1つだけ過去を変えられるとしたら?

日本近代造船の礎(ヘダ号の建造)という本は、安政東海地震の大津波の影響で沈没したロシアの帆船の代替船(ヘダ号)建造に関する歴史書のようですが、55ページに日本式の六艇櫓の優位性が、次のように記されています。

「ヘダ号が日本式の六艇櫓を装備していたことに言及している。それほど六艇櫓は彼らロシア人に強いインパクトを与えたとういうことだろう。・・・(中略)・・・「櫓を漕ぐと、状況が良ければ、3.5ノット迄の速度が得られた。それで、我々は5月10日(露歴)ペトロパブロフスクにおいて、凪の下に敵の視界内を逃走する際、約18カイリを櫓によって航走し通した。このような櫓で漕ぐ場合、波浪の下では我々のオールに対して劣るが、平穏な天候の下では多大な優越性を有する。」
(私見:波浪の時は風が吹いているのだから、普通は帆走だろ。凪の時こそ人力頼りになるのだから、オールに対して六艇櫓が圧倒的に優位なことは揺るがない・・・と思いました。)

上記の事実に反して、歴史家の多くは日本と朝鮮半島を行き来した船に櫓が使われていたことを知らず、オールを使っていたと誤認しています。その最たるものは、古代船「なみはやプロジェクト」です。

日本の船に櫓が使われていたことは歴史的事実なのに、現代日本人の多くが、オールで漕ぐ船しか知らず、櫓で漕ぐ船の優位性を知らないのは何故なのでしょうか?

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A 回答 (3件)

>現代日本人の多くが、オールで漕ぐ船しか知らず、


時代劇などで、櫓で漕ぐ船が普通に出てくるから知ってると思いますよ。

六艇櫓……船の大きさにもよりますが、櫓は効率は良くても船尾に六艇が限界でしょうか

一方で櫂を利用する船は、古代ギリシャの三段櫂船など、一隻の船に170本の櫂と漕ぎ手がいたそうです。櫂は効率が悪くても船腹に櫂を並べて、数で推進力を増やす事ができるんですね。
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>現代日本人の多くが、オールで漕ぐ船しか知らないのは何故
現代日本人とは一般人を指し、歴史家や伝統文化関連者は含まないとします。
これは簡単で、オールやパドルの舟はよく見る(公園のボートとか、オリンピック種目とか。)けれど、櫓は伝統文化関係でしか見ないから。
何故通常みないか、というと、オールやパドルは一応誰でも漕げるけれど、漕ぎ方を知らないと進むことができないので、公園のボートで櫓はありません。

>現代日本人の多くが、櫓で漕ぐ船の優位性を知らない
櫓を知らなければ、櫓が有利、という認識はありえません。
また、櫓を知っていても、後進できないとか、立ち漕ぎなので波浪時は使用困難とか、推進効率以外では櫓は不利なので、トータルで考えれば、必ずしも櫓が有利とは言えません。
 現にヘダ号文献で、推進効率有利とは書いてあるけど、そのほかの項目で有利と書いてあるの?
 ※船の優位性とは、別に推進効率だけを指して使う言葉ではない。

>歴史家の多くは日本と朝鮮半島を行き来した船に櫓が使われていたことを知らず
今度は、歴史家という逸般人の場合。
東殿塚古墳の壁画は、どうみても櫂。
練櫂の向きから、右側が前で、それ以外の櫂は前を向いているから、櫓ではなく櫂。櫓なら、全部を練櫂のように書くはず。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/28/7df79 …

>上記の事実に反して、歴史家の多くは櫓が使われていたことを知らず
印象操作に該当。
上記の事実、というのは、
・推進効率では櫓が有利。
・江戸時代には日本に櫓が存在。
の2点。
日本に櫓が存在するということが文献で確定できるのは平家物語(義経が逆櫓を拒否、という記述。)であり、日本での櫓の使用は諸説あれど、奈良~鎌倉初期。年代をさかのぼるのなら、それは事実でなく、新説。
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愚かな歴史家擬きの事は無視無視です。



櫂(オール)は進行方向を漕ぎ手が観る事が出来ませんが櫓は見れる
のが利点ですよね。
櫓は東アジア、東南アジアに普及しています、
魚の尾びれの動きからの着想だとか、海洋民族ならではですね。
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