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国会の本会議の映像で、
議長の「賛成の諸君のご起立を願います」という発声にあわせ、賛成議員がぞろぞろと起立するシーンに、「今日、衆議院の本会議で○×法案が可決されました」というナレーションが流れる…情景が映ることがありますが、

あれは単なるセレモニーなんですか?

A 回答 (6件)

> あれは単なるセレモニーなんですか?



確かにそうです。これはご質問が正解でしょう。
国会中継をご覧になると、議長は人数を確認もせずに、「起立多数であります。よって本案は、可決されました」、あるいは「起立少数であります。よって本案は、否決されました」(野党提出案の場合など)というのが通例です。

というのも、衆院の規則で「出席議員の5分の1以上の要求があれば記名投票で採決」となっている。青い木札・白い木札(議員名が記名済み)を投票箱まで入れに行く、伝統的な方式である。
しかしそれは時間がかかり過ぎるから、事前に与野党の国会対策委員(略して国対)が裏で話を付けている。「これらの法案は、起立投票でどんどん可決することを認めますね」、「あの法案は最後の最後まで反対させてもらいますよ、記名投票も要求します」などと。
このように国対の筋書きに沿って、議事は進行するそうだ。本会議などの表舞台で実質的な話し合いは行われない。与野党のバトルはあるが、(中継を意識した)政治的パフォーマンスだったりする。採決は、事前の「国対政治」と党議拘束により、セレモニー化してたりする。そりゃ議員や大臣も議場で居眠りするわけだ。

よその芝生は青く見えるのかもしれないが、イギリス国会の丁々発止の論戦などを目にすると、イギリスが斜陽国家と言われて久しいながらも、今なお国際的に注目されているのが分かる気がする(イギリス国会にも党議拘束はあるが日本ほどひどくない)。
一方、日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた時期もあったのに、衰退が忍び寄っていることも分かる気がする。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2024/03/04 21:55

>「今日、衆議院の本会議で○×法案が可決されました」



次に参議院に送られ、同じことを各委員会で審議します
そこで、参議院でも可決されて初めて法律になります

25年前、小選挙区比例代表制では参議院で否決されました
当初は、小選挙区250、比例250議席でしたが
参議院で否決され衆議院に戻され
小選挙区300議席、比例200議席となり
衆議院で3分の2の賛成が得られ決まりました
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審議の核心部分は、本会議前の「委員会」なのです。



本会議では、あらかじめ質問事項が渡されており、役人が徹夜して回答集を作成するのです。

で、一通り質疑応答が終わって採決ですが、結果は明らかなわけですから、
手順通りに動いて終了です。

まあ、本会議そのものがセレモニーと言えるでしょうね。
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セレモニー = 儀式・式典などではなく、採決の手段の一つです。



国会に限らずどんな会議でも採決の方法としては、
・起立
・挙手
・拍手
・記名投票
・無記名投票
・その他
と複数あり、どれであっても採決の結果を議長が発表するのは当然のことです。
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麗しき伝統です。

あの起立する瞬間に「あぁ、自分は国会議員になれたんだなぁ、と感慨にふけります。
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はい。


日本の政党は党議拘束が極めて強いので、党の方針に反対する投票をする議員はまずいません。造反議員が出ると大ニュースとなって大騒ぎになります。ですから、議決以前にもう可決されるか否決されるか票読みは終わっています。
議決には、起立方式、押しボタン方式、投票方式の三つがあって、可決が既に明白なものはほとんど起立式で採決されます。
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