
銀行が、預金の一定部分を準備金として、それ以外を貸出に利用できると。
ならば、このようなモデルになるかなと。
1割準備金必要と仮定。
最初に資本金100。現金100.準備金1割の10を除くと90
90を貸出し、その全額が預金される(貸出90=預金90)
で預金額が資本金100と合わせて、190に。
190の1割の準備金19で、171を貸出しして全額預金に戻るから預金は361
361の準備金36で、325を貸出し全額預金に戻るから預金は686
この繰り返しだと、貸出が順調なら無限に信用創造できるのに、
ネットの解説では、100/準備率が上限だと。
どうなんでしょう?
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
>ちなみに実際のお金の流れをイメージするなら以下の記事が参考になりますよ。
4-7回あたりでいってることがわかれば国全体のお金の流れはイメージできると思います。ただし、この辺はMMTに近い話ですがこれはすべての経済学者の中で手放しで支持されてるものというわけでもないので、その辺はこの記事を書いた人の多少ポジショントーク的な部分も入ってると割り引いて実際のところと完全な体系的な経済学理論はある程度わけて認識したほうがいいです。
https://ontrack.co.jp/%e7%b5%8c%e6%b8%88%e5%ad%a …
larme001様
No4とNo5の回答まとめて、ありがとうございます。
両方読み、またご紹介の資料を読んで、やっとなるほどと思えてきました。
日本国債論議が世情をにぎわしているなかで、国債過剰で日本がつぶれる論と、日本国内で発行している限り問題ない論が対立。
さらに、日銀提供する貨幣供給量と銀行の信用創造の関係が、よくわからなかったので、信用創造のシミュレーションモデルを作ってみたら、はてな???が発生してきました。
そこでネットで調べたけど、納得できるものがなかった。
それで質問したものでした。
貴兄の回答で、ようやく実態が分かることができたと思います。
ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
>ここまで書いて、準備率は預金にかけるものに思えてきました。
A銀行が勝手に作った融通手形みたいな貸付金(預金)の準備金を、預金させられたB銀行が負担しなければいけないことになりそうな???
説明が少し誤解を生む表現でした。
A銀行がBさんに融資した場合A銀行はBさんの預金残高を100万円(Bに対しての債務100万)としますが、同時にBさんはA銀行に別で100万円の債務を負うことになります。これでここだけで見ればプラマイゼロなので、「借金をはじめに生む」というのは内部の帳簿の数字をいじるだけなら無限に創造できてしまうのです。準備率が関係するのは銀行が預かってる「受け入れている預金等」に該当するため、B銀行に移動した時点でA銀行の帳簿上のBさんへの債務は無くなります。同時にBさんのA銀行への借金100万だけがプラス資産として残ります。
要するに見かけとしては、銀行が市中から預かったお金を他人に”又貸し”することで信用創造をおこなってる、という風に見えるけど、実際やってるのは帳簿上の数字のやりとりなので、「誰かの借金=誰かの資産」であるかぎり合計するとプラマイゼロなのでマイナスを100でも1億でもプラスが100や1億である限り無限に創造できてしまうのです。その歯止めとして機能するのが「準備率」で、故に金融機関が無限に市中にお金を発行できないようになってます。日本の場合今はだいたい0.7%ぐらいで、今はこれを調整することで金融政策は行われてません。
>準備率が問題になるのは、Aさんがこのお金を取引に使用し、Bさんの B銀行に100万送金したとします。A銀行はAさんの口座の数字を0にしてA銀行のもつ日銀当座預金から-100万の帳簿操作を行います。一方でB銀行の日銀当座預金に100万の当座預金がプラスされる
------------------------------
それと、銀行が日銀に預ける準備率のお金の原資は、(返済不要な)自己資本分でしょうか?
そしてそれはどこから生まれるのでしょうか?(国債原資の日銀券とか?)
>基本的に日銀に国債を買い取ってもらった時に生まれる当座預金です。準備率を上回ることが絶対なので、そのためにいわゆる「無担保コール市場」というので金融機関間で毎日当座預金内で貸し借りされており、これが今の仕組みでいう「短期金利」としての性質を持ちます。
No.3
- 回答日時:
難しく考える必要はない。
準備金とは、貸した額の総量のうち、準備率で定めた割合の額は銀行が持ってなければいけない、ということ。100万円で準備率1割なら100万が1割になるまで貸し出しができるということなので1000万まで出回ります。準備率が限りなく0に近づけば無限に通貨発行できますが、その分マイナス帳簿として銀行が記録してることになります。
>信用創造とは、一般的に銀行は集めた預金を元手にして貸出しを行っているのではなく、
貸出しの際借り手の預金口座に貸出金相当額を入金記帳することで、銀行保有の原資を必要とせずに存在しない状態から預金通貨を生み出すことである[4]。
逆に借り手の返済によって預金通貨は消滅することになる[5][6][7][8]。
また近年、信用創造として行なわれる貨幣創出の仕組みについて、多くの経済学の教科書に誤りがあることがイングランド銀行などからも指摘されている[9]。
これは単なる屁理屈なので、ぶっちゃけ銀行の取引=信用創造という認識ではもどちらでもいいと思います。
実際には、wikipediaのいうとおりで以下が理由です。
銀行がAさんに100万貸付をする場合銀行はAさんの預金口座に100万つけてその分銀行に-100万の帳簿処理( 厳密にはA銀行のAさんに対する債務+100万)をするだけです。
これではお金が動いてないので無限創造できますし、ここで信用創造になってます。準備率が問題になるのは、Aさんがこのお金を取引に使用し、Bさんの B銀行に100万送金したとします。A銀行はAさんの口座の数字を0にしてA銀行のもつ日銀当座預金から-100万の帳簿操作を行います。一方でB銀行の日銀当座預金に100万の当座預金がプラスされる一方で、B銀行のBさんのBさんの口座預金が+100万されます( 厳密にはB銀行のBさんに対する債務+100万)。
よって、始めの部分を考えると、A銀行は全くゼロから100万創造し、B銀行のBさんの預金が100万増えたことになりますので、これだけだとプラマイゼロになる限り無限にお金を創造できることになります。一方で、準備金制度というものがありますが、これが日銀当座預金に各銀行が維持しておかなければならない利率です。A銀行が仮に1億円の口座預金を預金者から預かっていればそれは帳簿上A銀行の1億円の債務ということになります。この債務に準備利率をかけた額を一定期間毎に銀行は日銀当座預金として預け入れしているひつようがあります。この例では、A銀行が100万を発行したものが無から生まれたB銀行に移動した点だけ取ってるのでわかりにくいですが、この例では、A銀行の発行した債務がB銀行に移動してますからB銀行が準備利率分を日銀当座預金に確保していることになります。これは全体でゼロサム出なければいけないので、要するにA銀行だろうがB銀行だろうが発行母体がどこであれば、最終的に市中に出回る金融機関の発行した預金残高の総量に準備率をかけた分の日銀当座預金が必要になるため、最大値は1割ならば1000万まで発行できることになります。
要するに何が言いたいかというと、信用創造の本質はお金を借りる人が先で、お金があるから借りれるわけではないのです。借りる人が借りたことによって生まれた債務が誰かの資産として信用創造によって世の中で準備率まで膨らんで資本になるから世の中で経済が加速するのです。
故に、我々個人は「お金があるから買い物をする」のが直感的ですが、実際の経済では「誰かが借金をする時にお金が生まれる。」のが正しいのです。
それが信用創造の本質です。
ただ、教科書的にはややこしいので、あまり難しく考えないでもいいと思います。そもそもこの辺の実際のお金の動きをきちんと理解してない人は政治家でも多いし、簿記などの理解もないと本質を捉えるのは難しい側面もあります。
詳細な回答、ありがとうございます。
おかげで、かなり理解ができ始めたように思います。
------------------------------
下記の部分、よくわかりません、
------------------------------
民間取引による銀行間の資金移動に関連した各銀行と中央銀行間の資金移動の関係、どういうことでしょうか?
そもそも、準備金は銀行の債務(顧客の預金)にかけられるのか、それとも銀行の資産である貸付金にかけられるのか?
A銀行がaさんに貸し付けた1千万円は当初A銀行のaさん口座の預金に。
aさんの支払いで1千万円はB銀行のbさんの預金に移動。
準備率10%なら、準備金額は100万円。
貸付金に掛けるならA・B銀行の準備金は変更なく、預金に掛けるならA・B銀行の準備金は変動しA銀行は減少・B銀行は増加。
ここまで書いて、準備率は預金にかけるものに思えてきました。
A銀行が勝手に作った融通手形みたいな貸付金(預金)の準備金を、預金させられたB銀行が負担しなければいけないことになりそうな???
>準備率が問題になるのは、Aさんがこのお金を取引に使用し、Bさんの B銀行に100万送金したとします。A銀行はAさんの口座の数字を0にしてA銀行のもつ日銀当座預金から-100万の帳簿操作を行います。一方でB銀行の日銀当座預金に100万の当座預金がプラスされる
------------------------------
それと、銀行が日銀に預ける準備率のお金の原資は、(返済不要な)自己資本分でしょうか?
そしてそれはどこから生まれるのでしょうか?(国債原資の日銀券とか?)
------------------------------
No.2
- 回答日時:
下記サイトの説明が、貴方の知りたい事じゃないかなと思います。
https://kou.benesse.co.jp/nigate/social/a13s0403 …
数式は高校で習う等比級数の和で
1 + 0.9 + 0.9^2 + 0.9^3... = 1 / (1 - 0.9) = 10
早速の回答、ありがとうございます。
ご紹介のサイトの結果部分ですが
最初の銀行の100が、準備金除く部分を新たな貸出原資にでき、
まわりまわって預金1000 準備金100で10倍になっています。
そこで打ち止めになる理屈がわかりません。
最初の100で準備10除く90を貸付に回せるなら
銀行業界全体としては、
1000-100=900を新規に貸付(=信用創造)できることになるはず。
なので、この考え方に根本的な間違いがあるのではなかろうかと。
預金には、当初の100からのものか、信用創造によるものかの色がついておりません。
No.1
- 回答日時:
貸し出した 90 は、貸出先のお金であって、銀行預金じゃないからです。
貸した 90 が銀行預金になって戻ってくる時には、貸した金は返済されています。実際には貸出金利分だけ増えて返済されますから、例えば 90 貸して、91 返済されたら、今度は 101 を元手にして、その 1 割を準備金として残りを貸し出す事ができます。
早速の回答、ありがとうございます。
ネットでは、信用創造は 当初預金額÷(1-準備率) だとも書かれていますが、どうもそうではないのではないかと?
今回のモデル、簡単化のためにこの国に、銀行は1つだけと仮定すると、
銀行が預金を根拠に貸し出した90のお金はそのまま、貸出先が同じ銀行に預金することになります。
なので、
100+90=190が預金量になります。
それを根拠に、1割を準備として残りを貸し出すことができるはず。
次々に繰り返すと、無限に信用創造できてしまいそう。
日銀が市中銀行に対して要求している準備率は「日本の場合、法定準備率は準備預金制度対象債務や市中銀行の規模によって異なるが平均すると0.7%程度」だそうです。
https://www.zenginkyo.or.jp/education/support/su …
これだと、ネットで紹介の理論では、日銀券の150倍まで信用創造可能になります。
ある高校の金融の授業で
「(日本は)現金通貨約80兆円に対して預金通貨は約1,200兆円」だと。
これだと、現金通貨の15倍の預金があることになります。
まだまだ余裕ありそう。
ところが、筑波大学のマクロ経済の授業テキストには、
銀行の信用創造のモデルとして、準備率ゼロとして、預金全額貸し出すことで、預金が2倍になるモデルがあります。
https://www.kz.tsukuba.ac.jp/~yamamoto_k/materia …
金融の基本の信用創造が、どうなのか知りたいということでの質問です。
すみませんが、よろしくお願いします。
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回答お礼で、間違い記述したので、訂正。
ネットで書かれていた信用創造は、
>銀行が貸し出しを繰り返すことで、銀行全体として預金総額が膨れ上がり、預金総額は当初の預金額の1/支払準備率倍、すなわち100万円×1/0.1=1,000万円にまで達します。
Wikiに教科書やネットの解説多くが誤りと
ネット記載の内容なら、預金の又貸しで、「信用創造」ではない。
銀行は原資なしで、通貨を創造していると。
>信用創造とは、一般的に銀行は集めた預金を元手にして貸出しを行っているのではなく、
貸出しの際借り手の預金口座に貸出金相当額を入金記帳することで、銀行保有の原資を必要とせずに存在しない状態から預金通貨を生み出すことである[4]。
逆に借り手の返済によって預金通貨は消滅することになる[5][6][7][8]。
また近年、信用創造として行なわれる貨幣創出の仕組みについて、多くの経済学の教科書に誤りがあることがイングランド銀行などからも指摘されている[9]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E7%94%A8 …
最初の質問の補足2に書いたように、
多くの信用創造の説明が間違っていることが判明しました。
私の補足2をご覧ください。
最初の質問の補足2に書いたように、
多くの信用創造の説明が間違っていることが判明しました。
私の補足2をご覧ください。