アジアアロワナ尾腐れ病について

高背金龍が尾腐れ病にかかってしまい、現在治療中ですがどのタイミングで治ったと判断すればよろしいでしょうか？

ご存知の方、ご教授お願い致します。

No.1 回答者： cactus2 回答日時： 2024/03/01 09:33

尾ぐされ病は見れば進行状態が分かります。

尾ぐされの進行状態に
よりますが、発病初期であれば完治には約２～３週間掛かります。
中期や末期になると治らないか、治っても１～３ヶ月は掛かります
ので、発病状況によって完治期間が異なります。

また使用している薬剤が間違うと治りませんし、治療方法が間違う
と治りません。尾ぐされ病の場合で有効な薬剤としてはグリーンＦ
リキッド、パラザンⅮ、グリーンＦゴールドリキッド等です。
またオキソリン酸やニトロフラゾン等の抗菌剤が含まれている薬剤
が効果的です。

次が水温です。水温は常温では効果が出ません。最低でも２８度は
必要で、そのためにはサーモ付ヒーターの設置が必要です。
１日２度を限度として上昇させ、最終的には２８～３０度に上昇を
させます。一気に上昇させると魚を弱らせ悪影響が出ます。

水槽の水をカップ等に取り、その中に薬剤を投与して良く混ぜて、
静かに水槽に入れます。薬剤を入れる前には水槽内の水草やアクセ
サリーは全て取り出します。濾過機も停止してエアーだけが出るよ
うにします。濾過機のフィルターに活性炭がＨ組まれている場合、
活性炭が薬剤の成分を奪い取ってしまい効果が無くなります。
そのため濾過機は必ず停止させます。

薬剤効果は１週間です。１週間後に水を１／３だけ抜いて新しい水
を入れてから再び薬剤を規定量だけ入れます。この繰り返しで様子
を見ます。充血が見えなくなり進行が治まったら、次の方法をしま
す。

サーモ付ヒーターの作動は続け、薬剤の投与だけ終わらせます。
水を半分だけ抜いて新しい水を入れ、そのまま３日放置します。
これを３回繰り返した後に、全ての水を抜き新しい水を入れます。
この時に水槽や底砂利は丁寧に洗います。なお洗う時は洗剤は使用
してはいけません。出来れば食塩を洗剤代わりに使用します。

完治するまで絶食します。アロワナ程度の大型魚なら、３ヶ月程度
なら絶食させても死にません。通常通りに餌やりをすると、完治が
遅くなり、場合によっては死ぬ事もあります。