No.3ベストアンサー
- 回答日時:
「冷戦の終結はなぜ可能となったのか。
」→ソ連が崩壊したからという解法アプローチと解釈して回答いたします
「可能」というテーマの主旨をはかりかねてますので、的外れな答えになるかもしれませんので
できれば補足説明をお願いします
→なぜソ連が崩壊したか
(1)社会主義システムの破綻
(2)軍拡競争
(3)帝国主義の時代の終わり(民主主義の浸透)
と私はとらえますので、それについて説明申し上げます
(1)について
これは経済学的側面からの考察になります、経済のテーマに需要と供給の不一致の解決「資源の最適配分」というテーマがあります。
ここではイデオロギー的見方を抜きに、資本主義・社会主義をとらえると、資本主義では資源の最適配分を「神の見えざる手」という言葉に代表されるように市場を資源最適配分の担い手となっています。 一方社会主義ではそれを中央による統制「計画経済」とよばれる手段によって資源の最適配分を行っています。例えば、「これから国は電力需要のピークを迎えるからダムを作ろう。」とか、「来年は食料が○○万トン必要なので、○○万トン生産しよう」etc となります。このためには自国の経済状態を正確に把握しなければいけませんし、適切な計画を立案・遂行しなければいけません。 それを支えるための政府の従事者=官僚の質にも左右されます。短絡すると、〈官僚制の腐敗→経済の破綻〉=社会主義システムの破綻→ソ連の崩壊となります。
(これはNo、2氏の補足という形になりますが)
(2)軍拡競争について
先日、アメリカのレーガン元大統領が死去しましたが、アメリカではレーガンが「冷戦を終わらせた」という見方があります。
軍拡競争という言葉はもちろんアメリカとソ連間の軍事拡大競争のことですが。 「冷戦を終わらせた」という見方は、レーガンが在任中「海軍800艦構想」・「スターウォーズ計画」という言葉に代表される、軍拡を仕掛けソ連に勝利したというものです。しかし結果として、アメリカも「双子の赤字」(貿易・財政)という現実を抱えていましたが…
同時に核の軍拡も行われ、(1)の官僚制の腐敗によって国力に見合う軍事力の限界を見定められず、アフガン戦争の失敗も働きソ連は軍事費の増大という事態を迎えました。その結果、政府の財政的に破綻→社会主義では国家の破綻を意味する。となりソ連は崩壊しました。
(No,1/No,2両氏の補足になりますが)
(3)帝国主義時代の終わり(民主主義の浸透)について
ソビエト連邦が成立したとき世界には民主的な国家は少なく、社会主義を成立させたソ連は国は、人々にとって「相対的」に民主的かつ豊かでした。実態はスターリンの政治体制下では非民主的で多くの人々が犠牲になりましたが。
しかし自由主義経済の発展によりソ連よりも自由主義陣営の国民は豊かになりました。 社会主義は富というパイを人々が平等に分け与えることで貧困が解消されると考えましたが、アメリカのように富める者ともたない者の所得格差が数十倍であろうとも全体のパイが相対的に大きくなりることで、資本主義経済下でもたない者が生きていけなくなるということがなくなり、加えて自由主義陣営国家社会保障の整備により、資本主義国家の国民は少し豊かになりました。 こうなると、社会主義の支持者「労働者」にとってソ連は「相対的」に貧しい上に、国民を抑圧する国家となりました。 国民が社会主義体制を望まなくなったのです。
もし、20世紀末の時代、世界中が国民を抑圧する国家であふれていたらソ連は崩壊しなかったかもしれません。 ロシア国民が社会主義ではなく、自由主義(資本主義)を選択したという見方です。
以上をまとめますと
{(1)社会主義システムの崩壊}
↓
引き金となる、{(2)軍拡競争}による国家の破綻
↓
破綻しても、国民が「ソビエト」体制を望めば「ソ連」は残りましたが、{(3)民主主義の浸透}により国民は民主化を選択しました
↓
民主化の動き
↓
ソ連の崩壊
↓
「冷戦の終結」
~以上~
ソ連の崩壊に対する一つの見方、という前置きが付きますが、よろしいでしょうか
この回答へのお礼
お礼日時:2005/07/09 01:18
回答ありがとうございましたm(_ _)m
とても分かりやすい解説で終結までの流れが掴めました。
更に自分でもいろいろ調べたいと思います。
No.2
- 回答日時:
実験である、ソ連(東欧圏)での社会主義政策の失敗。
偉大なゴルバチョフ氏の存在。
不毛な核拡張。
第三勢力(中国・日本等の黄色人種)の台頭。
以上が主な理由です。
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