ただ今、大和ハウスと積水ハウスのどちらかで家を建てようと思っています。
積水ハウス
1.基礎断熱
2.2階の床がALC(コンクリート)
3.屋根もACL
4.金額が400万以上大和ハウスより高い。
大和ハウス
1.床断熱
2.2階の床がコンクリートではない。
(大和の言い分として、リビングの上が寝室で、子供部屋の下がガレージなので、コンクリートにする必要はないとの事)。
3.屋根もALCではなく、スノーダクト。
4.金額が積水より400万以上安い。
このような条件で、どちらにすべきか悩んでいます。そこで質問なのですが、基礎断熱と床断熱の良し悪し、2階の床をコンクリートの必要性のあるなしを専門家、または実際に建てた方などにお伺いしたいです。よろしくお願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
どちらも、木造もS造も建てますが、木造での比較でしょうか?
積水も木造でALC床はあまり聞かないので、S造なのでしょうか??
できれば工法名・グレード名などが解ればもう少し、想像できるのですが・・・。
ごくごく、一般的な内容で、構造を関係なく考えると、基礎(床)の断熱に関しては、一般的に基礎断熱の方が床断熱よりも高性能になる(しやすい)と言えます。
基礎断熱の場合、床下は断熱空間となり、温度変化等の少ない安定した空間とすることができますので、断熱上は有利になります。
但し、一般論であって、床断熱でも、高断熱とすることは充分可能ですし、適切な断熱材が選定され、適切に施工されれば、問題は無いです。
逆に基礎断熱の場合は、きちんと防湿措置などをしない、安易な基礎断熱などは、床断熱よりも悪い状況となる場合も有り得ます。
業界の流れとしては、基礎断熱が徐々に増加している、というような状況でしょうか。
床へのALCの使用についても、特別、求められる訳ではありませんが、ALCを使用することによる、防音や防火上のメリットをどのように判断するか、それによるコストアップとどちらを選ぶか、という問題でしょうか。
ご回答ありがとうございます。
説明不足でごめんなさい。軽量鉄骨で建築する予定です。S造とは軽量鉄骨の事でよろしいのでしょうか?
業界の流れでは基礎断熱が増加しているのですね。大和ハウスの営業マンには、もともと基礎断熱をしていたが、床断熱の方が、すぐれた結果が出たため、床断熱に切り替えたとの事でした。けれど、その言葉に少々不安があったので質問させていただきました。床断熱でも、高断熱とすることは充分可能との事で、少し安心いたしました。
もしよろしければ、床のALCにした場合としなかった場合の防音の差がどの程度になるか教えていただければ、嬉しいです。
No.4
- 回答日時:
充填工法というのは木造に使われる方式で、外壁の断熱材が柱と柱の間に充填されているものです。
湿気が壁の中にはいってくるので、その湿気を外に逃がす通気工法とセットになって効果を発揮する工法です。この場合は、床下も通気するのが利にかなっています。だから床下断熱のほうが良いといいました。鉄骨造の場合も外壁の構造によって似たような形式が使われることがあります。外断熱工法というのは、文字どおり断熱材によって外側をすっぽり覆ってしまう方式です。これは気密工法とセットになって効果を発揮する方式です。
これは私の意見ですが、外断熱というのはヨーロッパを中心とする寒い地域で使われているものです。彼らは部屋の中に夏でも冷房をつけなくていも生活のできる環境で、暑さよりも寒さをどう凌ぐかを考えているわけです。一方日本のような暖かく、湿気の多い国では、寒冷地を除いては、コストに対してあまり効果があるとは思えない工法です。また、ヨーロッパの外断熱は良い意味でいいかげんですが、日本のそと断熱はほぼ完全人工環境を内部につくるような気密性をもっているので、室内環境を一年中一定に保っていないといけないといういみで、ほとんどオフィス環境に近いです。冬場は良いと思うのですが、夏場はランニングコストが高いと思います。ただ、最近、外断熱がはやりのようですね。ごめんなさい最後の方は個人的な見解です。
再度のご回答ありがとうございます。
すいません、返事が遅くなりまして。
北海道で家を建てる予定ですので、やはり暑さより寒さを凌ぐ事の方が優先されます。そう考えると、外断熱の方がいいのかもしれませんね。
分かりやすい説明、本当にありがとうございました。参考にさせていただきます。
No.3
- 回答日時:
断熱について
全体の断熱の考え方によります。充填工法的な考え方であれば、床断熱がよいです。ただし、通気工法的な配慮がなされていることが条件です。
全体が外断熱の考え方であれば基礎断熱(外断熱)がよいでしょう。
遮音についえ
遮音と震動を考える必要があります。遮音については、隙間がちゃんと埋まっているという条件で、ALCの方が有利ですが、木造床やデッキプレートでも、ロックウール等の吸音材がきちんと配慮されていればそれなりの質は確保できます。
震動については軽量鉄骨造や木造では浮き床構造を使ってない限りはあまり期待できません。震動は直下の部屋関係なく伝わります。NC値等の遮音性能がメーカーの仕様に明記されていない限りは保証されませんし、通常は明記されていないと思います。ただ、個人住宅ですので、そこまでシビアに考えるかということだと思います。
ご回答ありがとうございます。
充填工法的な考えだと床断熱がよいのですね。もし、よろしければ充填工法とはどのような工法なのか、教えていただければありがたいです。素人なので、知識がほとんどないものですから。
やはり2階床はALCにする必要はないのかもしれませんね。個人住宅ですし。
とても参考になりました。ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
私の方も、記載が不足していましたね。
S造=軽量鉄骨です。さて、床にALCを使用した際に期待される防音効果は、重量衝撃音(子供が飛び跳ねる音など)への対策と思われます。
木造や軽量鉄骨造では、床の剛性(堅さ)が不足するため、子供が飛び跳ねた振動が広範囲に伝達してしまい、ドシンドシンという音が家中に広がってしまいます。
これを低減しようとするためにALCを使用していると考えられます。
但し、使用されるALCは厚さ10cm程度と思われ、ALCのみで、明確な防音効果が得られるとは思えません。
ALCとその他の仕様(床材の性能など)を組み合わせていると思いますが、残念ながら、積水ハウスの仕様等が解らない(手元にパンフレット等も無い)ので、それによりどれくらいの防音効果が有るのかは解らない状況です。
積水ハウスの営業なりに問い合わせれば、ALCを使用する場合としない場合の防音効果の比較の資料なりを持っていると思いますので、問い合わせてみると良いかと思います。
たぶん、試験とかしているはずです。
遮音等級にこれくらい差が出る、というような資料があると思いますよ。
再度のご回答ありがとうございます。床のALCは例えばピアノの音とかというより、衝撃音に対するものなのですね。なるほど。積水ハウスに問い合わせてみます。二度にわたる丁寧なご説明、とても参考になりました。本当にありがとうござました。
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