
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
#1 さんがお書きになっているのは「過マンガン酸カリウム中のマンガンの価数」です。
御質問にある「過マンガン酸カリウムの価数」とは異なります。では,「過マンガン酸カリウムの価数」とは何かですが,酸塩基反応であれば「H+ を何個出す(受け取る)か」がその酸(塩基)の価数になり,酸化還元反応の場合は「e- を何個出す(受け取る)か」がその還元剤(酸化剤)の価数になります。
「過マンガン酸カリウム」の半反応式は酸性条件下と中性・塩基性(非酸性)条件下で次の様に異なります。
酸 性: MnO4(-)+8H(+)+5e(-) → Mn(2+)+4H2O
非酸性: MnO4(-)+4H(+)+3e(-) → MnO2+2H2O
これで解る様に,【酸性条件下】では電子5個を出して反応しますので【価数は5】ですが,【非酸性条件下】では電子3個を出す反応しかしませんので【価数は3】になります。
> 普通実験などに使われているのはどちらでしょうか?
上記の様に反応の目的によって条件を使い分けますので,どちらもあり得ますが,私の経験的には,酸性条件下での価数5の反応の方が多いと思います。
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