佐藤優が曰くように、「反証主義を飛び越えた、哲学的には独断論となる場に真理がある」のですか？

佐藤優が、立花隆への追悼文を書いており、それより引用します。

＜私は、ポパーの唱えた反証主義は、制度化された学問（大学や学会での学問）においては、重要な手続きではあるが、反証主義を飛び越えた、哲学的には独断論となる場に真理があると考えているので、この点でも立花氏と見解の一致に至ることはなかった。＞

質問は、「反証主義を飛び越えた、哲学的には独断論となる場に真理がある」のですか？

No.3 ベストアンサー 回答者： スターバースト. 回答日時： 2024/09/05 10:33

「反証することが出来ない仮説のひとつとして死後の世界がある。

現時点では実験によって検証することが出来ず、将来においてもその方法を見出すことは出来そうにない。さらに理論的な基礎もないので、演繹的に導き出すことも出来ない。カール・ポパーの反証可能性に従えば、死後の世界を論ずることは科学ではないといえる。」

このような記述がありました。

多くの哲学者が同様のことを言っており、埒の明かない議論をすることは科学的でないということは最早常識ですね。そのことは、一往私も認めます。しかし、科学的仮説が＝真理かと言えばそうではなく、科学的には信頼性の高い仮説・理論ということになります。

従って、科学的なものが真理であり、宗教的なものがすべて嘘であるということには、私は哲学的にはならないと考えています。つまり、「反証主義を飛び越えた、哲学的には独断論となる場に真理がある」可能性を否定できないということです。

また、「反証可能性をもつ仮説のみが科学的仮説である」という仮説に反証可能性があるのか？何だか、分からなくなってきました。

この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうござました。
＜科学的なものが真理であり、宗教的なものがすべて嘘である＞とはいえないのですね。

お礼日時：2024/09/05 15:20

No.5 回答者： suzumenokox 回答日時： 2024/09/07 06:58

主観と客観の限界を超えた美学の世界。

その先に梵我一如的真理の世界が広がる。
ということのような気がします。

この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
＜主観と客観の限界を超えた＞ところにも真理がありそうですね。

お礼日時：2024/09/08 11:37

No.4 回答者： satoumasaru 回答日時： 2024/09/05 12:41

＞「反証主義を飛び越えた、哲学的には独断論となる場に真理がある」

これって否定も肯定もできない内容です。
少なくとも科学的な論法とは思えません。

この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
「反証主義を飛び越えた、哲学的には独断論となる場に真理がある」ということ自体、＜否定も肯定もできない内容＞なのですね。

お礼日時：2024/09/05 15:22

No.2 回答者： atoiti 回答日時： 2024/09/05 08:08

反証主義で真理に到達するまでに、人類の歴史は終わってしまいます。

それは制度化された、帰納法に基づいているからだと思います。
知識の過信に落ち入りやすいからだと思います

哲学的には演繹的な思考法が独断論と言うのかも知れませんね。
宗教的には悟り（真理）急にひらめく。と言うのかも知れませんね
反証主義を飛び越えているため理解不能になりますね
演繹的な思考法には「信」が重要になりますね

神学者とジャーナリスト、見解の一致はないと思います

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
ご説明は私の頭には難解すぎて歯が立ちません。
ゆっくり考えてみます。

お礼日時：2024/09/06 11:35

No.1 回答者： kantansi 回答日時： 2024/09/04 13:10

以下は、Copilotの回答です。

　

佐藤優氏の言葉を引用すると、「反証主義を飛び越えた、哲学的には独断論となる場に真理がある」と述べていますが、これは非常に哲学的な議論です。

反証主義は、カール・ポパーによって提唱された科学哲学の一つで、科学的理論は反証可能でなければならないとする考え方です。　つまり、理論は実験や観察によって反証される可能性があるべきだという立場です。

一方で、独断論は、ある特定の信念や理論が絶対的な真理であると主張する立場です。　佐藤氏が言及している「独断論となる場に真理がある」という考え方は、反証可能性を超えたところに絶対的な真理が存在するという見解を示しています。

この見解は、科学的な方法論とは異なるアプローチであり、哲学的な探求や宗教的な信念に近いものです。　つまり、すべての真理が科学的に証明できるわけではなく、反証不可能な領域にも真理が存在するという考え方です。

このような哲学的な議論は、個々の信念や価値観によって異なるため、一概に正しいかどうかを判断するのは難しいです。　あなたはこの見解についてどう思いますか？

この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
哲学的な探求や宗教的な信念に近い領域では、反証不可能である真理が存在する、ということですね。

お礼日時：2024/09/04 13:26