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この2つの意味が、用語集なんかを読んだくらいではよく分かりません。
たとえば、安田信託銀行は減資と増資を同時に(?)行なうそうです。
こういうことをする意義ってどこにあるんですか?実務に携わったことがないため
なかなかイメージが掴めません。どなたか素人にも分かる説明でよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

減資は資本金を減らすことで、業績不振などの時に欠損金を償却するために、元の株主の責任で行ないます。


そして、欠損金が無くなり身軽になった段階で、改めて増資しをして、新たな株主から資金を導入して会社の体力を強くする方法を取るのです。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

お礼日時:2001/12/07 17:27

減資と増資の意味は、先の方が回答なされているので省略させていただきます。


何故、減資と増資を同時に行うのかということに関して私の考えを述べさせていただきます。

現在、市中銀行は全て、金融庁より問題債権の適性処理を行うように指導されています。問題債権の適性処理とは、問題債権のうち回収が不能な不良債権に対して貸倒引当金を積むということが主な処理となります。
1.当該銀行が貸倒引当金に見合う収益を稼いでいればその利益を回わす
2.貸倒引当金に見合う1の収益がない場合は含み益を実現化(株の益出売)を行い、その利益を回す
3.2でも貸倒引当金に相当する分がない場合は、当期の収益を損失処理とします。当期利益を損失処理とする場合、過去に積み上げた内部留保を取り崩す行為により、会社の存続を行います。減資という行為は、損失に対する内部留保の取り崩しに該当するものです。

当該銀行の必要とされる貸倒引当金の不足額 > 当期業務収益+資産売却利益
の状況から減資に追込まれているということだと思います。昨年までは株の含み益を実現化することで不良債権処理が行えていましたが、株価が下落しほとんどの銀行で株は含み損になり、資産含み損の処理も同時に行わなければならないことから、減資を迫られたものと思います。

同時に増資を何故行うかということは、減資により自己資本が減ると銀行の信用力がなくなります。このことから当該銀行の資金調達能力が低下するために、当該銀行の貸出能力が低下します。当該銀行をメインバンクとしている企業にとっては、銀行の信用力を回復させなければ、自分自身の資金調達能力に多大な影響を与えることとなります。
このため、これらの企業が増資に応じること(当該銀行の株を購入)となり、銀行の信用リスク低下を回避したということだと思います。
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