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明治百俳家短册帖序(明治四十五年七月)

雲箋有響墨痕斜
好句誰書草底蛇
九十九人渾是錦
集將春色到吾家



一行目についての質問があります。(1)「雲箋」は雲の模様がある髪ですか。(2)「響墨痕斜」のイメージはあまり見えません。普通の日本語で書いたらどうなるのでしょうか。ありがとうございます!

A 回答 (1件)

七言詩は二、二、三で区切って読むと意味が通じます。



雲箋、有響、墨痕斜 雲箋 響き有りて 墨痕斜めなり


「雲箋」とは他人の手紙を敬っての表現。便箋の箋ですから手紙ですね。
「響き有り」とは人格の高潔さが表れているというほどの意味。

碧巌録という問答集の中に、「言中有響」ということばが遺されています。
ひとの発することばにはその人の思いや知慧が宿っていて、発する者は相手に響くよう自らの言葉に思いを込め、聞く側はその思いの響きを感じ取ります。
https://sho.goroh.net/hibiki-ari/

末尾の「墨痕斜めなり」は毛筆で書かれた筆跡がとらわれが無く自由闊達であるというほどの意味。「斜」は正当な規範から外れている意味もありますが反面上記のようにも解釈できます。
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