10代と話して驚いたこと

量子力学では情報は保存される、情報保存の原理があると言います。電荷保存則などもその一つかもしれませんが、この情報という概念を一般に敷衍して、日々耳にし目にするニュースなどで伝えられる事柄も量子力学の情報として扱ってよいとすると、しかし、そうした情報は時間が経つにつれて、失われていくように思えるのです。確かに、画像や音声、文字、数字として記録には残る、残していくことができるでしょうが、体験的な情報としては薄れやがて消えてしまうようです。たとえ何らかのデジタル情報として記録しておいても、メモリが満杯になれば順次消されていくか、そうでなくても、結局は記録媒体の劣化によって読み取り不可能になってしまうと指摘されています。事実、そうだと思いますし、一番長く保たれるのは岩に掘られた文字だと主張する学者もいるそうです。
歴史学でも、粘土板に刻まれた文字の解読が過去を再構成する重要な手段でしょう。これも、地球が誕生した46億年前などというタイムスパンからすれば、つい最近と言ってもいい、高々数千年前の情報が大分失われてしまったためと言える。何のために、どのようにして建造されたのか、わからない巨石建造物などもそうです。
しかし、情報が保存されることが自然の原理とするなら、これは単に情報にアクセスすることが困難になっただけと解釈できる、というか、そう考えないと矛盾になります。
とすると、過去の事件や事象の情報はどんな形になってしまったのか?別に世界を揺るがす大事件でなくとも、日常に起こり体験する些細な事柄だって、何らかの形で保存されているはずで、アクセス困難になっただけ?でも、事実上アクセスできない形になってしまうなら、それは情報が保存されないのと同等ではないか、と考えてしまいます。
それとも、ニュースなどで伝えられる事件等は、量子力学における保存の対象となる情報ではないのか。例えば、熱力学第2法則が適用されるエントロピー増大によって、原子や分子のランダムな運動に還元され、いわゆる熱雑音化してしまうということなのでしょうか?
少々、大仰に言えば、日常の普段の生活だとて、ブラックホールと同様の効果を持ち、物質の情報をブラックボックス化していくということなのか…。

A 回答 (2件)

情報とはinformationです。

略称は「インホ」です。仏語では「アンフォルマシヨン」と発音します。
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物理学や量子力学のことはよくわかりませんが、個人的な体感として、この3次元の物質世界そのものが、宇宙のすべての記憶、叡智から遮断された、限定的な閉ざされた場所なのだと思います。


肉体を持って波動の重い物質世界に来たときに、私たちは記憶喪失になるのでしょう。
ちなみに3次元は、多次元の中に同時に存在していて、人間は本来、多次元に存在していると世界各地の先住民は言います。目に見える世界がすべてではないということです。
私はどの宗教にも属していません。
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