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あの・・・
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の神はもともと同じ
だって聞いたのですが・・・本当ですか?

A 回答 (6件)

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が進行の対象としている神は同一の神です。

ひどく大雑把に書きます。

三つの宗教のうち一番古いのがユダヤ教でヘブライ人(ユダヤ人)が信仰していました。(ユダヤ教が成立するまでにはそれなりの過程がありますがここでは省略します。)この宗教は珍しくも全知全能とされる神をあがめる「一神教」であり、ヘブライ人とその神の間には「神をヘブライ人はあがめ、神はヘブライ人に『神の国』を与える」という内容の契約が結ばれています。そうした経緯や内容を記したものが「旧約聖書」です。

そうした中で、「神の国が近づいた」として信仰刷新運動を行ったのがイエスで、彼はユダヤ人の信仰は形式主義に陥っていると非難したのです。その結果、イエスは十字架にかけられ死にますが、その後に「イエスは復活した」という信仰がおこり、ここに神は人間のために自らを犠牲にして新しい契約を示してくれたとパウロが理論つけして成立したのが「新約聖書」であり、キリスト教です。キリスト教では、父なる神・子なるイエス=キリスト・聖霊の三つは同じ神の三つの現れ方であるとしています。

で、もともとユダヤ教は地中海の東岸のエルサレムを中心としてパレスチナ地域から周囲にひろがっていたわけですが、上に述べたパウロやペテロがローマ帝国内で熱心に布教しローマ帝国自体の拡張もあって西ヨーロッパなどにもひろまります。

さて、アラビア半島のメッカに生まれ、隊商の長などとして活動していたムハンマド(マホメット)が地中海地域との貿易のなかでユダヤ教・キリスト教と接触、影響されて神の啓示をメッカで説きだして成立したのがイスラム教です。ムハンマドに神の啓示を伝えたとされるのは天使イブラヒームですがこの天使はキリスト教ではガブリエルと呼ばれています。クァルーン(いわゆるコーラン)はイスラム教の聖典ですが、もとはムハンマドの言行録です。またイスラム教ではユダヤ教徒とキリスト教徒を「啓典(聖典)の民」と呼んで同じ神を信仰するものとして認めています。なお、アッラーとはアラビア語で「神」という意味です。

つまり、この三つの宗教は同じ神を信仰していますが、その成立過程や広まり方が異なっていて信仰の内容はいくつかの点において違いがあり変わっています。そして主としてヨーロッパのキリスト教徒がユダヤ教・イスラム教を敵視して排斥したことから現代に繋がる宗教対立が生じています。

余計なことを長々と書きましたが、この三宗教の信仰する神は同一です。
最後に、これら三宗教の「神」と仏教で言う「仏」とはまったく異なる概念のものであり、まして「真理」の別名などではありません。また、日本、北欧、インド、北米、アフリカなどの地域で神とされるものもまたそれぞれ概念が違います。従って「神とは何か」という問いは、どの宗教の神のことかを明確にしない限り意味はありません。
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この回答へのお礼

大変丁寧に教えて頂き、ありがとうございます m(_ _)m
いったいこういう知識は何処で学んでいるのでしょうか?
素晴らしいと思います。

ここを借りて申し訳ありませんが・・・
レスして頂いた皆様 ありがとうございました m(_ _)m

お礼日時:2001/09/20 23:22

イスラム教の創始者ムハンマドは、大天使に会って、自分の使命を告げられました。


六信五行の中にも「天使を信じなさい」という掟があります。

その天使というのは、キリスト教で信じられているところの天使です。
で、イエスという人は、ユダヤの教えが堕落して教条主義的になったのをテコ入れした人なので、根本的にキリスト教とユダヤ教は一緒の神を持っています。

キリスト教が広まって、ローマに伝わると、中東の方にも当然布教されたでしょう。イスラム教が現れるより前に伝わってもおかしくないです。なにせ600年はあるんですから。
で、その宗教観を引き継いだのがムハンマドというわけです。

でも、中世ヨーロッパが、君主の権力を充足させるべく、また、教皇も権力をきわめるべく、戦いを挑んだりするのに宗教を大義名分にしたため、今ではなんだか、キリスト教・ユダヤ教対イスラム教という図式ができあがっていますけどね。
もっとも、中世のヨーロッパでは、キリスト教もユダヤ人を迫害していたんですが。(理由:イエスを処刑したのはユダヤ人だった)
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 神がもともと同じか、という質問でしたが、ルーツは同じとお答えしたいと思います。

3つの宗教の教典ですが、ユダヤ教の聖典は旧約聖書、キリスト教は旧約プラス新約聖書、イスラム教は旧約聖書がベースとなったコーランです。教えをまとめたものの起源が同じならば、おそらくもともと信仰されていた神も同じだったと思われます。
 ちなみに信仰する神ですが、ユダヤ教は唯一神ヤーヴェ、イスラム教も唯一神アラー、キリスト教は色々ありますが、三位一体の「父、子、聖霊」のうち、父がこのヤーヴェやアラーにあたるもののようです。
 聖地が共通してエルサレムとなっていることからも、もともと同じだったとみて間違いないでしょう。

 素人が長々とすみません。
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たしか、キリスト教はユダヤ教の中のひとつが広がっていったと聞いたことがあります。

紙はひとりではなく、教えはひとつではないでしょうか。

しかし、仏教の場合では、大日如来が他の如来に形をかえて姿を現すのだ聞いたことがあります。
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 あくまでも私個人の考え方ということで。


 神(仏)=「真理」だと思います。神や仏というものは,その地方,その宗教で呼び方が違うだけで,本当は同じなんだと思います。
 よく言われることに「万教帰一」か「万教同根」かとあります。私は「万教帰一」が世の争いをよんでいるように思えてなりません。
 人は土や水から生まれ,また土や水に還るのに,その伝え方伝わり方がちょっと違っただけで,このような世になってしまった・・・。

 神も仏もみんな同じです。隣の人の信じる神は神でないというから,争いがおこるのです。

 関係ない話ですが,イスラム圏内の国に入るには,自分の宗教を書かないと大変とか・・・。
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私は以前学校で


「キリスト教はユダヤ教を母胎として生まれた」
と言うような事を聞きました。

社会の先生が言っていたので多分間違えは無いであろうと思いますが私自身深く調べたわけではないので参考程度に見てくだされば光栄です。

イスラム教ですがこちらの話は聞いたことが無いの分かりません。力不足ですみません。m(_ _)m
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