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生物基礎
免疫

1 樹状細胞はT細胞に抗原提示をしますが、T細胞ということはキラーにもヘルパーにも抗原提示をしているということですか?

2 マクロファージやB細胞は樹状細胞のように抗原提示をしますが、マクロファージやB細胞の抗原提示を受けるのはヘルパーTですか?キラーとヘルパーどちらもですか?
それとも樹状細胞にしますか?

3 好中球、マクロファージ、樹状細胞は普段は血管にいるんですか?また、樹上細胞のみ異物を取りこむとリンパ節へ移動するんですか?リンパ球(T,B,NK細胞)はリンパ管にいるんですか?

4 キラーTは病原体に感染した細胞には攻撃できますが、病原体自身には攻撃できないんですか?

1つでもわかる方回答お願いします。

A 回答 (1件)

1の質問に対する回答


ヘルパーT細胞に抗原提示をして、ヘルパーT細胞からの指令によりキラーT細胞が攻撃します。

2の質問に対する回答
ヘルパーT細胞です。

3の質問に対する回答
好中球のみ血液やリンパ液の中にいます。マクロファージや樹状細胞は皮膚や腸管など外界との境界の細胞の中にいます。好中球やT細胞やB細胞を含むリンパ球は血液の中やリンパ液の中にいます。
(血液の流れは、動脈や静脈だけではなく各細胞から滲出するリンパ液がリンパ節を経て静脈へ戻って行く経路があり、リンパ液の中には多くのゴミが混ざっています。)

体を守る免疫機能の役割には、大きく分けて外敵の侵入を検知して警報を発する機能と警報を元に外敵を攻撃する機能に分かれますが、マクロファージのように外敵の攻撃とともに警報を発する機能を持ったものもあります。

大別すると
樹状細胞は外界との境界の細胞の中にいて外敵の侵入をいち早く検知して警報を発します。

マクロファージは、壊れた細胞を食べてゴミにしてしまいますが細菌やウィルスに感染して壊れた細胞を食べた時は外敵の侵入を検知して警報を発します。

ヘルパーT細胞はこれらの警報をもとにキラーT細胞に攻撃指令を発します。
キラーT細胞は攻撃ターゲットと攻撃指令に基づき攻撃ターゲットを攻撃します。

なお、マクロファージ、樹状細胞、T細胞は、全て骨髄で生まれ、未熟な段階で胸腺での厳しい訓練を経て、マクロファージ、樹上細胞、T細胞に成熟します。

息子が白血病になった10年ほど前に勉強したことなので、細かいことはほとんど忘れていますが、ポイントは間違っていないと思います。
なお、当時からすると、この分野も飛躍的に進化しているのではないかと思います。
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