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今「(日本においての)中流階級とはどのようなものか」というものを大学で調べています。色々な方法で調べてみましたがいまいちクリアに見えてきません。今、日本は二極化(超高給仕事&低賃金所得者)になりつつあり、中流階級はなくなりつつあると書いてありました。そのなくなりつつある中流階級者をどう表現していいものかわかりません。この分野に詳しい方、教えてくださると嬉しいです♪宜しくお願い致します♪

A 回答 (10件)

「日本においてとの」言う条件でしたら、一番簡単なアプローチは、「資本主義社会における 税制面からの経済的自立度合い」と考えて下さい。



資本主義社会においては、まず「高額納税者=上流」と言う概念は、理解し易いと思います。

逆にこの対極に位置する、生活保護受給者などの税の受益者=下流となります。
一億総中流と言う状態は、例えばこの「生活保護受給者比率が現在より少なかった」と言う観点から考えれば、答えに到達し易いと思います。

従い、ご質問の「中流」は、納税額と税受益がほぼ見合うか、やや納税額が税負担が上回るクラスが、中流と言えるかと思います。

マクロ的には、赤字国債の増加で財政が悪化し、行政による経済的自立支援が行き届かなくなったため、過去の中流が、現在は中流として踏みとどまることが出来なくなった結果と言えますね。

ミクロ的には、企業が中流をリストラすれば、
・上流はそのまま
・中流が減少
・下流が増加
となり、二極化します。

過去の日本の財政や経済とか、企業の能力などの基盤は、上流だけでは無く、豊富で優秀な中間・中流層以上で支えてたと言うコトです。
それが一億総中流と言われた時代です。

中流層が崩壊しだしたら、行政も経済的自立支援は出来ないので、増税せざるを得ず、増税は基本的には税負担者側の負担増ですから、中流層が更に切り捨てられて行くと言う、悪循環を生じることになります。
これにより二極化が加速します。

二極化の最大の原因としては、バブル経済下における拡大路線を、崩壊後に極端な修正を行ったことと、赤字国債の増大ですが、小泉政権下の労働規制緩和が、トドメを刺した格好です。

中流層と下流層を足して2で割っても、税負担者側にはなり得ませんからね。
労働賃金を引き下げたコトで、多少は失業率を下げたり、国際競争力を増すでしょうけど・・・。
バブル崩壊後も中流に踏みとどまっていた層のリストラや、中流層候補の新規採用を減少させました。
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こんにちは。



『一億総中流とは』 先ず,言葉の定義から起さないと、議論ができません。 

1960年代 から見られる日本の国民意識を指し、1970年代から1980年代に特に強くみられた。 1991年のバブル崩壊と同時に、一億総中流の社会も崩壊してしまったとする意見や、それによって反共産主義系の労働運動が追求した「全国民の中産階級化」の理想がついえたとする意見もある。

しかし、政府の『国民生活に関する世論調査』の中で「生活程度」についての意識調査の結果を見る限り、バブル崩壊後も現在に至るまで、日本国民から一億総中流の意識は抜けていない。 
(出典/抜粋:エィキペディア) 

> 今、日本は二極化(超高給仕事&低賃金所得者)になりつつあり、中流階級はなくなりつつあると書いてありました。
 
何をもって、『超高給所得者』と『低賃金所得者』と定義されるのか不明です。 分極化するというのは、社会主義運動家の常套用語として馴染んで来ました。しかし、戦後60年、そのような兆候はどこからも感じ取る事が出来ません。 

確かに、『バブル崩壊によってビッグバンが起る。 銀行も片手以内に数が淘汰される。』 日本経済は根底から造り変えられるといった『為にする議論』が横行したが、今は完全に終息している。 

どうも、日本において新聞、ラジオ、テレビといったマスメディアにポリシーらしきものを読み取る事ができない。 明治維新この方,批判の為の批判に終始しているように見える。 騒ぎを起こす事こそマスメディアの果たすべき唯一の役割とでも誤解しているように感じられる。 

もし、この世の中に『勝ち組』と『負け組』が存在するならば,マスメディアは一貫して『負け組の味方』ではなく、『負け組』そのものなのではないか。 そして、メディアの予想はこれまでも悉く的中して来なかった。 だから、これからも的中する事を期待しては酷である。 我々ひとりひとりが確固とした判断基準を構築して、物事の判断を行うべきである。 
  
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我流の解釈ですけれど、



「中流」というのは、「上流」(upper class)でもなく、「下流」(lower class)でもないことを指すのではないかと思います。

日本の場合、下流でも上流でもないから中流、としかいいようがなく、ゆえに、上流と下流の定義を行うほうが近道ではないかと愚考いたします。

ただ、それを収入のみにより判断するのも拙速でしょう。むしろ、教育や文化的なレベルを考慮すべきではないでしょうか。「ボロは着てても心は錦」「武士はくわねど高楊枝」などと、日本には金銭的なものを超越したところに価値を置く風土がいささかなり残っていると思います。

日本では、海外ほど明確に「下流」と位置づけられる人は少ないのではないか、と、まず考えます。
逆に、不動産や株式などの「不労所得」を有していて働く必要がなく、その代わりに人並み以上の教養を身につけ、伝統文化の育成などにその財を投じる人たちも少なく、それゆえ「上流」も少ないといえます。(現在の日本の場合は、どちらかというと、「後者」に該当する人が少ない、という面が大きいと思いますが。)

自分の場合、「安定した収入が得られず、生活に最低限必要なこと以上の文化的活動に投じるお金がほとんどなく、子女の教育などに不都合が生じる」のが下流、「不労所得を得る手段を有し、支出の多くを、教育や自身の文化的な活動に充てることのできる」のが上流かな?と、考えております。

あるいは、全国民を3層に分ける程簡単なものではなく、もしかしたら、収入と文化とを基準に、2次元的に分類するのも方法としてはありえるかもしれません。

藤原正彦氏の「遥かなるケンブリッジ」「国家の品格」など、お読みになると、何らかの手がかりが得られるのではないかと思いますのでお勧めします。
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まず「総中流階級」なるものが幻想であったか、というと、経済の不平等度を示すジニ係数は戦後一貫して非常に低かったことから、総中流階級といっても問題はなかったと思います。


ここ10年ほどはこのジニ係数はじりじりと上がり続けており、二極化が進んでいる、という指摘の根拠になっています。

この原因として、質問者の方は
> 知的財産を持つものと持たざるもの、特殊技術を持つものと持たざるものの価値を分けつつある
という指摘をされていますが、国際経済学ではこのことは、予測されてきたことです。

ごく簡単に、今、産業が三つ(H,M,L)あるとして、自国では H,M が、他国では M,L が存在しているとしましょう。この場合、他国と競争している産業は M だけです。
今、自国からの直接投資などによって他国の M 産業の生産性が上昇したとしましょう。すると自国の M 産業の賃金は下がりますが、H 産業の賃金はそのままか、場合によっては上がることになります。

日本のような場合は、H 産業は技術開発やその他の知的生産部門であり、M 部門は技術的にはブルーカラーに属するような部門です。

したがって、これも国際経済学から見ると、グローバライゼーションの一つの副産物、と見ることが出来ます。


尤も、LD事件や村上ファンドのような「ファイナンス=金儲け」は、この範疇ではありません。彼らのような人材は、アメリカでも80年代にはいましたが、経済全体を活性化させるというよりはむしろ、彼ら自身の懐を肥やすだけでした。
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たびたび失礼します。


この質問を読んで、ちょいとネットで調べた範囲ですが、確かに日本は総中流階級なんて見方ができたりするのですね。これが日本の労働の質の良さだったりするのかもしれませんね。ここのHP http://plaza.rakuten.co.jp/panatchi/4004 などのように「日本には上流階級は天皇家以外には存在しないな。」なんて見方もできたりしますね。イギリスなど、歴史的に西洋の多くは未だに階級社会の名残が尾を引いていて、それが社会に大きく影響を与えているのですね。アメリカの黒人が奴隷解放されたからといって厳しい状況、事情からは解放されないのと似ていますね。民主主義という理想に向かって進む途上であると言ったところでしょうか。でも、日本に限らず高校や大学への進学率の高いアイルランドやカナダ、韓国、スウェーデン(移民者を除けばアメリカもかな?)もある意味総中流社会ですね。
結局、一億層中流社会という言葉から受ける印象だけが残って、時に格差問題などと結びついたりして、本来意味とは関係のない意味で使われるようになって、多くの誤解を生んでいるという雰囲気ですね。
"言葉の一人歩き"ですね。

この回答への補足

非常に丁寧なご回答ありがとうございます♪実はイギリスとの比較もレポートとして作成していたので非常に勉強になります。もう一度質問しても宜しいでしょうか?『最近では、終身雇用と年功序列賃金という神話が崩れ、日本の人件費の高さがグローバル経済の足かせとなって、知的財産を持つものと持たざるもの、特殊技術を持つものと持たざるものの価値を分けつつあると聞きました。知的生産性の向上がホワイトカラーの課題となり、それを実現できないものは雇用機会を奪われる。政府の予算削減のより公共事業が減り、官需に頼った経済活動は沈滞していき、所得格差つまり貧富の差は今後拡大する。というのも違いのでしょうか?なんか頭の中ぐちゃぐちゃですみません・・・;;』

補足日時:2006/06/07 23:31
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すみません、コピー&ペーストで間違ったまま送信してしまったようです。


http://www13.ocn.ne.jp/~uk_fan/jpage/library/lb_ …

参考URL:http://www13.ocn.ne.jp/~uk_fan/jpage/library/lb_ …
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個人的な推測、予測の話ですが、そもそも一億総中流とは何かなと考えてみて、当時の日本の豊かさを示す為に、どこかの記者が外国と対比して言い出した事ではないのか?と考えました。


で、「イギリス、中流階級」で検索して、下記のようなHPが出てきましたが、参考にどうぞ。
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私的な知識ですが…


日本の中流階級というのは、高度経済成長を支えてきたサラリーマン層であると思います。かつて(バブル崩壊まで)の企業は終身雇用を保障し、労働者は社歴とともに給料が上がり、一家を養っていけたと…。
しかし、バブル崩壊後、企業は一転してリストラや能力主義(という名の賃金抑制策)を取り入れ始めます。社会の風潮も、個性尊重的な空気が生まれ、転職はキャリアアップするための手段、フリーターは夢をかなえるためのプロセスというような感じで、仕事に対する考え方が大きく変わりました。
そんなわけで、現在、世の中の労働者の中の、非正規社員(パート、フリーター、契約社員など)の割合が高まってきており、これが「中流階級がなくなりつつある」ということだと思います。(記憶では、こうした非正規社員は50%超???…忘れました。すみません)
さて、結論をはじめに書いてしまいましたが、当時の中流階級サラリーマンが、現在のサラリーマンと大きく違うのは、年齢とともに給料が上がる。すなわち、将来のライフプランが設計でき、精神的にゆとりがあったのではないでしょうか。もちろん、自分の生活を守るために、必死になって会社に尽くしてきたとは思いますが、先行き不透明な現在の我々からみると、企業に守られて安穏としていたように見えてしまいます(ゆえに中流)。
まあ、資本主義社会にいる限り、一握りの資本家(金持ち)と大多数の労働者という構図はかわらないわけで、今はやりの二極化も特に目新しいトピックではないのかもしれません。一億総中流というのも、考えれば乱暴な表現で、その日暮らしも大変な最下層の人たちの存在を無視した言い方です。二極のうちの一極、低賃金所得者が次代の中流階級としてひとくくりにされ、時代は回っていくような気がしてなりません。
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私はこのことに関する思想の一つが


甲殻機動隊のセカンドGIGの中に
「個と野と平列化の関わり、及びその欲求」という風に形を変えて
込められていると感じます

もし未だ検証されてないならば
一度参照されても良いやも知れません。

如何でしょう?

参考になれば幸いです。
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>今、日本は二極化(超高給仕事&低賃金所得者)になりつつあり



なりつつありますか?
高額所得者の数も、所得も増えていないようですが。単なるイメージでしょう。朝日新聞の読み過ぎではないですか?
若い世代の勝ち組と言われる人たちは、公務員や労働組合が強い大企業のサラリーマンです。

中流階級がなくなりつつありますか?????
目の前も、身の回りも中流階級だらけですが。

整理すると、、、

要するに、バブルが崩壊した1991年以降、人件費の抑制に迫られた日本の労働界は、中高年の団塊の世代のリストラを最小限にするために、新規採用を極端に削減した。
その時代に社会に出た世代は、いわゆる年功序列&終身雇用型のサラリーマンになる人は極端に減り、フリーターや短期契約労働者が増加することになった。
現在の所得格差の拡大傾向は、高齢者の比率が増加したこと(つまり高齢者は金持ち)であるが、今後は15年間に就職できなかった世代の所得格差が、同じ世代間で拡大すると思われる。(公務員や大企業のサラリーマン⇔フリーター)
現在は、好景気と、団塊の世代の大量退職を控え、新規採用は激増し、新卒予定者は複数の内定企業を以下に断るかが悩みの種となっている。
団塊の世代のリストラを抑えるために、団塊二世の新規採用を減らした。定職に就けなかった団塊二世は、親元で暮らしているため、ニートも出現。結婚と出産の減少など労働業界以外の社会的問題も多く発生した。
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