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北方領土は、先の大戦で日本敗戦時に
スターリンが、どさくさに乗じて火事場泥棒したのですよね。この侵略には何の合理性も根拠もなく、日ソ中立条約を一方的に破って侵略したんですよね。
のちに、スターリン批判をしたロシアですが北方領土は、いただきしたままなんですか?

A 回答 (5件)

「何の合理性も根拠もなく」とおっしゃるのは、国際政治の残酷さを知らないご意見かも知れません。

ソ連の対日参戦と千島列島のソ連への引き渡しは、ソ連の独断専行ではありませんでした。アメリカもイギリスも事前に合意したことでした。歴史の授業でヤルタ協定の秘密条項を習わなかったんでしょうか?

当時の国際条約は秘密条項がよくありました。もっとも、ソ連のレーニンはかつて「秘密外交の禁止」を提唱したのですが、スターリンはそれに反して秘密裏に対日参戦と全千島列島を要求したわけです。いや、むしろ米国がソ連に対日参戦を要請したと言われます(ヤルタ会談の前のテヘラン会談から)。

しかし、いくらソ連・米国・英国が合意しても、日ソ中立条約違反ですよね。いかなる論理で、違反を乗り越えられると考えたのか。
それについては、1945年7月31日(対日参戦の直前)付けの、スターリン宛てトルーマン大統領の書簡が説明しています。トルーマンは「ソ連の対日参戦は国連憲章第103条、第106条によって正当化される」と述べました。

第103条
国際連合加盟国のこの憲章に基く義務と他のいずれかの国際協定に基く義務とが抵触するときは、この憲章に基く義務が優先する。
第106条
第43条に掲げる特別協定でそれによって安全保障理事会が第42条に基く責任の遂行を開始することができると認めるものが効力を生ずるまでの間、1943年10月30日にモスコーで署名された4国宣言の当事国及びフランスは、この宣言の第5項の規定に従って、国際の平和及び安全の維持のために必要な共同行動をこの機構に代ってとるために相互に及び必要に応じて他の国際連合加盟国と協議しなければならない。
〔引用終り〕

日ソ中立条約は、この第103条の「他のいずれかの国際協定」に該当します。それを守る義務よりも、「この憲章に基く義務」の方が優先するということです。そして憲章第1条で、「平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること」が定められているので、平和の破壊者の日本を鎮圧するために、ソ連が参戦することは、日ソ中立条約に優先するという論理です。
マジですか……。国連憲章の調印は1945年6月26日、発効は45年10月24日ですから、対日宣戦布告の8月8日の時点では未発効ですね。未発効の憲章に基いて参戦を正当化するのって、有りなんでしょうか。
さらに、この話には続きがあるのです。連合国は日本より頭が良くて、次の条項を盛り込んでいました。

第107条
この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。

日本は「第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国」に該当します。千島列島引き渡しは「この戦争の結果」です。したがって、国連は、ソ連の千島領有を「無効である」とは言わないということです。なけなしの日本の外交力で、ソ連(今はロシア)と返還交渉するしかありません。この件に関し国連が日本を応援してくれることはないわけです。

さて、回答が長くなってしまいますが、「千島列島というのはどこまでか」という問題があります。
スターリンは前述のヤルタ秘密協定に飽き足らず、「千島列島はもちろん、北海道の北半もくれ」と修正を要求したそうです。それに対するトルーマン大統領の回答が、下記の書簡No.364です。

Correspondence with Franklin D. Roosevelt and Harry S. Truman - revolutionarydemocracy.org
https://www.revolutionarydemocracy.org/Stalin/co …
〔引用開始〕
Replying to your message of August 16, I agree to your request to modify General Order Number 1 to include all the Kurile Islands in the area to be surrendered to the Commander-in- Chief of the Soviet Forces in the Far East.
〔引用終り〕

つまり、千島列島全て(all the Kurile Islands)をソ連が占領してよいと、米国は認めました。ただし北海道は米国が占領するというわけです。島の名前まで明記していませんが、北海道の本土ギリギリのところまで、ソ連が島々を占領してよいということでしょう。
さらにさらにこの話には続きがあって、冷戦の激化により、米国はソ連を非難し日本の肩をもって、「歯舞と色丹は千島に含まれない」と言い出したりしました。しかし、それは口先だけであり、米国の基本外交姿勢は「現状を力で変更しようとする一方的な動きに反対する」です。現状とは、国後択捉歯舞色丹までロシアの領土ということです。
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No.3さんが引用した過去の回答を投稿したkantansiです。

 北方領土は、先の大戦で日本敗戦時にスターリンが、どさくさに乗じて火事場泥棒したのではありません。 1942年のヤルタ会談で、米国のルーズベルト大統領と、英国のチャーチル首相が、ソ連の対日参戦の見返りとして、北方領土をくれてやるとソ連のスターリンに約束した結果です。 ソ連は約束通り対日参戦しましたが、北方領土に侵攻するだけの艦船を所有していなかったため、米国が大量の艦船をソ連に供与するとともに、ソ連兵に操船技術なども訓練してやって、ソ連は北方領土を占拠することができたのです。
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その質問については、同等の質問で過去に正解が既に掲載されていると思われます。



北方領土は、ソ連の対日戦参戦の見返りとしてくれてやると、1945年2月のヤルタ会談で米国のルーズベルトと英国のチャーチルがソ連のスターリンに約束したものです。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13134226.html

1904年の日本国の背信的攻撃により侵害されたロシアの旧権利が次
のとおり回復されること。
(a) 樺太の南部及びこれに隣接するすべての諸島がソヴィエト連邦に返還
されること。
(b) 大連港が国際化され、同港におけるソヴィエト連邦の優先的利益が擁
護され、かつ、ソヴィエト社会主義共和国連邦の海軍基地としての旅順
口の租借権が回復されること。
(c) 東支鉄道及び大連への出口を提供する南満洲鉄道が中ソ合同会社の設
立により共同で運営されること。ただし、ソヴィエト連邦の優先的利益
が擁護されること及び中国が満洲における完全な主権を保持することが
了解される。

千島列島がソヴィエト連邦に引き渡されること。
前記の外蒙古並びに港及び鉄道に関する協定は、蒋介石大元帥の同意を必
要とするものとする。大統領は、この同意を得るため、スターリン大元帥の
勧告に基づき措置を執るものとする。

ヤルタ協定
https://www8.cao.go.jp/hoppo/shiryou/pdf/gaikou0 …

以上のとおり、米英がソ連参戦を企てたものです。2島返還阻止も米国が企てたものです。
また、主に右寄り主体の日本人の反ロ意識,感情も、米国が企てたものです。

プラザ合意による第2の敗戦からの今の日本の現状にしてもそうですが、要は大多数の日本人が理解してないだけで、日本には主権があるとは言い切れない、実質的に米国の植民地状態に近いと言う事になり、このヤルタ協定なども、米国にいる人種にとっては、日本の権利,人権など、虫けら程度と思っている事の現れでもあると見ています。
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この回答へのお礼

ありがとう御座います。
同意です。

お礼日時:2023/01/28 19:45

> この侵略には何の合理性も根拠もなく、


ソ連にしてみれば、大戦中という事での侵略です。
日本の、戦意喪失表明を受けての、火事場泥棒という事です。

> 日ソ中立条約を一方的に破って
日ソ不可侵条約の破棄は、その日以前の対日攻撃になります。
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この回答へのお礼

だから?質問は、のちにスターリンは批判されたのに何故、彼の侵略は批判されなかったのか?です。

お礼日時:2023/01/28 18:30

ロシアのプー(チン)と中国のプー(習近平)が早く自滅して、世界に平和が訪れ、北方領土が日本に返って来る事を私は望んでいます。

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この回答へのお礼

レベルの低い感想は、いりません。
回答を下さい。

お礼日時:2023/01/28 18:20

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