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析出速度を遅くするとなぜ大きな結晶ができるのでしょうか?また小さくするとなぜ小さな結晶になるのでしょう?

A 回答 (2件)

析出が遅い場合は、「結晶化←→再溶解」の平衡によって、初期に生成した


微結晶(=種結晶)のまわりに析出する為、大きな結晶が生じやすくなります。
(極微少な結晶の場合、成長するよりも溶解した方が熱的に安定ですが、結晶が
 ある程度以上大きくなると(→それでも微結晶)、成長した方が安定になる為、
 上記の平衡によって、「小さい結晶→再溶解」「大きい結晶→成長」となり、
 結果的に大きな結晶ができます)

一方、急冷する等して早く析出させた場合は、上記の平衡の寄与が殆どなくなる
為、上記に比較して細かな結晶が多数析出することになります。
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析出は結晶や容器などの表面で起こりやすいといえます。



また、結晶の成長にはある程度の時間がかかります。

したがって、既存の結晶の表面積の割りに、析出速度が速い場合には、既存の結晶表面以外の場所に結晶が析出しやすくなると考えられます。
そのため、結晶の成長が十分に起こらず、その代わりに小さい結晶が多数生じるのではないかと思います。

ひとたび結晶が生じれば、はじめは小さい結晶であっても、どんどんと成長して行き、特定の結晶だけが大きく成長することはなくなってしまいます。
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