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主人が定年退職して、いつでも旅行に出られるようになりました。
そこで、ふと思い出したことがあります。
数年前、テレビの特集で、ある、旅上手の女性を紹介していました。
そのかたは、ご主人をなくして一人暮らし。いつでも旅にでられるよう、枕元にスーツケースを置いて寝るのだそうです。
旅行会社の「キャンセル待ちの会」に入っていて、とても安く旅行しているとのことでした。
「4日後のスペイン旅行、キャンセルがひとり出たんですが、いかがでしょう。」などと、旅行会社から電話がかかってきます。
彼女は「行きます」と即答して、支度を始めました。
「翌日」というのもあるようで、その場合はとても安いと聞きました。
このような、キャンセル待ちの会に入ってらっしゃるかたに、ぜひ、お話を伺いたいのです。
私は愛知県在住なのですが、セントレア発の旅行限定で、このような会が存在するでしょうか?
会費その他、詳しいことご存知のかた、よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

旅行業界で、長く海外旅行企画・販売の仕事をしています。

正直なところ、そんな会などないと思います。テレビ局の演出ではありませんか?

今から20年ほど前まではパッケージツアー用の団体航空運賃は最低でも20名、あるいは10名いなければ使えないという大変厳しい航空会社の縛りがありました。20名用の団体運賃は10名用運賃よりずっと安いのですが、募集しても19名しかお客様が集まらないとか、20名集まったのに出発間際になって1名の取消が出たとなると、その運賃は使えませんでした。ところが規則に従って10名用運賃で原価を計算するととんでもない赤字になります。

そこでツアーの販売価格は(例えば)35万円。そこで足らない1名分だけは「15万円でいいですが、明後日出発です。行ってくれませんか? 他の方には内緒でお願いします」と暇のあるお得意さんに情報を流すわけです。旅行会社にとっては最後の一人だけ安く叩き売っても最少催行人員の20名を達成、高い運賃を使わずに済む、というメリットがありました。内緒で、と言われても旅行中につい「あたし、こんな安い価格で来たのよ」と自慢したくなるもの。そんなことがあると旅行会社は他のお客様から「お金返してよ」と強い抗議を受けたものです。

まあ、そんな訳で一時はお客さんもハッピー、旅行会社もちょっとハッピーなんて時代があったのですが、今はそんなものはありません。航空会社は1名から催行可能なパッケージツアー用運賃を旅行会社に出していますし、旅行会社も買取でもない限り余った航空座席は航空会社にノーリスクで返却します。「キャンセル待ちで安く海外旅行が出来る」は都市伝説みたいなもの、ただの幻想に過ぎません。

業界人だからこんな情報を世間に知られたくないために防衛しているのではないか、とお疑いになりませんように(笑)。

業界のほかの関係者の方、消費者の皆様が他にご意見をお持ちでしたらお聞かせ下さい。
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この回答へのお礼

専門家のかたから回答をいただけて、感激しています。何度も読ませていただいて、「キャンセル待ちの会」は、存在しないということ、納得いたしました。
テレビ局の演出だったのかもしれませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 23:01

キャンセル待ちの会ではありませんが某大手の旅行社のサークルでチャータ便(国内・国際・列車・航空機問わず)で空席を格安で販売しています。


ただし東京発着のみです。
でもしょせんクチコミのベースです。
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この回答へのお礼

そういうサークルがあるんですか!?
東京発着なんですね。残念……
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 23:14

私も旅行業界のものですが、こういう話は聞いたことがありません。



No2様のご意見に全面的に賛成です。
昔懐かしいGV10やGV20の世界ならいざ知らず、今はそのようなことはないと思います。

強いて言うならば、チャーター便や、めったにありませんがブロックチャーター(定期便の座席の一部を買い取る仕入手法)の場合はあり得ますが、会員組織にするほどの頻度はありません。

あと考えられるのは、大手の会社の渉外営業の個所が独自に募集ツアーをやっていて、その集客が悪い場合です。
社内的な仕入に対するペナルティ(社内取消料)がありますので、たたき売る可能性はあります(本社などから見ると、本末転倒もはなはだしいんですが、いたし方ありません)。
これも、低頻度です。

No1様のように、顧客確保(囲い込み)のために返席間際のものを、お買い得品として個別にご案内することはあるかもしれません。
これは、デパートの友の会から年に何度か会員優待のご案内が来るのと似ていて、厳密な意味での「キャンセル商品」のたたき売りではなく、最初からそれように用意した商品の場合が多いです。
たまたま本当にあまっちゃって返すのがもったいない(成績にならない)物件があった場合にご紹介することもありますが、むしろ販売することよりも、お客様を引き止めておく目的の方が強いでしょう。
いつまでも引きずって、傷口を大きくしたくないので。

実際問題、No3様の仰るとおり、そんな間際では手配トラブルの元ですし、得るものは少ないです。
突発的にあるとしてもせいぜい2週間前ぐらいまでじゃないでしょうか。

大手中小とも、それぞれのやり方でお客様の情報を管理していますので、同じ会社(支店・営業所)で一定回数旅行なさると、そのご旅行の傾向から推測して次回のご旅行に向けたパンフレットなどをお送りすることがあります。
これも、個人情報保護法で、やりにくくなりました。
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この回答へのお礼

専門家の立場から、ご丁寧にお教えくださり、感動しています。とても勉強になりました。
「キャンセル待ちの会」など、あるはずもないこと、納得いたしました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 23:12

そのようなのは知りません。



例えば翌日可能と言うのはチケット発券的にも無理のように思います。

やろうと思えば技術的には可能でしょう。でも逆に参加者の手当てがつかない場合航空会社とホテルに前日キャンセルなのでかなりのチャージが掛かり、
それを繰り返していては以後取引が難しくなるわけで、リスクをおかしてまでするような代理店の将来は無いでしょう。
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この回答へのお礼

やはり、そんな会は存在しないようですね。
私の見た、あの番組はなんだったんでしょう……
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 23:03

こんにちは。


「キャンセル待ちの会」はじめて聞きました。

私は某旅行会社のの多頻度顧客ですが、「キャンセル待ちの会」が無い代わりに、
「あまった超格安航空券」を
「手仕舞い前に一報もらえる(航空会社に座席を返す前に格安で売ってくれる)」リストには載せてもらっています。
私のは無料です。
ちなみに「キャンセル待ちの会」を検索しても出てきませんでした。
ご参考まで。
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この回答へのお礼

「キャンセル待ちの会」は、どうも、存在しないようですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 22:45

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