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現在の車はマイナスアースが一般的と思いますが、一部には、プラスアースの車もありますよね。

電気的には、「決めの問題」でどちらでも同じような気がするのですが、プラスアースにするメリットって何かあるのでしょうか?

あるページで「プラスアースの方が錆に有利」という話が出ていたのですが、本当にそうなのか?どうも理解できません。

A 回答 (2件)

こんにちは。


個人的に思うことを回答します。ですから、車会社として
深い意味があって採用しているかという事までは分かりま
せん(笑)

まず、プラスとマイナスのどちらをアースにしようと、電
気的な決めだけであり、錆などに影響はないと思います。
それが本当ならばメーカーが全て採用しないはずが無いと
思いますが...どうなんでしょう

そもそも錆とは酸化であり、イオン化傾向が違えば電食に
より一方が腐食し易いと言うこともあるでしょうが、それ
はまた別の話のような気がします。

プラスアースは古い車に多く採用されていて、今ではミニと
か、日本車でも一部に(メーカーでは統一ではなく、三菱な
ど一部の車種のみ)残っています。その真意は分かりませ
んが、マイナスアースが標準となった今、事故防止のために
も減ってきているのは間違いないと思います。

製造の手間が変わるこも無いので、勝手に想像すると、電
気はプラスからマイナスへ流れるから、プラスアースにし
ておいた方がいい気がする!くらいなんじゃないでしょう
か(笑)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

> マイナスアースが標準となった今、事故防止のためにも減ってきているのは間違いないと思います。

確かに、ブースターケーブルでの接続時などのトラブルを減らすためにも、アース極性は統一されていくべきですよね。

お礼日時:2001/11/20 09:18

 電位差による腐食とゆぅモノがあります。


 これは鉄とアルミなどの異種金属をピッタリ密着させておくだけで、電子が鉄に移動し、鉄は電子を補充されるので電子をタップリ持つ水分と仲良くなり難くなり、一方アルミは電子を取られて水分と仲良くなるしかなく、ボロボロになります(‘50~‘60年代に一部のイタリア車で採用されたスーパーレジェッラボディとゆぅ車体は、鉄パイプの“ジャングルジム”にアルミボディを直接リベット止めしたモノでしたが、この車体構造を持つ一連のフィアット・アバルトは、ほとんどの場合オリジナルボディを失っています。これは、電位差による腐食でボディパネルが崩壊した為です)。

 この考え方を『犠牲電極』と言い、船舶などでは何十年も前から常識的に使われているサビ止め手法です(船では、海水に容易に溶けてなくなるアルミではなく巨大な銅版が使われます)。

 で、この犠牲電極に強制的に電気を流す(=電子を通す)と、サビ止め効果が促進されます。
 この装置はラスト・アレスターとゆぅ商品名で販売されており、潮風が強い港湾施設(石油コンビナートなど)では既に実績のあるモノです。
 自動車の世界ではいすゞ自動車が乗用車やトラック、バス用にオプション設定していた時期もありました。

 ここまでお読み頂いたらお判りの様に、プラスアースとする事は、車体に付けられたプラス電極の材質を工夫すればサビ止め効果があると考えられます(雨が多い英国では、かつてほとんど全てのクルマがプラスアースで、それなりの効果があった様です)。

 さて、プラスアースは現在では廃れてしまいましたが、その理由は・・・・

1.世界最大の自動車市場、米国の部品メーカーがマイナスアースを採用しているのでそれに習っただけです。
 米国の電装品メーカーがマイナスアースとしたのは、最初は専ら電気工学の慣例的なモノだった様ですが、車体全体をグラウンドとしますとボディが外部ノイズからのシールドとして働き、ラジオの受信状態やエンジンコントローラの作動安定性の向上が図れる、などの理由が今日ではあるのかもしれません。

2.もっと効果的な防錆装置が標準となったから、です。
 現在のクルマは、ほぼ例外無く亜鉛メッキ鋼板で車体を作ります。これは鉄板の表面に薄く亜鉛メッキを貼ったモノですが、この亜鉛層が犠牲電極として働きます。
 勿論、犠牲電極である以上鉄の犠牲になるワケで、亜鉛層は少しづつ崩壊していきます。しかしその間鉄板は安泰、とゆぅワケで、現在のクルマでは車体のサビに対し6年保証などが付けられているワケです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ちょっと難しい話ですが、何とか理解できました。

電池を使った一般の家電製品(例:懐中電灯)でも、普通はすべてマイナスアースなので、なんでわざわざ車ではプラス側をアースにするのだろう、と不思議に思っていたのですが、そういうことだったんですね。
大変参考になりました。

お礼日時:2001/11/20 09:30

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