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吉原は昔遊郭でした。
時代劇でよく三味線を弾いて踊るという光景がよく広がります。
しかし、料金はどれくらいなのでしょうか?

A 回答 (4件)

「浅草田圃に出来た新しい吉原」


1.妓楼にとって遊女は商品。故に等級をつけ、揚代に差をつけてます。
初期の遊女は太夫・格子・端の三階級しかなかったが、
時代が経つにつれ、格子の下に散茶、梅茶が設けられ、
更に太夫・格子の呼び名がなくなった頃には散茶の中でも呼び出し・昼三・付廻し と、細かく分類されてゆきました。
2.大まかに申しますと、花魁や傾城と呼ばれるのが高級遊女。
その下が座敷持ちと部屋持ちのベテラン。
その下が新造という若手。最下級が局見世等の安女郎。

★新造付呼び出し(花魁)は 最上級の遊女で、
揚代は一両一分
★呼び出し昼三(花魁)は 上級女郎で、
昼間の揚代でも三分以上
★座敷持ち(花魁)は 自分用と客用の部屋を持つ女、
揚代は二分
★部屋持ち新造(新造)は 部屋持ちの若い遊女で、
揚代は一分
★振袖新造 禿上がりの見習い遊女(赤い振袖)、
客は取らない。
★番頭新造 年季明け後も遊郭に残る。
花魁の世話役
★禿(かむろ) 花魁につく六歳~十四歳の
見習い少女
★遣手(やりて) 遊女・禿の監督や客扱いの
責任者
★茶屋女房 引手茶屋の女房。
★遊客の案内・世話など
★茶屋下女 引手茶屋に奉公。
★下働き

これらの女たちにもおひねりを渡すとなると、今では考えられないようなお大臣遊びだったことが分かります。

また、
★おはぐろ溝に面した河岸には、河岸見世(小格子)、
局見世(長屋)といった低級な遊女屋が並んでいました。河岸の女郎は揚代二朱、切女郎(時間(キリ)遊び)は一朱、てっぽう女郎に至っては一発百文ポッキリ。(と、吉原噺にもかいてあります)
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この回答へのお礼

かなり詳細にご回答くださいましてありがとうございます。

お礼日時:2006/02/28 20:35

こんにちは


安永4年の「吉原細見」(吉原の案内書)では、太夫(一級の遊女)の揚げ銭(遊び代)で銀90匁、格子級(2級)で45匁とあるそうです。1両=銀60匁ですから、だいたい1両2分。時代によりますが、米価換算で約10万~15万円でしょうか。時代が下がって1800年代では銀75匁となっていますが、米価が上がりますから同じようなもんでしょう。
このほかに、芸者代や料理代、総纏頭(そうばな=チップ 太夫の居る楼閣の全員に配る)などいれるとかなりの額になるかと。
さらに、吉原の場合は、太夫級は初見では遊べず、「初会」(話をするだけ)、「裏を返す」(同)、三回目でやっと「馴染み」として「床入り」ができます。したがって馴染みになるまでには10両くらいかかったそうです。ということは「本懐」をとげるまでには100万+アルファでしょうか。
ですから、金のない一般武士や庶民は3、4級の散茶、鹿恋(かこい=囲い女郎)と遊ぶか、非公認の岡場所で遊んだそうです。
ちなみに、「岡」とは、江戸っ子ことばで「他=許可なし」の意味だそうで、与力・同心が抱える私的な手下=岡っ引き、も同じ語意とのこと。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。なんか昔のお江戸を垣間見ているようで楽しいです。

お礼日時:2006/02/28 20:35

補足ですが、お相手に払うお金が8万。

そのほかいろいろチップや料理を入れて総額40万です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。めちゃカネがかかりますなあ。

お礼日時:2006/02/28 20:34

約40万円でございます。


ただ、違う地区にもっと安いところもあったようです。
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