
A 回答 (9件)
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No.8
- 回答日時:
写真の論理に沿って、端折られた部分を繋いでみた。
一般的には
f(x+h,y+k)=f(x,y)+hfx(x,y)+kfy(x,y)+o(√(h²+k²))
と書くが
√(h²+k²)≦|h|+|k|
だから
|g(x,y)/(|h|+|k|)|≦|g(x,y)/√(h²+k²)| → 0
なので
f(x+h,y+k)=f(x,y)+hfx(x,y)+kfy(x,y)+o(|h|+|K|)
とも書ける。
したがって、次式
f(x(t+h),y(t+h))-f(x(t),y(t))
=fx(x(t),y(t))(x(t+h)-x(t))+fy(x(t),y(t))(y(t+h)-y(t))
+o(|x(t+h)-x(t)|+|y(t+h)-y(t)|)
からの変形になるが、右辺の始めの1,2項は、
x(t+h)-x(t)=x'(t)+o(h)
を使うと
fx(x(t),y(t))(x(t+h)-x(t))
=fx(x(t),y(t))(x'(t)h+o(h))=fx(x(t),y(t))x'(t)h+o(h)
などとできるが、3項は o(・・・+o()) となって面倒になる。
ここは#3と同様に平均値の定理から
o(|x(t+h)-x(t)|+|y(t+h)-y(t)|)
=o(|x'(t₁)h|+|y'(t₂)h|)=o((|x'(t₁)|+|y'(t₂)|)|h|)=o(|h|)=o(h)
とすればよい。すると
f(x(t+h),y(t+h))-f(x(t),y(t))
=fx(x(t),y(t))x'(t)h+fy(x(t),y(t))y'(t)h+o(h)
となり、求める式が得られる。
No.7
- 回答日時:
> なぜo(h)/h=0になるのでしょうか?
なりません。
o(h)/h = 0 ではなく、lim[h→0] o(h)/h = 0 です。
極限が何者だかは、流石に知ってるんでしょうね?
一般に、関数 F(t) に対して d/dt の定義は
(d/dt) F(t) = lim[h→0] { F(t+h) - F(t) }/h です。
緑線部の両辺を lim[h→0] すると、
その下の行の
(d/dt) f(x(t),y(t)) = fx(x(t),y(t)) x’(t) + fy(x(t),y(t)) y’(t) + 0
になるのです。
この末尾の +0 が、lim[h→0] o(h)/h = 0 です。
lim[h→0] o(h)/h = 0 となる理由は、 o( ) の定義です。
No.5 に「ランダウの o( ) の定義は覚えていますね。」と書きましたね?
前回質問
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/14088896.html
の回答に書いておいたのですが、忘れてしまったでしょうか。
o( ) は、ひとつの関数の名前ではなく、
o(F(x)) は lim[x→c] G(x)/F(x) = 0 となるような関数 G(x) の総称です。
lim を明示しない書き方なので、c が何だったか頭の中で把握しておかないと
話が意味不明になってしまいます。今回の場合は、lim[h→0] でした。
この定義から直ちに、緑線部の両辺を h→0 するとき
o(h)/h→0 となるのでした。
o(h)/h = 0 ではなく、lim[h→0] o(h)/h = 0 です。
No.6
- 回答日時:
h→0 のとき g(h)/h→0 となるとき g(h)=o(h) と定めるのだから
h→0 のとき o(|x(t+h)-x(t)|+|y(t+h)-y(t)|)/h→0 となるから
∴
o(|x(t+h)-x(t)|+|y(t+h)-y(t)|)=o(h)
だから
①
o(|x(t+h)-x(t)|+|y(t+h)-y(t)|)は赤線部のo(h)に等しい
h→0 のとき {fx(x(t),y(t))+fy(x(t),y(t))+1}o(h)/h→0 となるから
∴
{fx(x(t),y(t))+fy(x(t),y(t))+1}o(h)=o(h)
だから
②
青線部の
{fx(x(t),y(t))+fy(x(t),y(t))}o(h)
は
赤線部の
o(h)
とまとまって
{fx(x(t),y(t))+fy(x(t),y(t))+1}o(h)/h
となって
緑線部の
o(h)/h
になる

No.5
- 回答日時:
そこに書いてあるとおり、少し上のほうの
f(x(t+h),y(t+h)) - f(x(y),y(t))
= fx(x(t),y(t)) { x(t+h) - x(t) }
+ fy(x(t),y(t)) { y(t+h) - y(t) }
+ o( |x(t+h)-x(t)| + |y(t+h)-y(t)| )
という式へ、黄色線部の
x(t+h) - x(t) = h x’(t) + o(h),
y(t+h) - y(t) = h y’(t) + o(h)
を代入すると、
f(x(t+h),y(t+h)) - f(x(y),y(t))
= fx(x(t),y(t)) { h x’(t) + o(h) }
+ fy(x(t),y(t)) { h y’(t) + o(h) }
+ o( |hx’(t+h)+o(h)| + |hy’(t+h)+o(h)| )
= h fx(x(t),y(t)) { x’(t) + o(h)/h } ←③
+ h fy(x(t),y(t)) { y’(t) + o(h)/h }
+ o( |hx’(t+h)+o(h)| + |hy’(t+h)+o(h)| )
となります。
この式と青線部,赤線部のある式を比較すれば、
①
赤線部の o(h) は o( |hx’(t+h)+o(h)| + |hy’(t+h)+o(h)| ) を指している
ことが判ります。それが示せるでしょうか?
ランダウの o( ) の定義は覚えていますね。
G(h) = o(|hx’(t+h)+o(h)|+|hy’(t+h)+o(h)|) すなわち
lim[h→0] G(h)/o(|hx’(t+h)+o(h)|+|hy’(t+h)+o(h)|) = 0 であれば、
lim[h→0] |G(h)/h|
= |lim[h→0] G(h)/|h||
= |lim[h→0] G(h)/{|hx’(t+h)+o(h)|+|hy’(t+h)+o(h)|}|・lim[h→0] {|hx’(t+h)+o(h)|+|hy’(t+h)+o(h)|}/h|
= |lim[h→0] G(h)/{|hx’(t+h)+o(h)|+|hy’(t+h)+o(h)|}|・lim[h→0]{(|x’(t+h)+o(h/h)|+|y’(t+h)+o(h)/h|}
= 0・{|x’(t)+0|+|y’(t)+0|}
= 0
と計算できますから、
lim[h→0] G(h)/h = 0 すなわち G(h) = o(h) です。
②
{ } 内の式から h を括り出したときに
黄色線部の右辺の o(h) が青線部の o(h)/h になりました。
更に③の { } を展開すれば、①も踏まえて
f(x(t+h),y(t+h)) - f(x(y),y(t))
= h fx(x(t),y(t)) x'(t) + h fy(x(t),y(t)) y'(t)
+ fx(x(t),y(t)) o(h) + fy(x(t),y(t)) o(h)
+ o(h).
両辺を h で割って、
{ f(x(t+h),y(t+h)) - f(x(y),y(t)) }/h
= fx(x(t),y(t)) x'(t) + fy(x(t),y(t)) y'(t)
+ { fx(x(t),y(t)) + fy(x(t),y(t)) + 1 } o(h)/h
です。
{ fx(x(t),y(t)) + fy(x(t),y(t)) + 1 } は h について定数ですから、
{ fx(x(t),y(t)) + fy(x(t),y(t)) + 1 } o(h) も o(h) のひとつですね。
よって、
{ f(x(t+h),y(t+h)) - f(x(y),y(t)) }/h
= fx(x(t),y(t)) x'(t) + fy(x(t),y(t)) y'(t)
+ o(h)/h
と書けます。これが、緑線部です。
前回質問のときにも言いましたが、ランダウの記号は
ここに書いたような細かい lim の計算を書かずに済ますための便利な記法です。
o( ) と o( ) を合成する計算が「自明」で済ませられないのであれば、
使っても得はありません。
No.4
- 回答日時:
>ここで、平均値の定理と②から(x',y'は有界)
o(√(X²+Y²))=o(√(x'(t₁)²+y'(t₂)²) |h|)=o(|h|)=o(h)<
●「ここで、平均値の定理と③から」の間違いでした。
No.3
- 回答日時:
写真の論理はぶっ飛びすぎて理解不能(x,yにhが含まれる処理ができていない)。
下記を参照してください。1.
g(x)は有界とすると
o(f(x))= o(f(x))+ o(f(x))・・・・①
g(x) o(f(x))= o(f(x))・・・・・②
o(g(x)f(x))= o(f(x))・・・・③
x'(t)=dx(t)/dt などとする。
また、f(x,y)が(全)微分可能とはo記号で
f(x+h,y+k)=f(x,y)+hfx(x,y)+kfy(x,y)+o(√(h²+k²))
のことであるる
なお、x(t)が微分可能は
x(t+h)=x(t)+hx'(t)+o(h)
などと書ける。
2.
X= x(t+h)-x(t) , Y=y(t+h,v)-y(t)
とおくと、微分可能だから
f(x(t+h),y(t+h))=f(x(t)+X, y(t)+Y)
=f(x(t),y(t))+Xfx(x(t),y(t))+Yfy(x(t),y(t))+o(√(X²+Y²))
ここで、平均値の定理と②から(x',y'は有界)
o(√(X²+Y²))=o(√(x'(t₁)²+y'(t₂)²) |h|)=o(|h|)=o(h)
したがって、上式は
f(x(t+h),y(t+h))=f(x(t)+X, y(t)+Y)
=f(x(t),y(t))+Xfx(x(t),y(t))+Yfy(x(t),y(t))+o(h)・・・・④
となる。
3.
また、x,yは微分可能だから
X=hx'(t)+o(h) ,Y=hy'(t)+o(h)
である。
すると②から(fは微分可能だからfx,fyは当然有界)
Xfx(x(t),y(t))=(hx'(t)+o(h))fx(x(t),y(t))
=hfx(x(t),y(t))x'(t)+fx(x(t),y(t))o(h)=hfx(x(t),y(t))x'(t)+o(h)
同様に
Yfy(x(t),y(t))=(hy'(t)+o(h))fy(x(t),y(t))
=hfy(x(t),y(t))y'(t)+fy(x(t),y(t))o(h)=hfy(x(t),y(t))y'(t)+o(h)
これらを足すと①から
Xfx(x(t),y(t))+Yfy(x(t),y(t))
=hfx(x(t),y(t))x'(t)+hfy(x(t),y(t))y'(t)+o(h)・・・・⑤
4.
⑤を④に入れて、①を使うと
f(x(t+h),y(t+h))
=f(x(t),y(t))+hfx(x(t),y(t))x'(t)+hfy(x(t),y(t))y'(t)+o(h)
→
{f(x(t+h),y(t+h))-f(x(t),y(t))}/h
=fx(x(t),y(t))x'(t)+fy(x(t),y(t))y'(t)+o(h)/h
をえる。
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