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危険な放射性物質を吸着する専用の物質があるみたいですが、
原発事故などが起こった際に、近辺の地域に存在する物質の中で、危険な放射性物質をたくさん吸着している物質と、そうでない物質があるのでしょうか?

この場合、吸着=残留という事だと思いますが、原発事故など起こった時に、近辺の地域に存在する物質の中で、危険な放射性物質の残留量が多いのは、特にどんな物質でしょうか?

傾向などを教えてください。分かる範囲で良いのでお願いします。

A 回答 (2件)

廃棄物が液体である場合、イオン交換物質でしょう。


放射性が無い場合イオン交換樹脂を使いますが、放射性があると簡単に壊れてしまうので、「無機性のイオン交換物質」を使います。
ガスの場合は「分子篩」などで吸着させることになるでしょう。
固体は溶融ガラスに封じてステンレス容器(厚さ一メートルもの)詰めにすることになります。
最終的には皆「固体」に集めますので、溶融ガラスに封じてステンレス容器詰めとなるでしょう。
前回臨界事故があったときには付近の銅「十円玉」が中性子を吸収して、あとから中性子濃度を測定することが出来ました。
このような場合は中性子の「吸収断面積」の大きな元素があとまで影響が残りますが、「吸着=残留」にはなりません、放射性物質を吸着するのではなく、「放射線」を吸収するからです。
ですから、話は簡単ではありません。
そもそも「危険な放射性物質」とは一体どういうイメージでしょう。
危険な放射性物質と、危険でない放射性物質との差が分かっておられるのでしょうか???
m(_ _)m
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>そもそも「危険な放射性物質」とは一体どういうイメージでしょう。
危険な放射性物質と、危険でない放射性物質との差が分かっておられるのでしょうか???

すみません。多分良く分かってないと思います。放射線には、人体に対して有害な物と、あまり有害でない物があるらしいという理解です。

人体にとって有害度の高い放射線を発する放射性物質を「危険な放射性物質」と考えています。

放射性物質というのは、放射線を発する原子の事ですよね?中性子を浴びた原子は、原子崩壊を起こして自身が放射性物質になるのですよね?

原発事故の周辺地域に存在する物質の中で、特に、銅などが中性子を吸収しやすいという事でしょうか?
銅が中性子を吸収して、銅が放射性物質に変化するという事でしょうか?

お礼日時:2006/03/07 13:45

>放射線には、人体に対して有害な物と、あまり有害でない物があるらしいという理解です。


まず放射線と放射性物質(放射能を持つ物質)とを分けてください。
放射線には通常良く知られたα線、β線、γ線がありますが、α線は加速してやらないと「紙も通さない」、β線はアルミ箔を通す、ガンマ線は光の一種なので、エネルギーにより影響が違います。
これ以外に原子炉の中を飛び交う中性子、太陽から降り注ぐ様々な「中間子」、とらえるのがムツカシイ「ニュートリノ」、最近医療に使われ始めた「重粒子(アルファ線よりもっと重い原子核など)」様々です。
>中性子を浴びた原子は、原子崩壊を起こして自身が放射性物質になるのですよね?
必ずしも、そういう訳ではありません。確かにウラン238は中性子を受け取って電子を2回放出しプルトニウム239になります。
けれど、炭素12(普通の炭素)が中性子を吸収して炭素13(1%ぐらいある炭素)になっても、何の害もありません。酸素16が酸素17になっても無害です。
銅は63(69%)と65(31%)が安定ですが中性子を吸って銅64(半減期12.70時間)になると放射性ですのでその痕跡をJCOの事故の時調べて何処まで中性子がのの位の濃度(密度)で届いたか調べようという話になりました。

放射性物質:
周期表でビスマス209を超える元素には安定な元素種がありません。最近ビスマス209も宇宙より長い半減期でゆっくり壊れると言うショッキングなニュースが報じられましたが、この際は関係ないでしょう。
放射性物質の危険性はもっぱら「体内」に取り込まれたとき「紙も通さぬ」α線でも細胞膜は通しDNA等を破壊したり、原子力発電で生ずる放射性ヨウ素がヨウ素を大量に必要とする「甲状腺」に集まって「甲状腺ガン」等を起こす処にあります。
プルトニウムの場合はプルトニウム自体が「化学的に毒である」というやっかいな問題があり、これが非常に大きな問題です。かつて英国が核戦争を想定してその時代は植民地だったオーストラリアの砂漠にプルトニウムを撒いてその影響を調べたところ、その一帯は不毛の砂漠が一層危険になってしまいました。プルトニウムの半減期(壊れて半分になるまでの時間)はプルトニウム244で八千二百万年。現在作られているプルトニウムを上手く燃やしても(中性子と反応させて分解すること)既にたまったプルトニウムの処理には莫大なお金と時間が掛かります。
なので、今エネルギーの半分以上を原子力発電に頼っている日本は「子供たちに」その「処理を押しつけて」エネルギーの借金をして繁栄している。
「国債」や「年金と同じ」構造になっているのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

例えばJOCの臨界事故で、外に漏れた放射性物質が、吸着しやすい物質とかはあるのでしょうか?例えば、動植物に吸着しやすいとか、コンクリートに吸着しやすいとか、金属には、吸着しにくいとか・・。

JOCの臨界事故で漏れた放射性物質は、現在も、東海村に残留しているのでしょうか?現在は、どれ位、減少したのでしょうか?

トンチンカンな質問だったら申し訳ないです。

ご説明していただいた分を、ちゃんと理解できていると良いのですが・・。

お礼日時:2006/03/07 22:07

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