
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
1日は、太陽の動きからの朝~夜の周期で決まります。
朝、昼、夕方、夜ではアバウトすぎるので、西洋では24分割、日本では12分割しました。
西洋の「24分割」は、紀元前2000年ごろのメソポタミアで生まれ、古代エジプトでも採用されたようです。
それを日本では「十二支」に当てて、真夜中から始めて「子(ね)の刻」「丑(うし)の刻」「寅(とら)の刻」などと言いました。(正確にいうと、「子(ね)の刻」の真ん中が真夜中、つまり「子の刻」は23時~1時ぐらい)
なので、ちょうど真昼が「午(うま)の刻」になり、昼の12時を「正午」と呼びます。
この「一刻」は約2時間ですが、もう少し細かく時間をカウントするのに、1刻を4分割して、30分刻みで「ひとつ~よっつ」と呼びました。
なので、夜中の2時半ごろを「草木も眠る丑三つ時(うしみつどき)」と言うのは、「丑(うし)の刻 = 1時~3時」の「3つ目の30分、つまり2時~2時半ごろ」を指します。
というように、ふつうの人の生活感覚では、30分単位ぐらいで十分だったようです。
それを「時計」としたのは「日時計」(太陽の影を使う)など。
これに対して、短い時間は「時刻」というより単に「時間間隔」というとらえ方で、たとえば「砂時計」で砂が落ち切る時間(3分とか5分とか)ということで計測していたと思います。同じようなものに「水時計」「火時計(ろうそくや線香の長さで測る)」などがあります。
これを、「分」とか「秒」にまで細かく分けて、「時刻」として地域や国家間で統一するようになったのは、機械時計が普及した中世~近世になってからではないでしょうか。
時計やカレンダーなんて、広く「共通化、標準化」しなければローカルで勝手に運用しますから。
ロシアは1917年のロシア革命まで、西欧とは13日ずれた「ユリウス暦」を使っていました。なので、ウクライナ侵攻で話題になった「ロシア正教のクリスマス」は今でも1月7日です。
日本が現在の暦(グレゴリオ暦)を使い始めたのは、明治6年(1873年)からです。明治5年12月2日の翌日が明治6年1月1日でしたよ。
日本でも、昔の時間の呼び方から「正午」や「お八つ」(午後3時ごろ)などという言い方が残っていますね。
時刻は人間が勝手に取り決めて共通化、標準化しただけのものです。
決まっているのは「地球の自転」で決まる1日、「地球の公転」で決まる「1年」。それをどう分割するか、1年を「月、日」に分解するのが「暦」(カレンダー)、1日を「時、分、秒」に分割するのが「時刻」です。
時刻は、メソポタミアで発祥したときから「24分割」「60進数」を使っていたようなので、それを共通化・標準化したのでしょうね。
No.4
- 回答日時:
No.2&3 です。
さらにもう一言。我々が日常「60進数」よりも「10進数」を多く使っているのは、単に「手の指が10本あるから」という単純な理由です。
指折り数えるには10進数が便利だから。
でも、10進数で「3等分」を表すのは、分数を使わないと無理なんですよ。
1000円のものを3人で割り勘にするって、難しいでしょ?
その点、60進数は #3 に書いたように分割するときに便利なんですよ。
計算が苦手な人は指折り数える10進数を好み、計算が得意な人は割り算のしやすい60進数を好んだのでしょうね。
メソポタミア人、エジプト人は計算が得意で賢かったのだと思います。
No.3
- 回答日時:
No.1 です。
少し追加。1年が365日なのは、地球が太陽の周りを回る「公転」周期によります。
従って、円の一周の角度「360°」とは無関係です。
一周の角度「360°」は、時刻と同様に、分割しやすい(約数が多い)60進法から決めたものだと思います。
時刻も
1 時間 = 60 分 = 3600 秒
ですから、これと同じ発想だと思います。
時刻と同じように、角度も
1° = 60 分 (= 1' = 1/60 °)
1分 = 60 秒 (= 1" = 1/3600 °)
になります。
(地球上の位置を示すのに緯度、経度を使いますね。東京都庁の位置は
北緯 35° 41′ 22″ 東経 139° 41′ 30″
ほくい 35度 41分 22秒、とうけい 139度 41分 30秒
だそうです)
時計の文字盤を見れば分かるとおり、
・2分割 = 30分、角度だと 180°
・3分割 = 20分、角度だと 120°
・4分割 = 15分、角度だと 90°
・5分割 = 12分、角度だと 72°
・6分割 = 10分、角度だと 60°
と等分割しやすいですよね。
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