人生最悪の忘れ物

なぜ同じ敗戦国のドイツは軍隊設置が認められたんですか?
なぜ日本は認められてない?

質問者からの補足コメント

  • ようは軍隊を持つのを否定してるのはアメリカじゃなく日本人そのものなんですね?

      補足日時:2024/09/04 22:33

A 回答 (15件中1~10件)

差出人:



こんにちは。
たくさん似たような回答がある中で、質問者さんもすでにちょっと別の観点にお気づきになったようですが、補足のために次のような回答ではいかがでしょう。
ポイントは、「軍隊に否定的なのはまさに日本人。何しろ、日本人として、実は日本人を信用できない・・・涙」 (他の方への回答にも記載した内容に重複することはお許しを)
 もちろん、軍隊に対する見方・考え方は複雑ではありますが、私(ちょっとしたミリタリーマニアのじいさん)から軍隊に抵抗感のある人の認識・感情として、次のように説明してみましょう。
 戦争、特に他国の利権に食い込むいわゆる侵略型の戦争には、通常、強力なリーダーシップが必要です。 いわゆる「独裁者」。
ヒトラー、ムッソリーニにせよ、最近のP氏にせよ、このような独裁的な体制がない限り 国内の反対が怖くて外に向かって乗り出すことはできません。
 ところが、太平洋戦争時の日本はちょっと違っていました。 もちろん、中国大陸やアジア各地の独立性が弱くて欧州列強に食い荒らされていたなどの実態はあるものの、 日本にはほどほどに民主的な体制があり、そこそこに言論も自由であった状況のもとで進出が始まり、後に言論統制がひどくなったものの、それでも「独裁者」がいたわけではありません(あの東条英機も途中で総理大臣になり、途中で退陣・・・・)
過去の書籍を読み、また、実際の戦時経験者の話を聞いて私が持った印象は・・・・ とにかく日本人は「多数意見に流されやすく」、「一度流されると少数派をいじめる」(いじめられることにも弱い)という体質と、その結果「ひとたび多数意見となると恐るべき暴力も実行してしまう能力がある」・・・ということです。
 上は国会・内閣でも、下は学校・町内会・隣組でも同様なことが起きる。 (実は私の身内にも、戦時中の隣組で強いリーダーシップを取ったが故に一時は尊敬を集め、しかしその結果、いささか残酷ないじめ行為につながった人がいたことを知りました)
 もうご理解いただけたでしょう。 他国にも複雑な事情はありますが、とにかく「戦争は独裁者のせい。独裁者さえ作らなければ歯止めが効く」として再軍備や武器輸出にも舵を切れるのですが、日本ではこの理屈は適用できない。 日本人が流されやすく信用できないために、どこに歯止めを持ったらいいかわからず、「軍隊は持たないという原則」(だけど実態は・・・)「武器は輸出しないという原則」(だけどそれでは問題が・・・)というあいまいな判断をせざるを得ない (この行動がまた日本の中での信用を失っていく 涙)
 私も現在の国際情勢には悩ましく、防衛力についても忸怩たる思いがありますが、他方で、このサイトの他の方の意見にもあるように 「我こそは正義」「他国が脅威」を声高に叫び「これがわからない奴らはバカ者」と罵る傾向が見えるにつけ、少々悲しく、あの時代を繰り返さないためには時流に逆らって無防備なくらいの歯止めも必要とも感じています。
 いわば、このような例が軍隊反対者の考え方のかもしれません。
さてさて、いささか長くなってしまいましたがいかがでしょうか。 お役に立てば幸いです。
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ドイツは欧州のど真ん中で、第二次大戦後のドイツは東西に分割されました。


つまり、東ドイツはソ連側(東側陣営)、西ドイツは米英仏側(西側陣営)に、強制的に組み込まれたわけです。そして東西ドイツは、東側陣営と西側陣営の最前線となりました。

もし、米英とソ連が、ドイツを分割統治せずに共同統治し、独立後は東西両陣営の軍事的緩衝地帯にしていたら、独軍の再軍備は認められなかったでしょう。
しかし、分割統治後も東西2国に分離して独立したのですから、軍事的にも両国が東西両陣営の最前線を担うことになったわけです。

日本の場合は、極東の世界の果ての島国ですからね。GHQ民政局が好き放題やりたい放題で平和憲法を押し付けたりできたわけです。

朝鮮戦争勃発後の米本国とGHQの参謀本部は大いに困ったことでしょう。何とか自衛隊を組織させることには成功しましたが、平和憲法はそのままですからね。そのお陰で、米国は有力な同盟軍を今でも失ったままです。
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>なぜ同じ敗戦国のドイツは軍隊設置が認められたんですか?


ソ連という脅威があったからです。

なのでドイツに軍隊を置かないと、周囲の西側諸国が困るのでドイツは再軍備化されました。しかし現状、ヨーロッパの中でもっとも米軍基地が多いのがドイツで、この点でいえば「米軍が監視する前提での再軍備化」であることは間違いないです。
(基地数でいえばドイツのほうが日本より多いですが、陸軍施設なので小規模です)

>なぜ日本は認められてない?
地政学的に「アメリカの独立を直接脅かす場所」にあるからです。
また戦後冷戦構造に入ったときに、アメリカはアラスカでソ連と直接向き合っていましたので、ヨーロッパが東欧・西欧の衝突に備えるために最前線であるドイツに軍隊を置いたのとは状況が違っていました。

>ようは軍隊を持つのを否定してるのはアメリカじゃなく日本人そのものなんですね?

朝鮮戦争が起きた時、アメリカは「日本海が冷戦構造の最前線になるかもしれない」と考えました。だから日本に再軍備を求めたのです。幸いにして38度線が最前線なりましたが、戦争勃発時は「日本もドイツ同様に再軍備しないと西側諸国の守りが固められないかもしれない」とアメリカは思ったわけです。

しかし吉田茂の話のように「再軍備はしたくない」と日本側が言ったのも事実です。ただしこれは「吉田茂が再軍備をしたくなかった」わけではないです。

吉田茂が恐れたのは「朝鮮戦争に日本が参加することで、旧軍部の権力が復活すること」と「共産勢力の国内活動が活発化し、国内情勢が不安定になること」でした。
 
結果的に朝鮮戦争は38度線で終結し、アメリカとしては「日本の再軍備をコントロールしながら冷戦構造に日本を組み入れる」という方針を取り、日本は「軍備にお金をかけない分、経済復興にお金をつぎ込める」というWIN-WINの関係になったのが、今日まで日本に正式な国軍がないことにつながっていきます。

ただ1960年代・70年代と日本人が豊かになるにつれて「本当に軍隊が必要なのか?」という考え方が日本人に浸透したのも事実です。

実際、日本は内戦のための軍備はあっても対外戦争のための軍備って歴史的にあまり持ってこなかったのです。
 そして「対外戦争のための軍備は、必要が無くなったら解体してきた」という歴史的な経緯もあります。

なので個人的には「そもそも日本人には外国と戦争するための軍隊の必要性という認識がない(他国に比べて非常に認識が薄い)のではないか」と考えています。

他国の歴史は、他国や異民族との戦争の歴史で「勝ち残った民族が国家を作れる」わけですが、日本は歴史的にそうではないので「軍隊、外国と戦う」という認識が国民の間に薄いことが「日本人自体が軍隊を否定している」ことにつながっているのだと思います。
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なぜ同じ敗戦国のドイツは軍隊設置が認められたんですか?


 ↑
白人国家だから。

悪いのはナチスであって、ドイツ国家
ドイツ国民は悪く無い。
むしろ被害者である。

こんな理屈が通ったのも、白人だから
でしょう。



なぜ日本は認められてない?
 ↑
白人国家に二度と逆らわないように
牙も爪も抜いたのです。



ようは軍隊を持つのを否定してるのは
アメリカじゃなく日本人そのものなんですね?
 ↑
朝鮮戦争が始まり、誤りに気がついた
米国は、吉田内閣に軍備を要求しましたが
吉田茂は
日本復興の為には、軍需よりも内需だ
ということで
従いませんでした。

米国も自分が創った憲法ですから
強いことも言えず、引き下がりました。

民需に専念出来た日本は
見事な経済復活を見せ、経済大国に
のし上がります。
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2020年の吉田茂ドラマは、テレビ東京でした。

主演は笑福亭鶴瓶。
 ↓
https://www.tv-tokyo.co.jp/yoshidashigeru/cast/t …


NHKの吉田茂ドラマはもっと前でした(全5回)。
 ↓
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009 …

再軍備の話は第5回(最終回)

日時:2012年10月06日(土) 午後09:00 〜 午後10:13

タイトル:土曜ドラマスペシャル 負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~(5)<終>

内容・出演者:
再軍備を求めるダレス(チャールズ・グラバー)と吉田茂(渡辺謙)との激しい交渉の結果、軽武装、日米安保を土台とした講和路線が決定。一方、朝鮮戦争で戦線拡大に独走したマッカーサー(デヴィッド・モース)は、大統領との対立を深める。1951年9月、サンフランシスコ講和条約締結を終えた吉田は、たった独りで日米安保条約にサイン。心中は複雑だったが、帰国し称賛を受け、退陣を勧める白洲(谷原章介)の意見に…。
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1950年に朝鮮戦争が勃発し、アメリカは日本に再軍備化を要求してきましたが、当時の吉田茂首相が強く反対し、警察予備隊の設置で切り抜けたというのが事実です。

警察予備隊はその後自衛隊になりましたが、軍隊ではないという中途半端な位置づけのままです。


吉田茂が再軍備を拒否した理由は、当時の日本にそんな経済力がないこと、再軍備で朝鮮戦争に巻き込まれたり、旧日本軍の勢力が復活することを恐れたためということです。
数年前のNHKの特集ドラマでも、サンフランシスコ講和条約調印直前の再軍備問題に関わる駆け引き合併描かれていました。

結果として、占領解除後の経済復興に注力でき、朝鮮戦争特需もあって、その後の高度経済成長に繋がりました。
 ↓
https://www.gispri.or.jp/newsletter/199606-2-1

昭和天皇は、旧日本軍のような軍隊は嫌だが、独立国として軍備は必要という考えだったようです。もっともそれを口に出すことは絶対できない立場でしたが。
 ↓
https://www3.nhk.or.jp/news/special/emperor-show …
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日本が強すぎたからですよ。

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日本は戦争に負けて軍隊は解体された。


今の自衛隊は朝鮮戦争が勃発して
アメリカがやむなく設置させたもので、
それが今でも延長的に存在と聞く。
いうなれば、自衛隊は軍隊ではない。

日本は戦争終結後、軍隊解体と徴兵制が廃止に成り、
以後は平和憲法の下、不戦の誓いで
2度と戦争という悲劇を繰り返さずで
軍隊持たずですね。

それを自民党は破って何とか軍隊を得て
戦争の出来る国に出来ないか
ずっと憲法改正狙うが、未だ実現せずですな。

まあ、不戦の誓いと平和主義から
軍隊どころか
二度と戦争せず、

地上から戦争自体を
無くす努力が必要ですね。

だから戦没者追悼で
「安らかに眠ってください。
(戦争という)過ちは二度と繰り返しませんから」
になるわけです。
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アメリカの植民地だからです


今の日本国憲法だってアメリカの軍人が作った
しかも一週間で作りました
作ったのは憲法学者でも何でもない、ただの弁護士です
そのアメリカ
日本人がまさかここまで憲法を改正しないとは想像もしなかったでしょう
「しっぱいしちゃったぁ」と思ってるに決まってる
日本はアメリカの植民地として経済発展を遂げ、軍隊を持つことなく世界相手に商売をしてきた
本心だとアメリカは日本を中国に対する不沈空母にしたかった
でもアメリカ自身が作った憲法に、ちゃんと書いてる
日本は軍隊を持ちませんって
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うろ覚えですが・・・


かなり前に、米国は、日本に対して、自衛隊を軍隊にしたらどうか?と勧めてきたそうです。
でも、日本は、「自衛隊を軍隊にするとお金がかかる。日本は経済発展に注力したい。米軍さんが番犬になってくれているのだから、防衛はそれで十分だ」という考え方で、拒否したのだとか。
同じように、原爆を持ったらどうか?という米国の勧めも断ったとか。
どの書物に書いてあったか忘れてしまいましたし、真偽のほどは?ですけどね。
米国も日本も、それぞれ一枚岩ではないし、いろんな思惑もあるわけですけど、今のまま軍隊を持たないと、いつまでたっても、国際的にみたら、子供扱いのままでしょうね。
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