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2000年の末に国語審議会でも氏名は英語圏に行っても、日本語のやり方で
「姓・名」とするのが望ましいという答申を出したと思います。
私自身、わざわざ英語表記に合わせて氏名を逆にするのは、好きではありません。
そうした場合、氏名のイニシャルも「姓・名」と表記したいのですが、何か今までと違う表記の仕方といったのがあるのでしょうか? わかりやすい書き方など。
それともイニシャル自体が日本の慣例で特に正しいという書き方もないのか、よく分からないので教えてください。

A 回答 (4件)

こんにちは。



まずは名前全体の表記ですが…

国語審議会がその答申を出した際に、検討委員会のメンバーの1人がより具体的に書き方の提案をしていました。「姓・名」の順で、姓を全て大文字で、名は頭以外は小文字で書くのがいい、というものだったと記憶しています。
つまり、鈴木一郎なら
 SUZUKI Ichiro が望ましいというものでした。

この書き方は、わりと理に適っているように思います。
「名・姓」の順で表記する米英でも、例えば人名事典や公的な名簿など、姓のアルファベット順に配列される必要がある時には、こんな風に書くのはごく一般的です。
 
 DALI Salvador あるいは
 Dali, Salvador

ですから、これを踏まえた上の提案は、英語圏の人たちにとっても違和感のないものだと思います。
hironchan氏も、このように表記されたうえで、必要に応じて(可能なら)言葉で説明を加えられたらどうでしょう。

ちなみに、中国語研究の高島俊夫氏の著作によると、姓名の順を逆にして西洋式にしたのは強制ではなくて明治の日本人が自発的に始めたこと、それからアジア人の名前の逆転は「文鮮明」がアメリカで「スンミュン・ムーン」と呼ばれている以外、例がほとんどない、とされています。
また、蛇足ですが、先の答申の際、「姓・名」の順で表記するという文化を発信していくことも文化交流のうえで大事なことだ、という意見がありましたね。

さて、それを踏まえたうえでのイニシャル表記ですが…
イニシャルを使うケースっていうのは実際のところたいしてないですよね。少なくとも、重要な場面ではイニシャルは使わないと思います。
私は昔アメリカに住んでいましたが、イニシャルを使ったのは、社内の書類の回覧(日本ならシャチハタを押すところ)、それから形式的な場面(何十ページもある契約書の形式的な説明の際に、読み合わせをして、確かに読んだ、という印をつける)ぐらいでした。
両方とも、私は姓・名の間にスラッシュをいれて、
 S/i (鈴木一郎、大文字/小文字)とやってました。もちろん誰からも何にも言われたことはありません。イニシャルというのはそもそもその程度のものでしょう。
(長くなって恐縮でした)
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ハンガリー人も「姓・名」の順ですね。


彼らのイニシャルも姓・名の順になっていると思います。

日本人はそもそもヨーロッパ語圏のようなアルファベットのイニシャルが必要なのかどうかから考えなくてはなりません。無理にアルファベットのイニシャルを使う必要もないんじゃないかな、と思います。というのは、英語圏ほど文字が多くないからです。

日本で独特に定着しているイニシャルとしては、「木村拓哉」→「キムタク」などがありますが、これをイニシャルと言えるかどうか・・・
まあ、慣例では、姓を全部書いて、名前をイニシャルにする、というのがありますから、Kimura. T.とかいう風にすることで「姓名」ははっきりすると思いますが、これだと木村太郎と区別がつかないことは言うまでもありません。それに、おさまりがつかない、というか、違和感を感じますよね。ですからひっくり返して、T.Kimuraになるんだと思います。

しかし、結局のところは、どっちで呼んでほしいか、ですね。シンジョー(姓)がいいのか、イチロー(名)がいいのか、ということでしょう。
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質問の回答と少し違うかもしれませんが


私は A,a を姓の大文字,小文字 B,b を名の大文字,小文字 とした場合
 イニシャルは B.A
 名前の英語表記は AAAAAAA Bbbbbbb
としています
もちろん英語表記は名刺にも使っています
ご参考までに
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 特に日本人は「郷に入れば郷に従え」の精神が旺盛で、「外国での販売を考慮して、国内での名称を変更する」という訳の分からないことまでやってしまう国民です。

たとえば、鉛筆の「トンボ」が、輸出される際に「トンボウ」になったようなものです。
 まあ、これが良いことか悪いことかはともかくとして、そのような国民性なわけですから、自分の名前を外国では外国表記にする、というのが日本人には合ってる気がします。

 しかし、出版社などによっては姓名を逆にしないところもあり、その出版社では、逆にしないことを推奨しているようです。その会社では「源頼朝はどうするのか?」と主張しているのだそうです(笑)

 文法的には英語表記法はそれほど歴史の長いものではなく、誰かがこうと決めているわけでもありません。
 それに分からなければどっちが名字か名前かを言葉で補足すればいいだけのことですから、俺としては、各人が主義に従って名乗れるよう、曖昧のままにしておいた方がいいと思いますね。
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