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欠損金→債務超過→減資の関係が良くわかりません。欠損金は、単に赤字と考えてはいけないのですか?これは、税法の用語なんでしょうか?債務超過もなんとなく赤字が溜まってきて、資本の部を食い始めているくらいの事ぐらいのあいまいな事しかわかりません。減資して累積損失を一掃などと新聞に出ていますが、累積損失と欠損金、債務超過の関係が良くわかりません。どなたか教えて下さい。できれば、税理士か公認会計士のかたがいたらお願いいたします。

A 回答 (2件)

累積損失はただ単に累積損失とは言いません。

何らかの限定を付けます。
累積損失であれば、A期からB期の累積損失と言うように限定された期間の損失額の累計を言う時にと使い、
欠損金は以前商法計算書類では資本の部を資本金・資本準備金・利益準備金・剰余金又は欠損金の部に区分するとされていましたが改定されて資本準備金・利益準備金・剰余金又は欠損金の部は資本剰余金・利益剰余金に区分されることになり決算書上ではなくなりました。
ある時点で利益剰余金がマイナスになれば欠損金ということはあります。
債務超過とはある時点の未処理損失(損益のその時点までの累積額から利益剰余金・各種積立金残高を控除した額)が大きくなり資本の部の金額がマイナスなったことで、
減資は資本金を減少させることで、目的は色々ですが、
”減資して累積損失を一掃”は正確に言えば”減資して未処理損失を一掃”と言うべき所を適当に書いていると言う所ですね。
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公認会計士のものです。



欠損金には税法上の(青色)欠損金もありますが、ここでいうのは一般用語のようですね。
1の方の言うように商法上の欠損金という用語はなくなりました。
しかし、概念としては、今でも考えられます。利益剰余金がマイナスの状態でそのマイナス部分を欠損金といいます。
この欠損金が大きくなり、利益剰余金、資本剰余金、資本金を食いつぶした状態が債務超過です。でも、単純に負債が資産を上回っている状態と考えたほうがより用語の意味に近くなります。
そして、利益剰余金がマイナスで、かつ二期以上にわたってマイナスがある状態を累積損失といいます。累積損失は実務用語であり、欠損金イコールの関係です。損がたまっているという感じで使われる定義のあいまいな用語です。

減資は資本金を減らすという商法上の手続きですので、上のものの延長線上に考えると混乱します。
減資で累積損失を一掃という意味は、資本金がプラス概念で累積損失がマイナス概念であるため、これらを相殺してしまうことを言います。
会計的にはあまり意味はありません。まあ、損失がたくさんある状態はかっこ悪いという感じです。
商法的にはいつまでたっても未処理損失がたくさんあるため、配当ができないので、これをチャラにして利益が出たら利益配当ができるようになる、という意味があります。

たとえば、資本の部が資本金100億円、利益剰余金のマイナスが70億円とした場合、累積損失を一掃とは資本金70億円を取り崩して利益剰余金の-70億円を貸借対照表から消し去るようなことです。すると資本の部は資本金30億円だけになります。
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