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No.5ベストアンサー
- 回答日時:
書き込み有難うございます。
>恐れ入りますが、どこからどこまでが漢字源流字典の翻訳でしょうか。
≪ ≫以外の部分です(文字でお伝えすると混乱しますのでコピー致します)。
ここから------
「郁金香」は元々は「鬱金香」「欝金香」と書きました。「欝」は「鬱」の異体字です。≪戦後の≫簡体字策定以後「鬱」「欝」の字は「郁」の文字を以って代用されるようになりました。
「鬱」の文字は会意文字≪といって複数の部品の意味を合成した字です≫。歴史は古く、意味が多くあり≪それを書ききれないのでかいつまんで以下;≫
約2000年ほど昔の篆刻文字で原形が有り、1800年くらい前の隷書体で完成されています。
a:醸す。
b:芳香を出す草花のこと。
c:チューリップの花。
d:植物などが繁茂・繁盛する。
e:香気が濃厚である。
f:文才豊かである。
g:憂愁。
h:地名で陝西省のこと。
≪ではどうしてチューリップの花を「鬱金香」と書いたのでしょうか。それは「鬱」の字の歴史が語っています。≫
「鬱」の上の部分の中間の缶は器や皿のことを表す。左右は良く茂った林のことです。ウ冠は(蓋を)覆い被せるの意です。下左の部品の鬯は香草で造った泡酒の意です。その下のヒ見たいな部品は臼の字の変形で人の二の腕を表します。その右の彡は香気が発散している様を表現します。
全体の意味は、二本の腕を用いて器の中にチューリップの花や香草を入れてしばらく発酵させて香りの良いお酒を造るの意になります。
古代の人はチューリップを打ち砕いて掻き混ぜて黒黍で造った酒の中に放り込んで蓋をしっかりとして弱火でぐつぐつ煮て香りを逃がさないようにして冷ましてから愛飲したそうです。
この芳醇なお酒を飲むと気分がよくなり元気が出て楽しくなりました。そこでこのお酒を「鬱鬯酒」=ウツチョウシュと名付けて神棚にお供えしたり客のもてなしに使ったりしました。
その主たる材料になったのがチューリップ≪だったわけです≫。≪古代の≫中国大陸には≪現代のような≫チューリップが咲いていた≪のかどうか不明ですが、いづれにしても≫香りの草として位置づけられていた≪ことは間違いなさそうです≫。≪そして≫貴重な植物であった≪と想像されます。≫
≪「金」の意味は概ね日本語に取り込まれている意味と同じですよね、きっと。≫
尊い、貴重である、稀である の意味もあります。
----
≪以下は想像です。
「金香」は、チューリップが貴重で稀な植物のうえに良い香りまたは得がたい匂いを発散していたのかもしれません、当時は。 そこで貴重な香りの意味で「金香」としたのか、「郁金」(=ウコン)というショウガ科のキョウオウ(姜黄)の根茎と関係が有るかもしれません。ウコン(キョウオウ)もチューリップの花や根茎は漢方薬の材料にもなっています。
今、わたしの目の前にはインドダージリン地方で購入したチューリップの花びらが詰まった缶があります。紅茶を入れた後にひと摘まみ放り込むと良い香りがするらしいんですがわたしはそんなロマン派ではないのでただひたすらオーイお茶!と叫んで飲むだけです(笑)。
匂いが氾濫している現代と異なり古代世界ではちょっとした香りでも貴重だったのかもしれませんね。
以上、謎が解けることを祈ります。中国製の「漢字源流字典」より翻訳(^^♪。≫
------ここまで。
追記;以上の如く、「鬱」と「金」の項目を、翻訳加筆訂正して第一回目の投稿を致しました。翻訳して全部書き出すとこの倍の量以上になってしまいます。
「漢字源流字典」は専門書店でなら日本でも手に入るかも知れません。絶対的お薦めです。お茶を飲みながら眺めているだけでも楽しいですよ。ISBNは、7-5080-2853-8 華夏出版社2003.1 発行です。
P.S.日本の本でもチューリップの意味で「郁金香」「鬱金香」「欝金香」と書いてあった書物を読んだことが有ります。簡体字以降「郁・・」になってしまい、文学的趣がなくなってしまい寂しい思いをするのは私一人でしょうか・・・。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/07/28 13:02
2度もお手数かけました。チューリップが酒の香りづけに使われていたとは意外でした。中近東原産の植物のようですが、中国での利用も古いのですね。ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
だんだんと謎が解けてきましたよぅ。
^^;)ウコンの話になっちゃいますが、
http://www.wylw.net/lunwen1/lw902609818171958.htm
上記にあげた中で、中国でも古くからウコンが混同されていたと書かれていますが、
その中のサフランとの混同については、
http://www.rakuten.ne.jp/gold/ykenkodo/ukon/stor …
の中で日本語で書かれていることによると、やはり、サフランが「鬱金」の形と符合する植物のようですね。
サフランの花も薬用になります。そこで、薬として花を使う「鬱金香」=サフランだったのでしょう。
チューリップもサフランに、まあ似ていますし、西方からの伝来ですから、同じ花として名前を借用したのでしょう。
参考URL:http://www.rakuten.ne.jp/gold/ykenkodo/ukon/stor …
No.4
- 回答日時:
話のついでに、沖縄でウコンは「うっちん」と言います。
中国と交易していた琉球時代に「鬱金」が言葉とともにはいってきて定着したのでしょうね。
No.2
- 回答日時:
こんにちわ(/は)。
>「郁金香」の語源は何ですか。
仰るとおり中国語が語源ですよね。
「郁金香」は元々は「鬱金香」「欝金香」と書きました。「欝」は「鬱」の異体字です。戦後の簡体字策定以後「鬱」「欝」の字は「郁」の文字を以って代用されるようになりました。
「鬱」の文字は会意文字といって複数の部品の意味を合成した字です。歴史は古く、意味が多くありそれを書ききれないのでかいつまんで以下;
約2000年ほど昔の篆刻文字で原形が有り、1800年くらい前の隷書体で完成されています。
a:醸す。
b:芳香を出す草花のこと。
c:チューリップの花。
d:植物などが繁茂・繁盛する。
e:香気が濃厚である。
f:文才豊かである。
g:憂愁。
h:地名で陝西省のこと。
ではどうしてチューリップの花を「鬱金香」と書いたのでしょうか。それは「鬱」の字の歴史が語っています。
「鬱」の上の部分の中間の缶は器や皿のことを表す。左右は良く茂った林のことです。ウ冠は(蓋を)覆い被せるの意です。下左の部品の鬯は香草で造った泡酒の意です。その下のヒ見たいな部品は臼の字の変形で人の二の腕を表します。その右の彡は香気が発散している様を表現します。
全体の意味は、二本の腕を用いて器の中にチューリップの花や香草を入れてしばらく発酵させて香りの良いお酒を造るの意になります。
古代の人はチューリップを打ち砕いて掻き混ぜて黒黍で造った酒の中に放り込んで蓋をしっかりとして弱火でぐつぐつ煮て香りを逃がさないようにして冷ましてから愛飲したそうです。
この芳醇なお酒を飲むと気分がよくなり元気が出て楽しくなりました。そこでこのお酒を「鬱鬯酒」=ウツチョウシュと名付けて神棚にお供えしたり客のもてなしに使ったりしました。
その主たる材料になったのがチューリップだったわけです。古代の中国大陸には現代のようなチューリップが咲いていたのかどうか不明ですが、いづれにしても香りの草として位置づけられていたことは間違いなさそうです。そして貴重な植物であったと想像されます。
「金」の意味は概ね日本語に取り込まれている意味と同じですよね、きっと。
尊い、貴重である、稀である の意味もあります。
----
以下は想像です。
「金香」は、チューリップが貴重で稀な植物のうえに良い香りまたは得がたい匂いを発散していたのかもしれません、当時は。 そこで貴重な香りの意味で「金香」としたのか、「郁金」(=ウコン)というショウガ科のキョウオウ(姜黄)の根茎と関係が有るかもしれません。ウコン(キョウオウ)もチューリップの花や根茎は漢方薬の材料にもなっています。
今、わたしの目の前にはインドダージリン地方で購入したチューリップの花びらが詰まった缶があります。紅茶を入れた後にひと摘まみ放り込むと良い香りがするらしいんですがわたしはそんなロマン派ではないのでただひたすらオーイお茶!と叫んで飲むだけです(笑)。
匂いが氾濫している現代と異なり古代世界ではちょっとした香りでも貴重だったのかもしれませんね。
以上、謎が解けることを祈ります。中国製の「漢字源流字典」より翻訳(^^♪。
No.1
- 回答日時:
ウコンというのが最近、特にはやってますね。
漢字だと、鬱金と書きます。
薬草として根を使う鬱金に対して、その仲間だと思われたことで、花を香料に使うので「鬱金香」と名付けられたけれど、実は鬱金香とはサフランだったとか何だとか。
http://www.wylw.net/lunwen1/lw902609818171958.htm
この中の1.の最後のあたり。^^;;)
日本語で書いてあるものは、これ。
http://www.i879.com/hana_j/PYA02.html
鬱の簡体字が郁です。台湾などでは「鬱」のままです。
まあ、ウコンがなぜ鬱金なのかは、わかりませんが。
参考URL:http://www.i879.com/hana_j/PYA02.html
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