電子書籍の厳選無料作品が豊富!

アジアの親米国を、NATOみたいな枠組みで繋げられないんですか?

A 回答 (5件)

結論からいうと「難しい」です。



NATOが纏まれて米国と連携できるのは「ロシアという脅威があるから」です。

ヨーロッパの西側諸国は昔からロシアに圧迫されてきた歴史があり、それが元でEUやNATOをつくって団結できたし、ヨーロッパからの移民が多数を占めるアメリカと連携することができたわけです。

しかし、アジア各国は「自国を圧迫してくる国」が必ずしも中国ではありません。ベトナムやフィリピンは中国の圧迫を感じているので、アメリカや日本と連携しやすいですが、ラオスは中国よりも国境線が長く接していて、自国より国力が強いベトナムを警戒してむしろ中国に接近していますし、ミャンマーもタイとの対立やインドからの圧迫などを受けて中国との親和性が比較的強いです。

なのでヨーロッパのように「中国に対抗するために、アメリカと同盟してNATOのような軍事連合を作る」という事にはなかなかならないのです。

とりあえず、今可能なのは「中国の海洋進出に対抗する太平洋側の海岸国の連携」で、南シナ海を取り巻く台湾・フィリピン・ベトナムと日本が連携しつつアメリカやオーストラリアがバックアップする枠組みはできつつあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2023/02/26 09:08

NATOは旧ソ連に対抗するために作られた軍事同盟ですが、アジアで同じような組織を作るとすれば、仮想敵は当然中国になるでしょう。

 しかし、アジア各国は経済的にも中国と関係が深い国が多く、日本とインド以外に、中国と敵対するような軍事同盟に参加する国はいないでしょう。
    • good
    • 0

そのためには強大な敵を作る必要があります



そのために分かりやすい敵を中国にしようと
プロパカンダをしています

中国をもっと過激にさせようと
中国近郊で軍事演習を繰り返しています

中国はそれを知って軍事ではなく経済でアジアや中東を
取り込んでいます

世界の覇権国家とはアメリカです
    • good
    • 0

TPPが、その下工作だったと


言われていますね。

でも、米国の撤退で没になりました。

アジアは米国から援助を受けていますが
それ以上に、中国との経済的つながりが
強いのです。

だから、そうそうまとまるのは難しい
のです。
    • good
    • 0

親米というだけではまとまらないでしょう。

共通の敵が必要です。

中国を敵と看做すならば濃淡はあるにせよ、日本、台湾、インド、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドだけの枠組みです。

ロシアを敵と看做すならば濃淡はあるにせよ、日本、韓国ぐらいでお終いです。

・北朝鮮は日韓を敵視して、中露は一応仲間。
・韓国は日朝を敵視して、中は仲間。
・台湾は中国を敵視。
・モンゴルは反中、親露。
・フィリピンも中国を敵視。インドネシアを胡散くさくおもっている。
・インドネシアはオーストラリアとマレーシアを敵視して、シンガポールは敵の敵なので少し好き。中国好き。
・マレーシアはインドネシアとシンガポールが仮想敵。
・タイはベトナム、ミャンマー、カンボジアを敵視。中国好き。
・ベトナムは中国が大嫌い。タイは仮想敵。
・ラオスはタイが仮想敵。ロシア、中国と等距離外交だけど、警戒している。
・ミャンマーはロシア、中国と等距離外交。バングラディッシュ、タイは仮想敵。
・オーストラリアはインドネシアを狙っている。
・ニュージーランドはどことも係わりあいたくない。

うーん、QUADでよくね?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!