
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
quiteはイギリス英語では非常に良く用いられるいわば「万能」語であることから、ある意味ではイギリス英語と言ってもいいのかもしれません。
一方、“very”の代わりにもっぱら用いられるという点に限定すればアメリカ英語と言えそうです。ただ、アメリカ英語ではquiteは”much less frequently used in conversation”とされているようです。(コーパス調査をもとにして、語彙や文法項目ごとの使用頻度の記述で有名なBiber et al.“Longman Grammar of Spoken and Written English”(1999年)による)。
気をつけなければいけないのは
(1)イギリス英語では
(1) quite rightの場合のrightのように「比較変化をしない」(すなわち、絶対的な意味を持つ)形容詞の前ではcompletely(全く、本当に)の意味で、
(2) 他方quite wellのwellのように「比較変化を許す」(すなわち、段階的な意味を持つ)形容詞の前ではfairlyやrather(割りに、まあまあ)の意味でveryより意味が弱いようです。
ただ、多くの形容詞がこのどちらの用法でも用いられるのが現実であることからして,
実際にはその区別は難しいようで、注意が必要のようです。例えば、”Quite original.”と言われれてどの程度喜んでいいかは、文脈や音調によるようです。また、「特に、中・上流階級では控えめに表現することが好まれ、quiteを使っていても実際にはveryやextremelyを意図することも少なくない」(『ウィズダム英和辞典』のquiteの「語法」(2))、というのもおもしろいですね。
(2)他方、アメリカ英語では “very” 一本の意味で用いられる、
傾向があるらしい点です。
>ポーランドでの現地採用の人が話す英語は“quite”という単語が頻発して理解しづらかった
⇒ 以上のように、イギリス・アメリカ英語といった地域的な違いだけではなく、イギリス英語では階級・階層での違い、さらに文脈や音調といった様々な要素でquiteの持つニュアンスにバライエティーがあるわけですから、現地赴任の方が「理解しづらかった」というのも想像にかたくありません。一歩アメリカ英語の影響から脱した地域に出かけると、ちょっとした言い回しでイギリス・アメリカ英語、あるいはWorld Englishes を体験・実感しますね。
ありがとうございます。
そうですね、単語一つで見てもその言葉の持つ意味合いに微妙なものがあるわけですね。
2,3年に一度、海外出張があるだけでは、その意味合いまでは、くんでいる余裕がないのが現実ですが。
大筋の意思疎通を図るだけで精一杯なもので…
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
イギリス在住のものです。イギリスの前にカナダにも住んでいましたが、どちらの国でもquiteは結構頻繁に使われています。例としてはim not quite ready yet(まだ完全に用意できてないよ。),its not quite right(何かしっくりこないな),kind of、と似たような使われ方が一番よく使われる例かと思います。話し言語なので、教科書ではあまり目にしないかと思います。
ちなみに、イギリス英語といえば、suppose。アメリカではguess。を私は一番に考えます。~と思う、のようないみあいです。
ありがとうございます。
world wideですね、この「教えて!…」も。
そうですか、個人的にこの単語には疎遠になってしまった様です。
suppose、受験英語、guessはラフな口語という印象がありました。
まぁ、受験英語で何でも、とりあえず一人で欧州へ出張に行けるのはありがたい事です。
No.1
- 回答日時:
quiteはイギリスでもアメリカでもネイティブ達は頻繁に使っているようです。
あるアメリカの英英辞典では、書き言葉でも話し言葉でも使う単語上位1000位以内には入っています。
しかし、アメリカでとても強い強調として使うquiteもイギリスではアメリカに比べると少し弱い強調として捕らえているようです。
因に、御存じのこととは思いますが、日本の教科書は99パーセントアメリカ英語を使っているので、まずイギリスだけの用法はI suggest that he should go there.のshoudぐらいしか教科書では習いません。
eitherやneither、canもアメリカで用いられている発音しか学校では使われないようです。
ありがとうございます。
そうですか、使われているのですね。
個人的には全く使わなくなっています。
って、海外出張の時にしか英語は使わないんですけどね。
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