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心理学ではないかもしれないのですが、
どこかで偶然耳にして、気にかかった音楽などがあって、しばらく忘れていても、後で必ずまた巡り会い、詳しい情報を手に入れることができる。
というような現象が、ある呼ばれ方をしていると聞いたことがあるのですが、詳しく思い出せません。
ご存じの方がいらっしゃれば教えてください。

A 回答 (1件)

過去に接触した情報が本人が自覚しないまま記憶に残り,


その後の関連情報の処理を促進する(ときに抑制する)現象は
記憶のプライミング効果と呼ばれています。
プライミングは“priming”で,「事前準備」,「呼び水」といったような意味です。

たとえば単語リストの文字数を正確に数える課題という名目で第1実験を行ないます。
このときリストの中にさりげなく特定の単語(たとえば“ANIMAL”,“MEMORY”)を混ぜておきます。

それから1時間なり1週間なりのインターバルをおいて
同じ被験者で第2の実験を行ないます。
今度は綴りの空所を埋めて意味のある単語を作る課題で,
“A□□M□L”,“M□M□□Y”のような課題を混ぜておくと
以前のリストになかった単語に比べて正答率が高くなったり,
正解に達するまでの時間が短くなったりすることが確認されています。

第1実験で用いたリストの単語を再認させる課題では
インターバルが長くなるほど成績は低下しますが,
穴埋め課題の成績は1週間経過してもあまり変わらないことから
本人が自覚していない潜在的記憶システムの存在が推定されるわけです。

以上はお尋ねの現象にぴったり当てはまるものではありませんが,
かなり近いものではないかと思うのですが。
いわゆるデジャヴュ(既視感)現象も
このプライミングで説明できるとする研究者もいます。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなり、大変もうしわけございません。

とても勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/01 15:46

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