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紀元前の話。なぜ、見かけ上も民族的にも異なるユダヤの人達がアラブ世界にポツンと存在できたのでしょうか?
一通り歴史は見ました。特にユダヤの王国がローマ軍に蹴散らされ第二次世界大戦ホロコーストなど経て今のイスラエル建国はわかりますが。でも、一番最初の最初始めの始めはどうやって?というのが素朴な疑問です。
そこの根本的な事を知らないとパレスチナイスラエル問題を軽々に論じられないと思い。どなたか知見のある方、お答え宜しくお願いします。

A 回答 (15件中11~15件)

>一通り歴史は見ました。


それでは、ペルシャ人とアラブ人の違いは、お判りになったでしょうか?

歴史、民族、宗教、がモザイク模様になって居る、地中海沿岸を含む
中東地域の事は、ユーラシア大陸の極東に住む、日本人に、一言で
判る様に回答するのは困難です。

最低限、旧約聖書を一度、読んでいないと、回答されても理解出来ません。
次に、オリエントと呼ばれる地中海沿岸の歴史と文明の知識を有する事。

中東はギリシャ・ローマ帝国とペルシャ王朝との戦争の歴史です、
それに、旧約聖書が絡んだのが紛争の種になっています。

更に複雑に、させたのが第一世界大戦に於いて、三枚舌外交を行った
英国の無責任な外交交渉なのです。
三枚舌外交だけでも、一冊の本に成ります。

イスラエルの殺戮行為を見ると、アドルフ・ヒットラーに一票!
入れたくなりますね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かにさらに歴史を細かく分析する必要性、そこに聖書など絡んでくるとより難解。
だからこそ生物学的にどこから来てどこにルーツがあるのかという側面からのアプローチが一つ理解の助けになると考え質問のような素朴な疑問になりました。

お礼日時:2024/02/27 20:01

紀元前2000年頃:アブラハム(ユダヤ人)が、「カナンの地(エルサレム)を与える」という神のお告げを聞く。



紀元前1300年頃:モーセ誕生(両親ユダヤ人)。
当時はエジプトが強大で、エルサレムから多くのユダヤ人が奴隷としてエジプトに連れてこられていた。
モーセもその奴隷の子。

成人したモーセは、「エジプトにいるユダヤ人を救え」との神の教えを聞く。

ユダヤ人をまとめ、エジプトを脱出する。
映画などで有名な、海が割れるシーン。

モーセは、シナイ山の山頂で神より「十戒(ユダヤ教の基本)」を授かる。

この時、神は「ヘブライ人(ユダヤ人)が律法を守るのなら、パレスチナ(イスラエル)を与える」と伝えた。

これが「神との契約」と言われている。
また、この契約は神に選ばれた人間を対象とするので、ヘブライ人(ユダヤ人)は、神に選ばれた民であると考えた。(選民思想)

その後、パレスチナの地に戻ったヘブライ人は、紀元前1000年頃、イスラエル王国を建国する。

その後イスラエル王国は分裂し、アッシリアや新バビロニアに征服され、紀元前500年頃、新バビロニアの滅亡と共にヘブライ人は解放されイスラエルの地に戻る。

紀元前50年頃、ローマ帝国の支配下となる。
ユダヤ人は地中海各地に離散する。
ユダヤ人は少数派なので、各地で迫害を受ける。

1914年〜1918年:第1次世界大戦
イスラエルはオスマン帝国の支配下にある。

1917年、イギリスはオスマン帝国と戦争状態にあり、ユダヤ人に「イギリスにお金を出せば、ユダヤの国の建国を認める」と約束した。
「バルフォア宣言」と言う。

一方で、アラブ人に対しては「オスマン帝国内で反乱を起こしてくれたら、アラブ人の国の建国を認める」と約束した。
「フセイン・ホフマン協定」と言う。

更に、フランスとロシアに対して「戦争に勝ったら、オスマン帝国を山分けする」と約束した。
「サイクス・ピコ条約」と言う。

イギリスの「三枚舌外交」と言われる。

戦争はイギリスが勝利して、ユダヤとアラブは約束の履行を求めるが、イギリスは逃げてしまう。

1947年、国連は「パレスチナ分割決議」を採択。
   アラブ系:47%
   ユダヤ系:53%
アメリカ経済に力を持つユダヤ人がアメリカに圧力をかけ、不平等な内容となる。

1948年5月14日:イスラエルの建国宣言
アメリカはすぐに建国を承認する。

1948年5月15日:第1次中東戦争勃発
「アラブ連盟 5カ国」(レバノン、シリア、トランスヨルダン、イラク、エジプト)による宣戦布告

イスラエルが勝利し、アラブの土地を奪う。
ユダヤの土地は80%になる。
アラブの土地は、「ガザ地区(エジプトが確保)とヨルダン川西岸地区(トランスヨルダンが確保)」だけになる。

1956年:第2次中東戦争
1967年:第3次中東戦争
1973年:第4次中東戦争

すべてイスラエルが勝利し、先のバルフォア宣言通り、すべてがユダヤのものとなる。

国連は「国際法上、占領は認めていないので、ガザ地区とヨルダン川西岸地区から撤退せよ」とイスラエルに通告。

イスラエルは「歴史的にも自分たちの国である」としてこれを拒否。

1993年:オスロ合意
「共存が良いのではないか」というノルウェーの進言により、イスラエルはガザ地区とヨルダン川西岸地区から撤退。

パレスチナ人(アラブ系)による「自治を認める」という「オスロ合意」成立。

1999年〜2000年:イスラエルとパレスチナで和平交渉を行うが不調。

2008年:ガザ紛争 ガザ地区を実効支配するハマスによる反乱
2014年:イスラエル軍 ガザ地区に軍事侵攻

2020年:中東諸国がイスラエルと国交正常化へ。
バーレーン、アラブ首長国連邦、スーダン
イスラエルの技術力が欲しいため。
パレスチナはドンドン後ろ盾を失う。

2023年:ガザ地区のハマスによるイスラエル攻撃
反撃としてイスラエル軍がガザ地区に侵攻。

「神との契約」は、ユダヤ人の国家建設なので、パレスチナ人を排除しなければならない。

ハマスの掃討を大義名分として、パレスチナ人を一掃する。
だから、民間人も無差別に排除対象となっている。

で、現在に至る。

紀元前2000年頃までは、ユダヤもアラブも共存していた。

ユダヤ人の「選民思想」と「神との契約」により、イスラエルを建国。

一方的な決めつけによる建国だが、アメリカが承認してしまったため、既成事実化されてしまった。

国連の「分割決議」も不平等な内容。
オスロ合意で「共存」とはなったが、パレスチナ人は土地を奪われたまま。

一番最初は共存していたわけだから、「パレスチナ人国家の建国」を認めない限り、この対立は延々と続くことになる。
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この回答へのお礼

素晴らしいまとまった年史、ありがとうございます。
私は、生物学的側面であの異なる見た目の違和感から素朴な疑問を持ちました。

お礼日時:2024/02/27 20:19

もともとの元祖ユダヤ人はアラブ人などと同じセム系の民族です。


それが世界に放浪した結果、そちらの民族と同化していったのです。もちろん混血です。
ですから、ヨーロッパに流れた人たちの子孫はヨーロッパ系の外見を、アフリカに流れた人たちの子孫はアフリカ系の外見をしているのです。そのまま現地に残った人たちの子孫は中東系の外見をしていますよ。
ユダヤ人とは、一般的な民族区分ではなく「ユダヤ教を信仰している人」のことです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほど。つまりユダヤ教はアラブで起きた宗教の混乱の一つに過ぎない、たまたまヨーロッパの白人に広まったから今イスラエルに集まっている人は白人っぽい人が多い。そう考えると見た目の違和感もスッと腹に落ちる気がします。
歴史の教科書紐解いても、細かい争いなどは説明してくれるが、私のような素朴な疑問にズバリ答えてくれるものありませんからね。

お礼日時:2024/02/27 20:40

アラブ人


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9 …

> アラブ人は旧約聖書に登場するアブラハムが妻サラの女中であるハガルとの間に生ませた長男のイシュマエルを祖とするイシュマエル人の子孫と称し、イサクの次男ヤコブの子孫であるユダヤ人とは別の民族になったとしている。

つまり、(実際のところはどうかは不明ですが)アラブ人とユダヤ人は「親戚」なのです。
そして、アラブ人と言えば主にイスラム教を信仰していて、一部キリスト教徒もいますが、イスラム教もキリスト教はユダヤ教から派生した宗教ですので、これまた「親戚」です。「親戚」といっても、キリスト教が成立したのは紀元0年付近で、イスラム教が成立したのは7世紀のことであり、どちらも紀元前には影も形もありません。
よって、「紀元前、ユダヤの人達がアラブ世界にポツンと存在していた」わけではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
皆様のお答えで大夫理解が進みました。ユダヤ教は元々アラブ人の物。ただ、ヨーロッパに広まったために今イスラエルに集う人達に白人っぽい人が多い。
現代日本人からすると、あの白人っぽい人達がいきなりアラブ世界にユダヤ教を設立したと思ってしまう。
誤解してる人多いんじゃないかなー。

お礼日時:2024/02/27 20:57

少なくとも紀元前1000年頃に古代イスラエル王国が生まれ、紀元前300年代に分裂して争いが繰り広げられ、最終的にローマ共和国に滅ぼされた、という事までは判明しています。


その時代に置いては今のユダヤ人の祖先がいたことになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
皆様のお答えで大夫理解が進みました。私は、見た目から生物学的に素朴な疑問を持ちましたが、あまり関係なかったようですね。

お礼日時:2024/02/27 21:08

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