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狩野派の画家で東湖斎等栄という人を知りませんか?
東京の池上本門寺にある釈迦涅槃絵を描いた人だそうなのですが・・・
池上本門寺の涅槃絵の本当の作者を知っておられたら教えてください。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

 本門寺の作者については判りません。

事情については本門寺以上に知っているところはないでしょうから、そこが判ること以上を探るとなると、本門寺関係の古文書に直接当たるなどしないと難しいのではないでしょうか。

 一方、作者とされる東湖斎等栄については正しいかどうかは不明ながら若干情報があります。

 99年7月に渋谷の松濤美術館で観た「浮世絵師たちの神仏」という展覧会に「栗山等栄(堤等栄)」という画家の作品が展示されていました。
 これは千葉県鋸南町にある加知山神社というところに奉納された絵馬です。
 図録で見ると「栗山等栄」落款で東湖斎、とはないもののこれが彼の号だとすると同一人物の可能性はあると思います。
 図録の解説によればこの堤一門は東京~千葉辺りで数多くの絵馬を描いているようです。
 そしてこの堤一門の祖「堤等琳」は太田記念美術館の図録「歌麿と北斎 その芸術を支えた琳派・漢画系の絵師」によると、漢画系の町絵師、とされています。要は狩野派の流れを汲んでいるようです。
 しかもこの等琳は二代・三代を含め葛飾北斎との繋がりが深く、門人同士が交流していたり、北斎の娘と等琳(もしくはその弟子)が結婚していたり、等琳の家に北斎が住んでいたり、といった関係があったとのことです。
 そして、御存知のように葛飾北斎は日蓮の事績を絵にしている程熱烈な日蓮宗の信者です。
 一方、堤等琳でネット検索したところ、下記のURLが見つかりました。
 これは松永貞徳の研究らしく、あまりに長文なためチェックしてもどこに出ているか判りませんでしたけれど、おそらくここに登場しているものと思われます。
 ここでもテーマとして日蓮宗の話がキーになっています。

 これらを総合すると堤派と日蓮宗とは直接の証拠はないものの、かなり関連性があってもおかしくはないように思われます。
 日蓮宗にとって極めて重要な本門寺の天井画を描くにあたり、この堤派から選ばれた、という可能性は充分にあるのではないでしょうか。

参考URL:http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/bungei/11/tei …
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池上本門寺、釈迦涅槃絵、狩野派では、出てきました。


公式サイトもあるし、電話などで、直接、たずねてみては、いかがでしょうか。

東湖斎等栄では、探せませんでした。

この回答への補足

ありがとうございます。
池上本門寺にも直接問い合わせましたが、東湖斎等栄という画家の作ということなのですがその東湖斎等栄という人がどのような人なのかを調べたいのです。
狩野派の画家ということで狩野派の系図の調べてみましたが見当たりません。
そこで涅槃絵の作者が本当に東湖斎等栄なのかどうかとそうであればどのような人なのか何か資料でもないかと探しております。

補足日時:2002/02/18 10:10
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