ行動、メドベージェフの大口叩きが好まれるのは、ロシア国民の奴隷根性を考えれば十分に納得です。

世界がうまく回るためには、ロシアを解体して、飴と鞭を用いて奴隷たるロシア国民を上手く扱うに限ります。奴隷が奴隷を望んでいるのですから、害の無い親分を据えることが世界平和につながります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。目からウロコが落ちました。

お礼日時:2022/09/07 22:12

そうだね。


ソ連はスターリン以来70年の社会主義をやってきて
それが国民に染みついていたんだよね。

なので急にゴルバチョフが民主化をやってもなじめなかったのよ。
当然国の体制を変えようとすればたとえ共産主義から民主主義へであっても
国内は混乱するさ。経済的にも行政のシステム的にもね。

その混乱に我慢しきれなかったんだよ、ソ連は。
その混乱を我慢して民主主義のシステムを作り上げれば
安定して自由な国にになったのに、一時的な混乱にめげて
やっぱり前の社会主義がいい!ってことになっちゃたんだ。
いまではロシアが完全に回帰しちゃってるよね。

その混乱に乗じて独立する!と言い出した国があり
ソ連が崩壊しちゃったんだ。

なので国内では今でもその混乱させたゴルバチョフを評価しないのよ。

これと同じことが起きそうなのが中国。
中国も習近平の代が変わり、いずれは先進的な指導者が出るかもしれない。

その時、本当に民主化できるか、と言えばたぶんノーであろう。
なんたって、ロシアは70年の社会主義せいかつが染みついていたが
中国は4千年という間民主化されたことがない国であり、
その時々で一人の独裁者が投資してきた国。
一旦は民主化されても国内の混乱は確実に起きて
4千年分染みついた独裁政権に回帰することを選んでしまうだろう。
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西側と東側では考えが真逆ですから、西側からの評価が高いと言う事は当然「東側からは評価は低い」と言う事になります。

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保守的なロシア人にとっては「共産主義万歳」だからです。



日本だって鳩山由紀夫首相は、保守層からは評判悪かったじゃないですか?
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立て続けで申し訳無いのですが、RTにミハイル・ゴルバチョフ特別ページが設けれています。

結構な質量があり、ゴルバチョフやソ連崩壊を深く考察したい方には良いかと

ミハイル・ゴルバチョフ
https://gorbachev.rt.com/
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RTに、「ミハイル・ゴルバチョフが91歳で死去」の記事が本日掲載されています。


https://www.rt.com/russia/558272-gorbachev-dies- …

大半が、経歴と業績を褒めたたえるものですが、”論争、ソビエト後の貢献”として批判的な部分が紹介されています。

「元ソビエトの指導者は、彼の政策がソビエト連邦とその後継者であるロシアを弱体化させ、ソ連崩壊の主な原因であると信じている人々から、主に国内で重大な批判にも直面しました」

「一部の批評家は、一方的なものを含む彼の軍縮イニシアチブを前進させることによって、ソビエト連邦の軍事力と産業力を弱体化させたと特に言いますが、他の人は、NATOがさらに東に拡大し、最終的にロシアの国境に到達するのを防ぐことができなかったと非難します」
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ソ連の祖国を愛し、社会主義のほうが良いと思い頑張っていた人の中には、ペレストロイカは裏切り行為と思ってる人もいると思います。



因みに、ゴルバチョフ元大統領が亡くなられたそうです。
旧ソ連ゴルバチョフ元大統領(91)が死去 ウクライナ情勢に「ロシアの未来は一つ、民主主義だ」  冷戦終結の立役者でノーベル平和賞も

ソ連崩壊30年となる去年、ゴルバチョフ氏はJNNの書面インタビューに応じ、ウクライナ情勢などをめぐり「責任ある対話への移行が一刻も早く行われるべき」と述べるとともに、「ロシアの未来は一つ、民主主義だ」と訴えていました。

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ソ連が経済的に限界に達していることは明らかだった。

ソ連とは、親分のロシアが子分の東欧などロシア以外の諸国の経済を支えることで成り立っていた。日本の、東京が他の道府県の経済を支える形になっているのと同じことだ。

しかし、ロシア経済が破綻寸前に追い込まれる中、ロシアが東欧などの国々の経済を支えることは不可能になった。だからゴルバチョフはロシア国内を民主化することで経済立て直しを図るとともに、ソ連圏諸国への支援を止めた。
その結果が例えば、対NATOの最前線だった東ドイツが西ドイツの支援にすがることであり、それがベルリンの壁崩壊であり、東が西に九州合併される形でのドイツ再統一に繋がった。
こうしてソ連は完全に解体され、ロシアから離れた多くの国は共産主義を捨てた。

ロシア国内も、強硬な共産主義者は内戦で一掃されたが、ゴルバチョフ自身は自分の行動がソ連の崩壊を招くとは思っていなかった。少なくとも、彼の意図は、ソ連圏の各国を民主化して経済を立て直すことで、米・西欧諸国に対抗し続けることができると思っていたのだろう。

ゴルバチョフはロシアに米・西欧からの攻撃から守る安心感、そしてロシアに栄光をもたらしていたソ連を崩壊させた張本人であると、ロシア人は考えている。だからロシア国内では彼に対する評価が低い。

ある意味、プーチンは、ゴルバチョフが失ったソ連時代のロシアの安心と栄光を取り戻そうとしている大統領だ。だからロシア人には絶大な人気がある。
プーチンにとっては、ウクライナ侵略は、彼の野望の総仕上げになるはずだったが、さて、どうなりますでしょう。
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例えるなら


日本人がJPOPを捨て
隣のKpopをメインに聞きましょう!
て言ってるようなもんです。

国内(ソ連として)じゃ評判悪いし
韓国(西側として)は喜ぶでしょうね。
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民主化しても、はじめは直ぐには結果が出ないからでしょう。

時間がかかる。
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